第5試合は『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦、ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー(2勝1敗)vsグレート-O-カーン&ジェフ・コブ(2勝1敗)。昨年度覇者のジュース&フィンレーが、新興勢力THE EMPIREを迎え撃つ。
先発はジュースとコブ。ジュースはバックに回るが、コブは力尽くで振りほどく。するとフィンレーがジュースに耳打ち。
続いてジュースはリストを取るが、コブはパワーで自軍コーナー近くまでジュースを振り飛ばす。
今度はロープワークの攻防。コブがショルダータックルでダウンさせるが、ジュースもアームホイップで反撃。
続いてジュース&フィンレーはクイックタッチでコブの左腕を交互に攻め立てていく。
ジュースはコブの串刺し攻撃をかわすとアームホイップ。さらにジュース&フィンレーはコブにダブルのフェイスクラッシャーを炸裂。
フィンレーはコブの左腕を捕獲するが、コブは強引に持ち上げて叩きつける。スイッチしたオーカーンはフィンレーに耳そぎチョップ。さらに足をフィンレーの顔面に押しつける
次はコブがフィンレーにバックブリーカーを連発し、無造作に放り投げる。スイッチしたオーカーンはフィンレーの背中にハンマーパンチ。
フィンレーもパンチを返すが、オーカーンは奇声を発しながらモンゴリアンチョップ。続いてコブがフィンレーを抱え上げる。だが、フィンレーは切り抜け、ジュースにスイッチ。
ジュースはコブにリズミカルにパンチを連発。さらにラリアット。リングに入ってきたオーカーンにはマンハッタンドロップからスピンキックをお見舞い。
ジュースは手拍子を煽ると、トップコーナーからフライングボディアタック。さらに場外のオーカーンにプランチャを放つが、かわしたオーカーンは王統流二段蹴り。
ジュースをリングに戻したオーカーンは、エルボーを連発。さらにフロントネックロックで捕らえ、コブにスイッチ。コブはジュースに一本足頭突きからヘッドバット。
コブはジュースを自軍コーナーに運び、ストンピングを連発。次はオーカーンがジュースをフロントネックロックで捕らえる。ジュースはフィンレーにタッチしようとするが、オーカーンはそれを許さず、自軍コーナーへ。。
コブがジュースを捕獲すると、オーカーンはパンチを連発。さらにオーカーンはモンゴリアンチョップ。続いてジュースをコーナーに設置し、背中にモンゴリアンチョップ。ジュースが宙吊りになると、オーカーンはスライディングキックを放つが、ジュースは寸前でかわす。
スイッチしたフィンレーはオーカーンにヨーロピアンアッパーカット。さらにコブにドロップキックを食らわせると、返す刀で場外のオーカーンにプランチャをヒット。
フィンレーはオーカーンをリングに戻し、トップコーナーからダブルアックスハンドル。ここでコブが突進し、フィンレーにバックドロップを仕掛けようとする。だが、着地したフィンレーが逆にバックドロップをお見舞い。
フィンレーはTHE EMPIREに交互に串刺しエルボー。さらにオーカーンにはセカンドロープからフライングエルボー。
勢いに乗るフィンレーはバックブリーカーを狙うも、こらえたオーカーンは一本背負い。続いてTHE EMPIREはオーカーン、コブの順でフィンレーにサイドスープレックスを炸裂。
そして、THE EMPIREはダブル攻撃を狙うも、フィンレーは切り抜ける。そして、突進してきたオーカーンを、エプロンのジュースがうまく場外に落とす。
そのジュースをコブが捕らえるも、切り抜けたジュースはフィンレーと共に河津がけ&フロントキック。
ここでオーカーンがフィンレーにモンゴリアンチョップを連発。だが、ジュース&フィンレーはダブルのフラップジャック。さらにダブルのラリアットでオーカーンを場外に排除。
そしてコブにはトレイン攻撃から、ジュースがキャノンボール。続いてフィンレーはコブをトップコーナーに設置。だが、ここでオーカーンがジュースを捕らえてエリミネーター。
気づいたフィンレーがオーカーンに突進するも、オーカーンはエリミネーターの体勢に。だが、フィンレーはPrima Noctaで切り返す。
さらにフィンレーはコブにもPrima Noctaを狙うが、これはコブが回避。そしてツアー・オブ・ジ・アイランドを仕掛けるも、フィンレーは脱出し、Prima Noctaを食らわせる。続いてACID DROP を繰り出すが、コブはこらえると一気にツアー・オブ・ジ・アイランドを炸裂。これで3カウントを奪取し、THE EMPIREは3勝1敗に。ジュース&フィンレーは2勝2敗となった。
WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27
- 日時
- 2020年11月22日(日) 15:30開場 17:00開始
- 会場
- 長野・佐久市総合体育館
- 放送
- 観衆
- 838人
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第5試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
COMMENT
オーカーン「ひれ伏せ、前年度チャンピオン。今宵の宴は、まあまあ楽しかったぞ。これでワタリ(『WORLD TAG LEAGUE』)の支配も、近づいたな……」
ジェフ「(※しばらくの沈黙ののち)お前たち、まだ俺がTHE EMPIREに入った理由が気になってるのか? 理由なんてどうでもいいだろ。大事なのは結果だ。
時代の中心は、俺たちTHE EMPIRE(オーカーンのほうを見て)。俺はハワイ王国の代表だ。いつまでも過ぎたことにとらわれてないで、結果に注目しろ」
ジュース「はあ、上がったり下がったりだな」
フィンレー「なかなか上り調子とはいかないな」
ジュース「勝ったと思ったら次で負け。勝って負けての繰り返しだ。でも決勝戦に上がるためにも、もう1敗もできない。無敗のチームはいないし、まだ俺たちにも可能性は残ってるだろ。今日のメインイベントは、G.o.D vs デンジャラス・テッカーズ。あいつらは俺たちと並ぶトップチームだと思ってる。今日は勝てなかったけど、次で取り戻せばいい」
フィンレー「ああ、その通りだな。これ以上は負けられない」
ジュース「なんか、ジェフ・コブは嫌な感じのヤツになっちまったな。かなり危険な匂いがする。もはやホンタイ(本隊)にいた頃のナイスなアイツの面影は少しも残ってない」
フィンレー「俺たちのダチだった頃のあいつが懐かしいよ」
ジュース「敵に回して闘うには厄介な相手だ。顔にナプキン付けたアイツと顔を合わせたのはこれが初めてだった。ザ・グレート・グーグリー・ムーグリーだか何だか知らないが、あいつとはこれから何度も対戦することになるだろう。次の相手はファレ&チェーズか……」
フィンレー「油断はできない。残る公式戦、絶対に全部勝たないと。今日はハッピー・ビールはお預けだな……」