今年の8.29神宮球場大会でIWGPジュニア王座を懸けて戦ったヒロムと石森が、『SUPER Jr.』の開幕戦でいきなり激突。神宮球場大会では石森が勝利して、ヒロムからIWGPジュニア王座を奪っているが、2018年の『SUPER Jr.』の決勝戦ではヒロムが勝利している。
先に入場してきたヒロムは「BOSJ攻略本」と書かれた大きな本を持参。開くと、石森の写真が貼ってあり、「初代マッスルちわわ」と書かれている。その本を放送席のミラノコレクションA.T.さんに贈呈だ。
ゴングが鳴ると、石森が突進。これをかわしたヒロムはいきなりTIME BOMBを狙う。だが、これを逃れた石森はブラディークロス狙い。ヒロムが防ぐと、石森はティヘラを仕掛ける。だが、ヒロムはこれも許さずトラースキックを発射。
石森もこれを避けるが、ヒロムはガットショットで一撃。そして、石森をコーナーに振る。これを石森は振り返して突撃。ヒロムが両足を突き出して防御してくると、これをキャッチしてロープに引っかけて後頭部にキックだ。しかし、ヒロムもすぐさま低空のドロップキックで反撃だ。
さらに低空のドロップキックを側頭部に炸裂させて、石森を場外に転落させると、エプロンを走ってショットガンドロップキックを炸裂させる。石森は鉄柵に激突だ。その石森に対し、今度は反対側のコーナーからグルっと走って突っ込んできたヒロム。しかし、寸前でストップしストンピングを食らわせる。
そして、石森をリングに戻すとストンピングで追撃。続けて逆水平チョップを食らわせる。だが、石森はコーナーに振られたところでロープ間を移動。トップロープにジャンプしてスワンダイブを狙う。これをヒロムはプッシュして、石森を場外に転落させる。
そして、石森がエプロンに戻ってきたところでサンセットフリップパワーボムだ。だが、石森はこれを防御。ヒロムが間髪入れずにティヘラを仕掛けてくると、これを踏ん張ってキャッチ。エプロンにパワーボムで叩きつけてみせた。
ヒロムが戻ってくると首にエルボースタンプ。さらにネックツイストでダメージを与える。仁王立ちして挑発する石森に対し、ヒロムは逆水平チョップで反撃。石森もやり返し、今度は両者エルボー合戦だ。
この打ち合いを押し込んだ石森。だが、石森がロープに飛んだところで、ヒロムはカサドーラからのコンプリートショットで叩きつけてみせた。ここで一度間ができると、両者リング中央でラリアットで激突。
ヒロムが串刺し式ドロップキックを放つと、石森も追走して串刺し式ドロップキックでやり返す。さらに石森はフランケンシュタイナー。そして、ヒロムに突撃するが、ヒロムはカウンターのフロントスープレックスだ。
しかし、石森はコーナーに飛び乗ってこれを回避。その石森を捕まえたヒロムはファイヤーマンズキャリー。さらに肩車に移行し、そのまま前方に下ろしてロープに向かってプッシュ。石森もハンドスプリング式エルボーアタックを放つが、これをカウンターのジャーマンで切り返してみせた。
しかし、石森もすぐに立ち上がり、リバースフランケンシュタイナーで反撃し、再びコーナーのヒロムに突撃。ヒロムはこれをターンバックルフロントスープレックスで迎撃だ。そして、エプロンに移動していた石森を捕まえたヒロムはブレーンバスターの体勢に。
石森はこれをこらえてドリル・ア・ホール・パイルドライバーを狙う。ヒロムがこらえるとニーリフト。そして再び捕まえて、ドリル・ア・ホール・パイルドライバーをエプロン上で決めてみせた。
この荒技にさすがのヒロムも悶絶。場外でダウンしてしまう。だが、石森は攻撃の手を緩めずに、三角飛び式のラ・ケブラーダを発射。ヒロムはこれをキャッチして、ファルコンアローのように場外の床に石森を串刺しだ。
両者ダメージが大きいが、なんとかリングに生還。立ち上がると石森がラリアットを放つが、ヒロムはすぐさまドロップキックでやり返す。そして、ロープ際でもたれかかっている石森に、さらにドロップキックを放って追撃だ。
ヒロムはダイナマイトプランジャーで石森を叩きつけ、続けてTIME BOMBを狙う。だが、石森はこれを必死に防御し、二段蹴り。ヒロムもトラースキックでやり返すと、石森はニーアタックでやり返す。ならばとヒロムは突っ込んできた石森にラリアットだ。
そして、再びTIME BOMB狙い。これを石森は防いでブラディークロスを狙う。ヒロムがこれを防ぐと、カウンターのラリアットだ。石森はフェイントのショルダーバスターからのサイファーウタキ。そして、ラ・ミスティカからのYes Lockにヒロムを捕獲する。
ヒロムがロープに逃げようとすると、回転してリング中央へ位置を戻す。そして、Bone Lockへ移行しようとする石森。だが、そのタイミングでヒロムはロープエスケープだ。ならばと石森はもう一度ブラディークロスを仕掛ける。
ヒロムがこれを防ぐと、腕を掴んだままラリアットでなぎ倒す。そして、ヒロムを踏みつけてからブラディークロスだ。しかし、ヒロムはこれをアームホイップで切り返し、石森がショットガンドロップキックを放ってくると、カウンターのシットダウン式パワーボムだ。
さらにビクトリーロイヤルで追撃したヒロムは、TIME BOMBⅡの体勢に。だが、石森はこれを防いでドラゴンスリーパーに捕獲。その体勢のまま、ヒロムの首を自身の膝に叩きつける。そして、そこからヒロムを持ち上げた石森。
だが、ヒロムはこれもアームホイップで切り返し、そのまま石森をファイヤーマンズキャリーで担ぐと、ターンバックルへのデスバレーボム。続けて正調のデスバレーボムで叩きつけると、最後は必殺のTIME BOMB。石森もこれは返せず。ヒロムが3カウントを奪い、神宮のリベンジを果たし、勝ち点2を獲得した。