ここまで3勝5敗で、既に決勝戦進出の望みがないEVIL&裕二郎と、同じく2勝6敗で大きく負け越しているファレ&チェーズの『WORLD TAG LEAGUE』最後の公式戦。BULLET CLUB同士の対戦だ。
試合前はディック東郷を含めた5人でToo Sweet。ゴングが鳴ると先発の裕二郎がマイクを持つ。そして、相手のチェーズに向かって、「ピーター・イズ・カミング・ナウ! ピーター・カモン!」と叫んだ。ピーター好きのチェーズは気を取られてしまうが、これは罠。裕二郎はその隙きを突いて、チェーズにスクールボーイだ。
危うく3カウントを獲られそうになったチェーズだが、キックアウトすると裕二郎に向かって抗議。それをなだめた裕二郎は、自ら寝そべってフォールを要求する。しかし、これも罠。裕二郎は覆いかぶさってきたチェーズを逆に十字架固めで3カウントを狙う。
これもキックアウトしたものの、怒り心頭のチェーズ。裕二郎が差し出してきた握手も拒否だ。ならばと裕二郎はレフェリーと握手して、安心を誘う。そして、疑いつつも握手に応じてきたチェーズにガットショット。そして、EVILがすかさずコーナーパットを外した自軍のコーナーに叩きつけてしまった。
この暴挙の連続に怒りのファレがリングイン。裕二郎を金具が剥き出しになったコーナーに叩きつけてやり返す。続けてEVILも叩きつけようとしたファレ。だが、EVILは間一髪寸前でストップすると、突っ込んできたファレを金具に自爆させることに成功だ。
ファレを場外に排除した後、チェーズが立ち上がってくると、今度は自分の杖を渡した裕二郎。そして、チェーズにそれで頭を叩かれたふりをしてレフェリーを惑わし、戸惑うチェーズの隙きを突いてスモールパッケージホールドだ。
これをキックアウトしたチェーズはロープへ。しかし、今度は東郷が場外から足を引っ張る。そして東郷はスポイラーチョークを仕掛けようとする。だが、チェーズはチョーク攻撃を受ける前にレフェリーにアピール。
レフェリーが注意している隙きに裕二郎を激突させて、エプロンに立っていた東郷を排除。続けて裕二郎をスクールボーイで丸め込み、さらにレフェリーの目を盗んでロープに足を引っ掛けて押さえ込む。これで3カウント。BULLET CLUB対決は、ファレ&チェーズに軍配が上がったのだった。