第9試合の『SUPER Jr.』公式戦ではBUSHI(4勝4敗)と、首位タイのデスペラード(6勝2敗)が激突。BUSHIは優勝決定戦進出の可能性が消滅しているが、最後で意地を見せたいところ。デスペラードとしては初のファイナリストに向け、なりふり構わず勝利をもぎ取りにくることが予測される。今年の『SUPER Jr.』の最終公式戦、その結末は果たして?
デスペラードはIWGPジュニアタッグのベルトを二本携えて入場。BUSHIはデスペラードを彷彿とさせるオーバーマスクでリングイン。
開始のゴング、デスペラードはロックアップを見せかけてキック。だが、BUSHIはうまくデスペラードを場外に排除し、空中技を狙う。デスペラードは腹ばいになって回避しようとするも、この動きを読んだBUSHIは立ち止まる。そして、デスペラードが立ち上がったところでトップロープ越えのティヘラをお見舞い。
続いてBUSHIはデスペラードを二度にわたって鉄柵に叩きつける。BUSHIはデスペラードをリングに戻すと、Tシャツを用いてチョーク攻撃。
今度は串刺し攻撃を巡る攻防から、BUSHIが逆上がり式のオーバーヘッドキックを狙う。しかし、デスペラードは切り抜けるとBUSHIを場外に連れ出す。そして、BUSHIを豪快に鉄柵に叩きつける。
デスペラードはもう一度BUSHIを鉄柵に打ち込み、放送席のミラノ氏のペンを奪う。そして、レフェリーの死角をついて、BUSHIの頭に突き立てる拷問攻撃。
BUSHIがリングに戻ると、デスペラードは相手の左ヒザにニークラッシャー、ニードロップ、フライングボディプレスと波状攻撃。さらにBUSHIの左足をロープに固定し、ヒップドロップを見舞ってニヤリ。
デスペラードはBUSHIをインディアンデスロックで捕らえ、ダメージを蓄積させる。BUSHIがロープに逃げると、デスペラードは外すと見せかけ、わざとヒザをBUSHIの左足に落とす。
BUSHIはエルボーで反撃するが、デスペラードはヒザへのキックで動きを止める。続くブレーンバスターを切り抜けたBUSHIは、DDTで反撃。
BUSHIはデスペラードの串刺し攻撃を切り抜け、ミサイルキックをヒット。そして、デスペラードをトップロープに固定し、セカンドロープからミサイルキック。続いてエプロンに急角度のDDTで突き刺す。
さらにBUSHIは鋭いトペ・スイシーダを二連発。デスペラードはカウント19でリングにギリギリ生還。
ならばとBUSHIはカナディアンデストロイヤーを狙うが、切り抜けたデスペラードはストレッチマフラーへ。だが、BUSHIは回転して外すと、追走式のドロップキックをヒット。そしてフィッシャーマンズスクリューからカバーするが、カウントは2。
BUSHIは自身のヒザを気にしつつ、コードブレイカーを狙う。これを切り抜けたデスペラードはサミングからエル・エス・クレロ。しかし、BUSHIが跳ね返す。
デスペラードは「クソが!」と叫び、ギターラ・デ・アンヘルへ。BUSHIが回避すると、デスペラードはレフェリーに向けて突き飛ばす。BUSHIは衝突寸前で踏みとどまり、振り向いたところでデスペラードがロコ・モノ。しかし、これを読んでいたBUSHIはかわすと、延髄斬りをヒット。
BUSHIはコードブレイカーを決め、さらにカナディアンデストロイヤーを炸裂。だが、カバーはデスペラードがはカウント2でキックアウト。
ならばとBUSHIはエムエックスを繰り出すが、デスペラードはスパインバスターで切り返し、ストレッチマフラーへ。
BUSHIは必死にロープに手を伸ばすが、デスペラードはリング中央に引き戻し、足を捻じ曲げる。そしてついにヌメロ・ドスを完成。BUSHIは無念のギブアップ。
この結果、デスペラードが石森、ヒロムと共に7勝2敗で首位タイで公式戦終了。そして、デスペラードは石森とヒロムに直接勝利を収めているため、1位で12.11武道館の優勝決定戦に進出することが決定。2位は石森に勝利しているヒロム。デスペラードとヒロムが今年のファイナリストに。