試合後、リング上で大の字になったヒロム。膝立ちになるとマイクを握る。
■高橋ヒロムのマイクアピール
「石森太二ーッ! 勝ったぞーッ! おい、石森、聞いてるか? 俺の勝ちだ。今すぐベルトを置いていけ……と~は言わねえよ。『SUPER Jr.』だからな。とりあえず『BEST OF THE SUPER Jr. 27』開幕戦は俺の勝ち。勝者、高橋ヒロムだーッ! 幸先いいぜー、愛知ーッ! (立ち上がって場内を眺めながら)おや? おやおや? おやおやおやおやおや? ほーほーほー、おやおや? これはこれは皆さん、久しぶりの新日本プロレス、10試合見て、相当お疲れなんじゃないですか? 大丈夫。俺は凄い疲れてるから、座らせてもらうよ(と言って、再び座る)。でもさ、いいよね。この今、この時のこの疲労感、これって最高に幸せだろう。プロレスやって、プロレス見て、疲れられるなんて、最高に幸せじゃねえか! こんなご時世だよ。こんなご時世の中、悪いけど、まだまだ疲れてもらうぞ。(再び立ち上がって)プロレスファンのみんな、覚悟しておけ! プロレスファンのみんな、覚悟しておけ! この1カ月間、俺たちが、凄え試合を見せまくって、ドンドン疲れさせて、最終的に昇天させてやるから、楽しみにしておけーッ! さあ、『WORLD TAG LEAGUE』、そして、『BEST OF THE SUPER Jr. 27』の開幕だーッ! もっともっともっともっともっともっともっとみんなでーッ! 楽しもうぜーッ!」
マイクを置いたヒロムは、エプロンに座ると「この試合は、勝ち点2の試合なんだよ。ふざけんな! 10点ぐらいくれよ」とカメラに向かって呟き、放送席のミラノさんから攻略本を返してもらい、花道を引き上げて行ったのだった。