レック Presents G1 CLIMAX 30

日時
2020年10月7日(水)   16:30開場 18:30開始
会場
広島・広島サンプラザホール
放送
バナーバナー
観衆
1,430人

第6試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Aブロック公式戦

VS

  • (4勝2敗=8点)

  • (3勝3敗=6点)

境界線

レフェリー|レッドシューズ海野

MATCH REPORT

 ここまで4勝1敗の勝ち点8で首位を走る飯伏と、2勝3敗で勝ち点4と黒星先行となってしまった鷹木がAブロック公式戦で対戦。昭和57年生まれの同い年、2004年デビューの同期が、ついに初めてのシングルマッチを戦う。

 まずは間合いを取って様子を見ながらロックアップ。ここは鷹木が押し込むが、飯伏はすぐに体勢を入れ替えてクリーンブレイク。ならばと鷹木もすぐに体勢を入れ替えてチョップを放つが、飯伏はこれを避けてロープに振る。そしてショルダータックル。
 しかし、鷹木は逆にタックルをかましてふっ飛ばす。そして、すぐさま自らロープに飛ぶ鷹木。立ち上がった飯伏がロープに飛ぶと、これをキャッチしてファイヤーマンズキャリー。しかし、飯伏も着地。再びロープに飛ぶが、ここは鷹木がバックエルボーで迎撃だ。
 ならばと飯伏はもう一度ロープに飛んでミドルキックで鷹木をダウンさせた。そして、その場飛びのムーンサルトプレスを発射。鷹木はこれを避けて、着地した飯伏の足を払うとスライディング式のラリアット。飯伏もこれを避けて、お互いブレイクだ。
 再びロックアップで組み合うと、鷹木はコーナーに押し込んでエルボーを連打。そして飯伏を挑発して、リング中央に呼び込みエルボー合戦を展開だ。ここは押し込んだ鷹木だったが、飯伏はドロップキックで反撃。そして、場外に逃げた鷹木に対してプランチャを狙うが、鷹木も察知して回避する。
 しばらく鷹木は場外で間を置いてからリングへ。その鷹木を迎え撃ち、ハンマーパンチ、ストンピング、エルボーを打ち込んでいく飯伏。そしてコーナースローを仕掛ける。鷹木はこれを逆に振り返して突進。
 飯伏がこれを避けてスワンダイブを狙うと、ジャンプする前にこれをキャッチ。ロープの上にスタンガンで投下する。さらに鷹木はラリアットで飯伏を場外に転落させ、自らも追うとストンピングを食らわせていく。
 続けて鷹木は飯伏の腰をエプロンに叩きつけ、持ち上げて顔面からエプロンに投下。さらに場外でDDTも決めてみせる。そして飯伏をリングに戻すと、ロープを飛び越えてのニードロップ。続けてフットスタンプを炸裂させる。
 しかし、飯伏は膝立ちでエルボーを放って反撃。その飯伏に対して鷹木はエルボーで黙らせてからブレーンバスターだ。そしてスリーパーで飯伏を捕獲。じっくりと絞めてから首筋にニードロップだ。
 さらに顔面を蹴り飛ばす鷹木。飯伏は表情を変えて立ち上がりエルボーで反撃。鷹木も応戦し、エルボー合戦だ。ここも鷹木が優勢に運ぶ。そして飯伏を挑発してミドルキックを発射させると、蹴り足をキャッチしてからドラゴンスクリューだ。
 さらに鷹木は右膝を踏みつけてからコーナースロー。そして突進する。飯伏のフロントキックの迎撃もキャッチし、構わずラリアット。だが、飯伏は鷹木が離れたところで間髪入れずにフランケンシュタイナーを放って反撃だ。
 飯伏は掌底とキックのコンビネーションで鷹木をダウンさせ、その場飛びのムーンサルトプレス。鷹木が場外に出るとプランチャを炸裂させる。飯伏は鷹木をリングに戻すと、パワーボムの体勢に。
 しかし、鷹木はこれを踏ん張ってリバース。その鷹木に対してフロントキックを放った飯伏。鷹木もラリアットで反撃するが、飯伏はこれをキックで撃ち落としていく。ならばと鷹木もロープに飛んだ飯伏にバックエルボー、ナックル、龍魂ラリアットのコンビネーションでダウンさせてみせた。
 そして熨斗紙の体勢に入った鷹木。飯伏はこれをエルボーで振り払う。再び鷹木が狙ってくると、逆さ押さえ込みで切り返してカミゴェへ。だが、鷹木もこれを回避。もう一度飯伏を捕まえて、熨斗紙で叩きつけてみせた。
 そして雄叫びを上げると、飯伏の首筋にエルボースタンプ。さらにスライディング式ラリアットを放つ。飯伏もこれを避けてバズソーキック。しかし、鷹木もこれを避けると、飯伏とリング中央でラリアットで激突だ。
 飯伏が続けてラリアットを放ってくると、鷹木は自らの腕をぶつけて撃墜。そして、飯伏を捕まえるとバックドロップ。ならばと飯伏もすぐさま立ち上がり、お返しのハーフネルソンスープレックスだ。
 両者ダウンした状況から、四つん這いになると頭突きをぶつけ合い、膝立ちの状態でエルボー合戦。さらに張り手を打ち合う。立ち上がると鷹木は逆水平チョップ。ならばと飯伏はミドルキックだ。
 鷹木は逆水平チョップ、飯伏はミドルキックを放って、両者一歩も譲らずに打ち合っていく。次第に飯伏が押し始め、鷹木が膝をついてしまうが、ならばとパンチでお返し。飯伏も崩れてしまう。その飯伏に左右のエルボーを連打していく鷹木。
 飯伏が反撃してくるとバックを奪って、背中にラリアット。続けて投げっぱなしのジャーマンだ。しかし、飯伏はこれを回転して着地。鷹木の後頭部にキックを炸裂させる。そしてシットダウン式ラストライドで叩きつけた飯伏。鷹木が立ち上がってくるとボマイェを発射だ。
 しかし、鷹木はこれをカウンターでキャッチし、ポップアップ式のデスバーレボムで切り返す。再び両者ダウンとなってしまったが、先に動いた鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴン狙い。しかし、これを阻止した飯伏はジャンピングニーからカミゴェの体勢に。
 鷹木も頭突きを連発して防御。ならばと腕を掴んでキックを放つ飯伏。そのキックを避けた鷹木は勢いを利用してMADE IN JAPANで捕獲して叩きつけてみせた。そして、飯伏が立ち上がってくると正面からパンピングボンバーだ。
 さらに後頭部、正面と2発連続でパンピングボンバーを炸裂させる。しかし、飯伏はこれをキックアウト。ならばと鷹木は無理やり飯伏を起き上がらせて、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。
 飯伏もこれを阻止するが、ならばと鷹木はショートレンジのラリアット。さらに立ち上がってきたところに2発連続でラリアットを放つ。飯伏はローリングソバットで反撃するが、鷹木もすぐに追走してラリアット。ならばと飯伏もさらに追走してラリアットでお返しだ。
 そしてボマイェを決めた飯伏。鷹木がキックアウトすると、カミゴェを発射する。しかし、鷹木はなんと飯伏の膝をキャッチ。そのまま抱え上げると、ラスト・オブ・ザ・ドラゴン。これがズバリと決まって、飯伏から3カウントを奪取。鷹木が死闘を制し、大きな3勝目を上げたのだった。

