試合後、なかなか立ち上がれない両者。這いつくばったまま何やら会話を交わし、飯伏は退場していった。一方の鷹木はマイクを握る。
■鷹木のマイクアピール
「おい、広島! この1勝はでけえぞ、おい! これで俺の『G1』の成績は3勝3敗、やっとイーブンだ。これから話すことは理屈じゃねえ。感情論として話す。広島のお前らも、新日本プロレスが好きなんだろ? だったら、俺の感情論を心で聞いてくれ。今日の試合、俺は前年度覇者、そしてAブロックの首位を走る飯伏幸太から勝った。間違いなく勝った! お前ら、それがどういう意味かわかるか? わかるか? 残り3戦、まだ俺にも決勝に残るチャンスがあると、俺は信じてる。まだまだ! 俺は行けるぞ、おい!(観客は拍手)。おい、ちょっと待て広島。お前ら忖度するんじゃねえぞ、昨日の棚橋のマイクの時はもっと拍手がでかかったぞ、おい!(観客はさらに大きな拍手)。よーし、それでいいんだよ。じゃあ、今日の飯伏からの勝利の勢いに乗って、『G1』最後まで、龍の如く駆け昇っていくぞー!」