第5試合は『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦、ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー（2勝3敗）vs鷹木信悟&SANADA（4勝1敗）。昨年度覇者のジュース&フィンレーは現時点で黒星が先行と苦しい戦い。一方、この『WTL』から本格始動のL･I･Jは単独首位と好調。ジュース&フィンレーとしては意地を見せたいところだが、果たして？
　鷹木はNEVERのシングルベルトを携えて入場。

　先発はジュースとSANADA。ロックアップからリストの取り合いを経て、SANADAはヘッドロック。続くロープワークの攻防の途中で、ジュースがフィンレーにスイッチ。そのフィンレーはSANADAにボディスラム。そして、ジュースがフィンレーをボディスラムでSANADAの上に叩きつける。
　続いてジュースがSANADAにブレーンバスター。そして、クイックタッチで相手の左腕を交互に攻め立てていく。さらにダブルフェイスクラッシャーを炸裂。
　フィンレーはジャーマンを狙うが、SANADAは着地。続くフィンレーの串刺し攻撃をSANADAがかわすと、鷹木が串刺しラリアット。そして、SANADAが低空ドロップキックをヒット。鷹木は場外でジュースを鉄柵に叩きつける。
　続いてL･I･Jタッグはフィンレーに合体のバックエルボー。そして、鷹木がフィンレーにセントーンから両足で踏みつけていく。
　今度はL･I･Jタッグがフィンレーのリストを二人がかりで攻め立てる。続いてSANADAはフィンレーに串刺しエルボーからブレーンバスター。そして、SANADAがフィンレーのリストを固定すると、鷹木が合掌から両手をフィンレーに落とす。
　鷹木はフィンレーにショルダータックルからブレーンバスター。鷹木はフィンレーに攻撃すると見せかけ、相手コーナーのジュースにエルボー。
　怒ったジュースがリングに入ると、L･I･Jタッグは連携の低空ドロップキック。そして鷹木はフィンレーをフロントネックロックで捕らえる。だが、フィンレーはパンチで切り抜け、両者は打撃合戦に。
　鷹木はナックルの連発。しかし、切り抜けたフィンレーはジュースにスイッチ。ジュースはL･I･Jタッグに打撃を乱発し、鷹木にはスパインバスター。返す刀でSANADAにはスピンキックをヒット。
　ジュースは鷹木に串刺しラリアットから、身体を浴びせかけるようなラリアット。続くフルネルソンバスターをこらえた鷹木に対し、ジュースはリズミカルにジャブを打ち込む。しかし、鷹木はディフェンスから龍魂ラリアットをお見舞い。
　スイッチしたSANADAにジュースが前方回転エビ固め。これを切り抜けたSANADAはジュースにパラダイスロック。そして、場内に拍手を煽ってから、ジュースに低空ドロップキックをヒット。
　さらにSANADAはTKOを狙うが、ジュースは切り抜ける。するとSANADAはセカンドロープからトンボを切ってバックに周り、ドラゴンスリーパーで捕獲。鷹木もフィンレーをドラゴンスリーパーで捕らえる。しかし、フィンレーが脱出。
　SANADAはフィンレーを場外に放り投げ、ジュースに串刺し攻撃を狙う。ここから技の読み合いとなり、SANADAはウラカン・ラナで飛びつくも、こらえたジュースはそのままパワーボムで叩きつける。
　次はフィンレーと鷹木のマッチアップ。フィンレーはロープワークからヨーロピアンアッパーカット。さらに串刺しエルボー、セカンドロープからのダイビングエルボーとたたみかける。
　突進してたフィンレーを受け止めた鷹木はブレーンバスターへ。しかし、フィンレーは着地し、変形バックブリーカー。
　ここからジュース&フィンレーは鷹木にトレイン攻撃。そしてドゥームズデイ・デバイスを狙うも、鷹木は切り抜け、同士打ちを誘い、二人まとめてラリアットでなぎ倒す。
　鷹木は「オイ！　オイ！」と雄叫びを挙げ、L･I･Jタッグはフィンレーに串刺し攻撃。さらに打撃の波状攻撃から、鷹木がパンピングボンバー。しかし、カバーはジュースがカット。するとSANADAがジュースを場外に投棄。
　続いてL･I･Jタッグはフィンレーにスカルクラッシャー（熨斗紙&カッターの合体技）。さらに鷹木がスライディングラリアットを決めてカバーするも、フィンレーはカウント2でキックアウト。
　ならばと鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、ジュースがカット。ジュースはリングに入ってきたSANADAにフルネルソンバスターを炸裂。
　続いてジュースは鷹木とラリアットの応酬。競り勝った鷹木は左右のエルボーからパンピングボンバーへ。しかし、フィンレーがカウンターのスピアー。
　フィンレーは鷹木に雪崩式ブレーンバスター。すかさずジュースがフライングボディプレスを決め、フィンレーがカバー。しかし、SANADAがギリギリでカットに入る。
　ジュース&フィンレーはSANADAにダブルのフラップジャック。さらに河津がけ&フロントキックでSANADAを排除する。
　フィンレーはACID DROPを狙うが、鷹木は切り返す。そして追走式ラリアットからパンピングボンバーを狙うも、フィンレーが逆にラリアット。しかし、鷹木は立ち上がってパンピングボンバー。
　だが、フィンレーも意地で立ち上がり、鷹木のMADE IN JAPANを切り抜けるとグランビーロール。これは鷹木が返すも、ジュースがナックルをヒット。すかさず、フィンレーがPrima Noctaを決め、最後はジュースがパルプフリクション。
　鷹木のピンチをSANADAが救出しようとするも、ジュースがエプロンからのキャノンボールを炸裂。最後はフィンレーがACID DROPを鷹木に決め、3カウントを奪取した。
　これでジュース&フィンレーは3勝3敗、鷹木&SANADAは4勝2敗に。

　
フィンレー「どうだ見たか？ 俺がシンゴから3カウント取ったんだ！ もちろんジュースのサポートがあったおかげだ。一人では無理だったと思う。単独トップチームのシンゴ＆SANADAに勝ってまた2点追加だ。このまま流れに乗っていこうぜ。俺たちの決勝戦進出は確実だ。保証するよ」
　

　
ジュース「この『WORLD TAG LEAGUE』の中だけじゃなく、新日本の数あるタッグチームの中で俺たちがイチバンだろ！ 自信持って行こうぜ！」
　
　

　
鷹木「（※アゴを押さえながら）オイ！ 最後、2対1だろ、オイ！ アゴが……。あの野郎、ジュース！ 何回も何回もナックルしやがってオイ！ ナックルはなぁ！ 反則なんだこの野郎！ 分かってんのか！ ただし！ 俺のグーパンチはいいんだよ！」

※SANADAはノーコメント。