COMMENT


 
鷹木「(※アリーナを仕切る扉を入ったところで立ち止まり深呼吸。気持ち落ち着かせてから、ゆっくりとコメントスペースへ。ノドを押さえ、言葉が出てこない。しばらくしたのち)ハア、ハア、ハア……キツかったな。ホント、キツかった。だがそれ以上に! こんなこと言ったらアレだけど……多分これは飯伏もいっしょだろうな、楽しかったよ。飯伏と闘えて。率直な感想は、楽しかった。戦前は“『G1』だから、そんなこと関係ねぇ”って言ってたけど、やっぱり、俺はアイツのこと12年前から追いかけてたから、感慨深いものがあった。『G1』だからそんなこと考えちゃいけないって思ったけど、まあ、向かい合ったらつい、笑顔が出ちまったな。ま、それでもよ! 飯伏の野郎、試合前、誌面(紙面)とかで、『鷹木は誰とでもいい試合する』とか(言ってやがって)。38(歳)になんのによ、いまさら“善戦マン”じゃキツイぜ、オイ。なあ、だから今日は、何としてでも勝ちにこだわりたかった。まあ、そんな12年間追いかけた。俺は常に、団体は違っても、仮想の相手、対戦相手・飯伏幸太ってのは頭に入れてたから。その反骨心が、今日はちょこっと差が出たんじゃねぇかな。まあでも、リング上で言った通り、今日の勝ちはデカい。この勢いを持って……そう、オスプレイの時もそうだ。オスプレイに勝って一気にいくと思ったら、石井に負けた。だが、前年度覇者の、トップを走る、首位を走る、飯伏から勝った。この勢いを持って、一気にいかなきゃいかんだろ。次の相手はオカダか! (※自然と笑みがこぼれ)ヘヘッ、オカダか。なんだかあの野郎、テーピングが目立つな。オッ、満身創痍か? オイ、プロレスラーっつうのはな、満身創痍なんてのは当たりめぇなんだよ。俺がグッドコンディションで試合したときなんかな、デビュー戦以来ないわ。たかが1試合だよ。体が痛かろうが、レスラーはやるしかねぇ。おまけになに? レインメーカーは封印だと? オイ、それは俺たちのことバカにしてんのか? それとも自分だけが次のステップに、行こうとしてんのか? 気に入らねぇな、オカダ。俺は龍魂(ラリアット)だろうがパンピング(ボンバー)だろうが、右でも左でも、何発でも打ち込んでやるからな。オイ、正直なところ、俺はオカダと正面からぶつかったことねぇから、アイツを脅威に感じたことねぇんだよ。オイ、オカダ、俺に、強くてすごいオカダで来てくれよ! じゃなかったら、勝つ意味はねぇからよ。まあ俺は、こう見えて、口ベタなんで、話は短めに、終わらせてもらう」
 
