勝ち点8で、前の試合で勝ち点10を上げたジェイに追いつきたいオスプレイと、ここまで3勝3敗の勝ち点6で白星先行を狙うタイチが、Aブロック公式戦で激突だ。
まずはロックアップからオスプレイがタイチを押し込むんでブレイク。再び組み合うが、タイチは全く力を入れず、そのままロープに押し込まれてしまう。そして三度組み合うと、今度はオスプレイがリストをキャッチ。
しかし、タイチはすぐさまロップエスケープだ。イラッとしたオスプレイが頭を叩くと、タイチが反撃。そのタイチをティヘラで投げ飛ばしたオスプレイは、場外に逃げたところにダイブしようと見せかけてバク宙して着地だ。
しかし、タイチはのらりくらりと場外に歩きながら、本部席でゴングを叩く木槌を強奪。オスプレイが追いかけてきて、エプロンから襲いかかってきたところを、その木槌で迎撃。さらにその木槌を使って殴り、チョーク攻撃でオスプレイをいたぶっていく。
続いてテレビ機材のコードを使って首を絞めるタイチ。オスプレイをリングに戻すと、今度はコーナーでチョーク攻撃だ。レフェリーに注意されると、リング中央で叩きつけて再三にわたってチョーク攻撃を仕掛け、オスプレイのスタミナを奪っていく。
オスプレイもエルボーで反撃。しかし、タイチは喉輪で掴んで叩きつける。ならばとオスプレイはロープに飛ばされたところを、ハンドスプリング式のレッグラリアット。さらにコーナーでカウンターのキックから、マンハッタンドロップ。さらにダブルチョップから、その場飛び式シューティングスターを狙う。
しかし、タイチがこれを避けようとしたのを察知すると、スライディングキックで場外に転落させる。そして、場外のタイチに向かってオスプレイスペシャルを発射だ。タイチに大きなダメージを与えるとリングに戻し、自身はロープからピッピーチェリオで一撃。
そしてリバースのブラディサンデーを狙うオスプレイ。だが、タイチは膝を顔面に入れて防御。続いて突っ込んできたオスプレイを自爆させてカウンターのキックを狙う。だが、オスプレイはこれを避けて逆水平チョップ。さらにセカンドロープからムーンサルトプレスを発射。
タイチが避けると、続けてムーンサルト。それも避けられると、その場飛びのシューティングスタープレス。さらにセカンドロップからコークスクリューを投下だ。そしてストームブレイカーの体勢に。しかし、タイチもこれを阻止してバックドロップで反撃。
これが投げられないと、タイチはフロントキックとソバット。オスプレイがサマーソルトキックで反撃すると、ジャンピングハイキックで顔面を撃ち抜いてみせる。両者ダウンという状況の中、立ち上がるとタイチがまずローキック。オスプレイもエルボーでやり返し、ローキックとエルボーの打ち合いだ。
一度ダウンしたタイチはミドルキックで反撃。ならばとオスプレイは逆水平チョップでやり返す。すると、今度はタイチが突っ込んできたオスプレイを捕まえてデンジャラスバックドロップ。そして、串刺し式のハイキックを食らわせる。
さらにタイチはオスプレイをコーナートップに持ち上げて、雪崩式ブラックメフィスト狙い。だが、オスプレイはこれをリングに着地して回避。タイチをコーナーに固定すると、チーキーナンドスキックだ。
続けて、コーナートップからファイヤーバードスプラッシュを発射。しかし、タイチは剣山で迎撃。さらにヒドゥンブレイドのような形で後頭部にアックスボンバーを炸裂させると、正調のアックスボンバーだ。
オスプレイはこれを防御してパワーボムに切り返す。だが、タイチもこれを着地。ハイキックでダウンさせると、タイチ式ラストライド。そして、パンタロンを脱ぎ捨てると、天翔十字鳳を発射だ。
しかし、オスプレイはタイチより先にトラースキックを放って迎撃。さらにサイレントウィスパーを炸裂させると、オスカッターだ。だが、今度はタイチがこれをトラースキックで迎撃。そしてオスプレイを抱えてブラックメフィストへ。
これをオスプレイはストームブレイカーに切り返す。タイチも着地して回避。すかさずエルボーを叩き込む。そして改めて天翔十字鳳だ。オスプレイに避けられても、間髪入れずにブラックメフィストへ。しかし、オスプレイもこれを切り返してストームブレイカーの体勢に。
タイチがこれを許さずにリバースすると、その勢いのままロープにジャンプ。オスカッターを炸裂させる。そして、タイチの後頭部にヒドゥンブレイドで一撃。最後は必殺のストームブレイカーでタイチを叩きつけ、3カウントを奪ったのだった。これでオスプレイは5勝目で勝ち点10。第3試合で10点目を上げていたジェイに追いつき、首位に並んだ。
試合後、タイチは場外にいたスタッフに八つ当たりのチョーク攻撃。それに対し、オスプレイはリング上でブリティッシュヘビー級王座のベルトを抱きかかえてニヤリと笑い、ベルトを高々と掲げて勝利をアピールした。