11.7大阪で行われる「スペシャルシングルマッチ」を控え、オカダとオーカーンが最後の前哨戦で対決。

　THE EMPIREが奇襲も、すぐにオカダ＆キッドが挽回。オスプレイをトレイン攻撃の餌食にし、キッドがセントーンで押し潰す。
　だが、オスプレイがキッドをロープに絡めて背中に膝蹴りを見舞い、ファイナルカットでマットへ叩きつける。その直後、オーカーンが場外でオカダを引きつけ、キッドが完全に孤立してしまう。
　防戦一方となったキッドを、オスプレイは執拗に挑発。しかしキッドは、カウンタードロップキックで逆転に成功。
　これでようやくスイッチしたオカダは、オスプレイに対してカウンターランニングバックエルボー、串刺しジャンピングバックエルボー、トーキック、DDTと畳み掛ける。そして、ツームストンパイルドライバーを仕掛けるが、オスプレイが脱出し、スイングネックブリーカードロップで挽回。
　替わったオーカーンは、串刺しラリアットをオカダの後頭部へ見舞い、背中にはモンゴリアンチョップを浴びせる。そして、コーナーで逆さづりになったオカダの頭部を低空ランニングフロントキックで撃ち抜く。
　次にオーカーンは、モンゴリアンチョップ3連発、ココナッツクラッシュで追撃していくが、オカダはフラップジャックで逆襲。するとオーカーンは耳を攻撃していくが、オカダがドロップキックで吹き飛ばした。
　キッド対オーカーンとなり、キッドがエルボー連打、ショルダータックル。だが、次のブレーンバスターはオーカーンが抵抗し、変型ショルダースルーで投げ飛ばす。
　ここからオーカーンが串刺しラリアット、オスプレイがトラースキック、オーカーンが逆大外刈りでキッドに追撃。そして、オスプレイがオカダを分断すると、オーカーンはモンゴリアンチョップ4連発をキッドに浴びせる。そして最後は、エリミネーターからの体固めで3カウントを奪った。

オーカーン「両国からたったの10試合だが、ブランクも、イギリスと日本のプロレスの違いも完全に克服した。ヤングライオンごときでも役に立つものだ。そして、オカダ！ 貴様が余を止められることはこれで！ もう！ ない！ 大阪で余の手の平にキスをさせてやる」
オスプレイ「いやあ、やって来たよ、コーチに。コーチは素晴らしい場所だね。海はきれいだし、太陽が降りそそぐ。最高の夕陽だったよ。それに比べてなんだ、コーチの人の醜いことといったら。ここは俺が今まで訪れた中でも最高の環境、思わず感動してしまうほどっていうのに。残念だなあ。ここに住んでる人を除けば、本当に最高。そんな醜い皆さんに言っておこう。俺ほどの最高な人物はいない。それが見れてよかっただろ？ イギリス人の中でも最高なんだぜ。こんなに素晴らしい、美しい人なんて見たことないだろ。何も恥じることなんてないよ。THE EMPIREの栄光の下では、すべてがそうなんだから……」

オカダ「ま、グレート-O-カーンの勢いというのも、すごい感じてるし、ま、大阪の大事な大事な闘い、今のオカダ・カズチカ、どこまでできるのかというのをしっかりとお客さんにお見せする。ま、その先は、お客さんが望むのも、俺が目指す次の闘いも、同じだと思うんで、そこに向かってやっていきたいと思います。（※控室に戻りながらつぶやくように）かかって来い、グレート-O-カーン……」
※キッドはノーコメント