 

 
飯伏「(※真っすぐ歩けず、フラフラした足取りで引き揚げてくる。コメントスペースにたどり着くと、立っていられずに座り込む)はあ……。この1敗は……デカい。この1勝は、大きいと思う。彼は……ここ、ここで、ここで勝てなかったってことは、ちょっと、後々、響いてくるのかなと……。ウン……。ホントに、『G1』抜きにして、鷹木信悟、(シングル)初対決、何回でも、何回でもやりたいと、ずっと言ってきて、やっと実現した、初シングル。タッグとかでは、何度かやってるけど、シングルはホントに初めてだったから。彼の言ったようにやっぱり、彼の1勝はおっきいし、僕の1敗は、大きい。でも、逃げない、負けない、あきらめない。絶対、裏切らないから……。はあ……。(※ゆっくり立ち上がり、フラフラと控室に歩を進めながら)効いたあ……。ああ、クソーッ……」

  • facebook
  • twitter

出場選手

EVENT CALENDAR

2024年4月
  •  大会日程
  •  各種イベント

イベントカレンダー

SHOP
闘魂SHOP
闘魂SHOPプラス
闘魂SHOP水道橋店
シンニチプレミアム
SOUL×NJPW×MID
しんにちコラボラボ
アスマート
MOVIE
NJPW WORLD
テレ朝CH_CS
サムライTV
ワープロリターンズ
COLLABORATION
ロリクラほーるど
SPONSOR
LAWSON ticket
MIC
SSLIVEくろうま
OTHER
CMLL
JAPAN WRESTLING FEDERATION
魚沼市観光協会
新日コレクション
新日本プロテイン

チュートリアルを閉じる

試合を観戦したい

下記よりこれから開催される予定の大会情報を確認できます。各大会のチケット情報ページに記載されているプレイガイドからチケットを購入することができます。
公式ファンクラブ『Team NJPW』に入会すると、チケットの先行予約ができる特典もあります。
『Team NJPW』についての詳しくはこちらから

スケジュール / チケット

試合結果をみたい

これまでに開催された試合の結果を確認できます。

試合結果へ

試合の動画を観たい

新日本プロレス公式動画サイトNJPW WORLD(有料)にて新日本プロレスの主要大会を完全配信しております。
また、新日本プロレス45年分のアーカイブから試合映像を観ることができます。

NJPW WOLRDへ

選手に会いたい

選手の握手会や撮影会などのイベントの情報はこちらより確認できます。

NEWS イベント情報へ

選手について知りたい

選手のプロフィールや必殺技、また選手ごとのSNS情報などを確認できます。
『Team NJPW』についての詳しくはこちらから

選手プロフィールへ

選手のテレビなどメディア出演情報を知りたい

選手のテレビなどメディア出演情報はこちらより確認できます。

NEWS メディア情報へ

新日本プロレスの歴史を知りたい

新日本プロレスの歴史、またIWGPチャンピオンなどの各タイトルの王座変遷を確認できます。

HISTORYへ

試合のチケットを買いたい

観戦したい大会のチケット情報ページに記載されているプレイガイドからチケットを購入することができます。
公式ファンクラブ『Team NJPW』に入会すると、チケットの先行予約ができる特典もあります。
『Team NJPW』についての詳しくはこちらから

スケジュール/チケットへ

オフィシャルグッズを購入したい

新日本プロレスオフィシャルグッズは闘魂SHOPより購入できます。

闘魂SHOP

ファンクラブに入会したい

Team NJPW(新日本プロレスリングオフィシャルファンクラブ)では新規会員を募集中!
Team NJPWの会員になると様々な特典がいっぱい!
詳しくは以下より確認できます。

ファンクラブページへ

スマホでもオフィシャルサイトを楽しみたい

スマホサイトであれば最新NEWSから大会情報・大会結果がいつでもどこででも見れます。
毎日更新、選手自身が執筆した日記もスマホサイトで購読できます。

スマホ紹介ページへ

新日本プロレス公式プロレスゲーム『プロレスやろうぜ!』

新日本プロレス公式、スマホで遊べるプロレスゲーム!
自分だけの選手を育てて、新日本プロレスのレスラーと対戦しよう!

『プロレスやろうぜ!』

トレーディングカードゲーム『キングオブプロレスリング』

新日本プロレスレスラーたちのカードを集めて、ネット対戦に挑め!!
パソコン、スマホで遊べる新感覚トレーディングカードゲーム!

『キングオブプロレスリング』

新日本プロレスの歴史を知りたい

新日本プロレスの歴史、またIWGPチャンピオンなどの各タイトルの王座変遷を確認できます。

HISTORYへ