第2試合は『BEST OF THE SUPER Jr. 27』公式戦、BUSHI(4勝3敗)vsDOUKI(1勝6敗)。互いにメキシコに特別な思いを持つ日本人同士の対決。しかし、現地での長い下積みを経て新日本マットにたどりついたDOUKIは、「BUSHIは“エセ・ルチャドール”」と敵意ムキ出し。対するBUSHIも昨年の『BOSJ』公式戦でDOUKIを下したあと、「オマエの苦労自慢はどうでもいい」とバッサリ。まったく相容れない両者が、今回も熱い火花を散らす。
DOUKIがゴングを待たずに奇襲攻撃を仕掛けるが、かわしたBUSHIはティヘラで場外に落とす。さらにトップロープを越えてDOUKIにウラカンホイップを決める。
BUSHIはDOUKIをリングに戻すと、ネックブリーカードロップをお見舞い。そしてロープに走るが、DOUKIはカウンターのスタンガン。
ここからDOUKIは場外戦に持ち込み、BUSHIを鉄柵に叩きつける。そしてBUSHIのTシャツを脱がし、それを用いて相手のお株を奪うチョーク攻撃。
DOUKIはBUSHIをバックドロップのように抱え上げ、そのまま急所を鉄柱に叩きつける。苦悶の表情のBUSHIはカウント19でリングにギリギリ生還。
DOUKIはBUSHIのノド元を踏みつけて「どうした!?」と挑発。そしてBUSHIをトップコーナーに設置し、マスク剥ぎを敢行。これはレフェリーが止めに入る。
DOUKIはBUSHIをボディスラムで叩きつけ、ラ・ランサを突き刺す。そして、挑発するように頭をはたいていく。
怒りのBUSHIはエルボーを返していくが、DOUKIは顔面かきむしりで動きを止める。続いて串刺し攻撃を狙うが、BUSHIはキックで切り抜けると、セカンドロープからティヘラを食らわせる。
さらにBUSHIはロープを用いたオーバーヘッドキックを決め、ミサイルキックをヒット。そして低空ドロップキック、DDTとたたみかける。
BUSHIはDOUKIをトップロープに固定し、サイドからミサイルキックを炸裂。そして、エプロンにDDTで叩きつける。
続くフィッシャーマンズスクリューを切り抜けたDOUKIは、イタリアンストレッチNo.32で捕獲。しかし、BUSHIは足を伸ばしてロープに逃げる。
ならばとDOUKIはデイブレイクを狙うも、BUSHIはカウンターのコードブレイカー。そしてDOUKIをセカンドロープに固定してバッククラッカー。さらにコードブレイカーで飛びつくが、受け止めて回避したDOUKIはイタリアンストレッチNo.32を決める。BUSHIはこれもロープエスケープで難を逃れる。
DOUKIは雄叫びを上げ、今度こそデイブレイクを炸裂。そしてスープレックス・デ・ラ・ルナを狙うが、BUSHIはサムソンクラッチ。
これを返したDOUKIは地獄突き。しかし、BUSHIは延髄斬り。だが、DOUKIも延髄斬りを返す。そしてロープに走るが、BUSHIはドロップキックをヒット。
ここでBUSHIはコードブレイカーを決めてカバーするも、DOUKIはカウント2でキックアウト。ならばとBUSHIはエムエックスを繰り出すも、かわしたDOUKIは巧みに丸め込み、技アリの3カウントを奪取。
試合後、DOUKIはBUSHIを指差して嘲笑う。BUSHIは頭を押さえて足をばたつかせる。これでDOUKIは2勝6敗、BUSHIは4勝4敗で優勝戦線から無念の脱落。