第3試合は後藤洋央紀(1勝2敗)とザック・セイバーJr.(1勝2敗)が対決。両者は2年前の『G1』公式戦で対峙。そのときはザックが勝利を収めている。
現時点で両者の『G1』の星取りは黒星が先行。ここは勝って星を五分に戻したいところだ。
後藤はNEVER6人タッグのベルトを腰に入場。右肩には大きなテーピングが施されている。ザックはIWGPタッグを携えてリングイン。
開始のゴング、互いに牽制しながら近づくと、ザックがバックに回る。後藤はリストを取るが、ザックはすばやく距離を取る。
続いて手四つから、ザックは飛びつき腕ひしぎ逆十字。しかし、後藤は足でロープエスケープ。だが、ザックはなかなか手を離さず、後藤にダメージを与える。
続いてザックはダウン状態の後藤にキックを連発。止めに入るレフェリーをはねのけ、右肩に体重を浴びせていく。
怒りの後藤は左手の逆水平チョップを連発。しかし、ザックはエルボーからバックを取る。後藤がはねのけ、続いてロープワークの展開になると、ザックは変形オクトパスホールドで後藤を捕獲。
後藤は脱出し、牛殺しを狙うも、ザックは切り抜けて相手の左腕と捕らえ、そこ目掛けてオーバーヘッドキック。さらに足をすくうような低空キック。
さらにザックはランニングサッカーボールキックを決めるが、後藤はすぐに立ち上がってラリアットでダウンを奪う。
後藤は早くも牛殺しを決め、印を結ぶとキックでザックを吹っ飛ばす。しかし、GTRを切り抜けたザックは、瞬く間にヨーロピアンクラッチを決めて3カウントを奪取。わずか3分59秒で技アリの勝利を収めた。
ザックは不敵な笑みで花道を引き上げる。後藤は右肩を冷やしながら、無念の表情でリングを下りる。