6勝2敗のEVILと5勝3敗のSANADAが激突する『G1』Bブロック最終公式戦。2人は共にLOS INGOBERNABLES de JAPONのメンバーでタッグパートナーだったが、今年6月に開催された『NEW JAPAN CUP 2020』では、EVILが反則がらみでSANADAから勝利を強奪。その後、BULLET CLUBへ電撃加入し、L・I・Jと敵対関係になった。
これまでの得点状況により、この試合の勝者がBブロック代表で優勝決定戦へ進出。だだし、EVILは引き分けでも勝ち上がることができる。
今回もEVILのセコンドとしてディック東郷が現れるなか、試合開始のゴング。すると、EVILはいきなり場外へ降りてたっぷりと間を取り、放送席で解説を務める高橋ヒロムにちょっかいを出す。
その後、急にリングへ戻ったEVILはEVILを仕掛けるが、SANADAが回避してSkull Endを狙う。そこからEVILが逃れると、SANADAが場外へ追い出し、華麗なフェイントを披露。
続いてSANADAはパラダイスロックにいくが、EVILが脱出。そして、東郷がSANADAの脚を取ってロープワークを妨げると、EVILがラリアットで場外へ転落させる。
ここでEVILは、場外マット上にパイプイスを積み上げ、ブレーンバスターでSANADAを叩きつける。そして、リング上でいたぶったあとにSANADAを場外へ落とすと、東郷がストンピング連射、鉄柵攻撃を見舞う。
その後、EVILは逆片エビ固めで追い討ちをかけるが、SANADAはカウンター低空ドロップキックで逆転。さらに、バックドロップ、カウンタードロップキック、プランチャで追撃していく。
次にSANADAは、東郷とEVILにパラダイスロックをかけて並べ、開脚式低空ドロップキックで同時に尻を蹴飛ばす。
しかし、EVILがSANADAの脚を取って海野レフェリーに持たせ、無防備となったボディにトラースキックを食らわせる。
続いてEVILは、フィッシャーマンバスターでSANADAに追い討ち。その後、両者が互いの動きを読み合い、そこからSANADAがスワンダイブミサイルキックを見舞う。
さらにSANADAはSkull Endを仕掛けるが、EVILが切り返してブレーンバスターの体勢に入る。だが、SANADAがロープを利用したネックスクリューを食らわせ、タイガースープレックスホールドで3カウントを迫る。
そしてSANADAはローリング式Skull Endからラウンディングボディプレスを放つが、EVILが回避して自爆させる。
続いてEVILはSANADAの突進をかわし、コーナーの金具へ激突させる。そして、さらに金具へ叩きつけたのち、バックブリーカーで追い討ちをかける。
EVILの攻勢は続き、トップロープ上から雪崩式ブレーンバスターを敢行。そして、Scorpion Deathlockをガッチリと極めるが、SANADAは辛うじてロープへ逃れる。
するとEVILはダークネスフォールズで追撃し、EVILを狙う。これをSANADAが回避して反対にEVILを仕掛け、脱出したEVILをTKOで叩きつける。
その後、SANADAがコーナーを利用してバク宙式Skull Endを繰り出すと、EVILが後方回転で切り返してEVILにいく。しかし、SANADAがバク宙でさらに切り返し、グラウンドでSkull Endを極める。
これでEVILの動きが止まってうつぶせになると、SANADAがラウンディングボディプレスをお見舞い。ところが、東郷が海野レフェリーを場外へ落とし、カウントを妨害する。
さらに東郷は堂々とリングへ入り、パイプイスでSANADAを殴打。そして、着ていた白スーツをSANADAの頭に被せ、パンチ攻撃を浴びせる。
続いてEVIL&東郷はSANADAにマジックキラーを敢行。すると、ヒロムが放送席からリングへ飛び込み、東郷にトラースキックを食らわせる。
だが、EVILが背後からヒロムの急所を殴り、東郷と共にマジックキラーをお見舞い。すると、SANADAが意表を突いた首固めでEVILを押さえ込むが、カウントは2。そして、ラリアット2連発でSANADAを追い詰める。
続いてEVILはEVILにいくが、SANADAが回避してSkull Endを繰り出す。しかし、EVILが海野レフェリーを掴んで抵抗し、東郷がロープ越しにワイヤーで首を絞める。
ところが、ヒロムがエプロンへ上がり、トラースキックで東郷に報復。これで東郷がロープにもたれかかると、SANADAがEVILを押して激突させる。そして、そのまま後方回転してオコーナーブリッジで押さえ込み、3カウントを奪取した。
この試合結果により、SANADA、EVIL、内藤が6勝3敗=12点で並ぶが、直接対決でほかの2人に勝利しているSANADAのBブロック1位が確定。明日の優勝決定戦で、飯伏幸太と激突することになった。