『Road to POWER STRUGGLE』第9戦のツインメッセ静岡大会。いよいよ今週末に迫った11月3日(土)大阪大会に向け、前哨対決がズラリと並べられた。
オープニングマッチは、上村とキッドが闘うヤングライオンシングル対決。
序盤、キッドがロープ際でクリーンブレイクせずにチョップで不意打ち。これに上村が怒ってエルボー連打を浴びせるが、キッドも連打で応戦し、ダブルチョップでダウンさせる。
さらにキッドはエルボーを撃ち込み、ボディスラムにいく。しかし、上村がこらえて反対に投げ捨て、エルボー連打、串刺しバックエルボー、ショルダータックルで巻き返す。
続いて上村は逆片エビ固めを極めるが、キッドがロープエスケープ。そして、上村の蹴り脚を取って膝にエルボースタンプを落とし、ボディスラムからセントーンを見舞う。
次にキッドはダブルアームスープレックスの体勢に入るが、上村が抵抗。するとキッドは逆水平チョップからロープへ走るが、上村が追走式バックエルボーを食らわせる。
それでもキッドがカウンターチョップで上村を倒し、再びダブルアームスープレックスを仕掛ける。ところが、上村が必死に抵抗して両腕を固め、そのまま閂スープレックスホールドで3カウントを奪った。
上村「昨日、『(BEST OF THE)SUPER Jr.』の(出場)選手が発表されましたけど、僕がずっと言ってたのは、若手だけど(抜擢されて)出れるとかじゃなくて、『SUPER Jr.』に出られるまでの過程、しっかり結果を残してみんなに納得してもらって出るということだったので、今回メンバーに選ばれなかったっていうのは、悔しいですけど、自分でも結果を残してないっていうのはわかってるんで、仕方ないと思います。結果を残せなかった自分がいけないので、真っ直ぐ受け止めます。だからといって『来年の『SUPER Jr.』に出たい』なんて口にはしません。今年の『SUPER Jr.』に出たかったわけですし、今年ダメだから来年に目標を切り替えようなんて考えてないんで。どうしても今年の『SUPER Jr.』じゃないとダメだったんで。いま闘いたい相手もいますし、僕が勝手に思ってるだけですけど因縁を持ってる選手もいるんで。もっと実力つけて、結果を残して、みんなに納得してもらって次の目標に向かっていきます」
キッド「ああ、ああ……また同じことの繰り返しだ。この状況から抜け出せない。ウエムラと闘っても、ツジと闘っても、ウエムラとツジが闘っても……何とかこの状況を変えないといけない。誰か先輩を倒した者が、先に抜け出すことになるのはわかってる。俺が最初に、それを成し遂げたい。だから誰とは言わない。先輩に向かっていくだけだ」