今年の1.5東京ドーム大会でNEVER無差別級タイトルマッチを戦った後藤とKENTAが、Bブロック公式戦の初戦で激突。1.5東京ドーム大会では後藤に軍配が上がっている。また、KENTAは8月に開催された『NEW JAPAN CUP 2020 in the USA』を制し、2月以来の新日本登場だ。
KENTAはIWGP USヘビー級王座挑戦権利証の入ったケースを携えての入場。コーナーに上がると、「ブー!」と自らブーイングだ。そして、ゴングが鳴ると自らリングを降りてしまう。そして、耳を傾けて、ブーイングを発せない観客に対して挑発行為だ。
ようやくリングに戻ると後藤とロックアップ。ここは後藤がロープに押し込んでクリーンブレイク。再び組み合うと、今度はKENTAが髪の毛を掴んでいく。そして後藤をロープに押し込むとエルボーだ。
ならばと後藤もエルボーでやり返して、KENTAをロープに振る。しかし、KENTAはスカすように再び場外へ。それを後藤は追いかけて後ろから襲ってリングに戻す。だが、KENTAはまたも場外へ。再び後藤が追いかけてくると、今度はひと足先にリングに戻り、後藤が戻ってきたところを襲撃だ。
しかし、後藤はすぐさまヒップトスでやり返し、ショルダータックル。そして、場外に逃げようとしたKENTAを捕まえる。しかし、KENTAはロープを使ったスタンガンで後藤から逃げると、後藤の右腕をロープを使ったアームブリーカーでダメージを与える。
さらにKENTAは後藤を鉄柱に右腕から激突させ、同様に鉄柵に叩きつける一点集中攻撃。リングに戻るとアームブリーカー。続けて右腕に対してミドルキックを放っていく。さらにアームブリーカーで追撃するKENTAは、今度はグラウンドに持ち込んで脇固めだ。
そして後藤を挑発するように胸板にキックを放つKENTA。後藤も凄い形相で立ち上がり、なんとか反撃しようとするが、KENTAはすぐさま右腕をキャッチして脇固め。さらにミドルキック、パンチで攻め立てる。
胸板と右腕にキックを食らい続ける後藤。立ち上がってくると、KENTAはフロントキックで顔面を蹴ってくる。しかし、後藤はその蹴り足をキャッチして防御。コーナーに突進してきたKENTAを自爆させ、その反動を利用し、バックドロップで反撃だ。
続けて串刺し式のラリアット、ブルドッキングヘッドロックを放った後藤。KENTAをファイヤーマンズキャリーで持ち上げる。しかし、KENTAはサミングで脱出すると、後藤をロープに飛ばしてパワースラム。後藤もラリアットで反撃するが、これをKENTAフロントキックで防御。
続けてKENTAはコーナーで後藤を捕まえるとスイング式のスタンガンをお見舞いする。さらにコーナートップからのダイビングラリアット。そして、膝立ちの後藤の胸板に再びミドルキックを連発だ。しかし、後藤も雄叫びを上げて立ち上がる。
その後藤に飛びついて三角絞めを極めたKENTAは、グラウンドに引きずり込んでGAME OVERを仕掛けにいく。しかし、ここは後藤が極まる前にロープエスケープ。ならばと後藤をロープに引っかけ、ハングマン式のDDT狙いだ。
しかし、後藤はこれを防いでエプロンからエルボーで反撃。ならばとKENTAは後藤を捕まえてロープ越しにスリーパーだ。後藤はこれを必死で外すと、お返しのアームブリーカー。そして、先程のお返しとばかりにKENTAの右腕を蹴り飛ばすと、腕固めでダメージを与えていく。
ここはKENTAがロープエスケープ。ならばとバックドロップを狙う後藤。KENTAが必死に防御してくると、手首をクラッチして地獄車。そして、GTRを狙う。KENTAが腕で叩いて防御してくると、その右腕を捕まえてエルボーだ。
しかし、KENTAは後藤がロープに走ったところを捕まえてDDT。さらにセカンドロープに後藤の足を引っかけて、ハングマン式DDTで叩きつける。続けて、コーナーの後藤に串刺し式のフロントキックをお見舞い。さらに低空のドロップキックで顔面を撃ち抜いてみせる。
攻撃の手を緩めないKENTAはコーナートップからダイビングフットスタンプ。続けて距離を取って、ブサイクへの膝蹴りだ。そして、トドメのgo 2 sleepへ。しかし、後藤はその蹴り足をキャッチして防御。ならばとKENTAは掌底を連打する。
だが、倒れない後藤は逆にKENTAを捕まえると牛殺し。そして、昇龍結界でKENTAにギブアップを迫る。ここはKENTAがロープエスケープ。そして、近づいてきた後藤の腕を足でキャッチしてオモプラッタへ。
しかし、強引に外した後藤はバックを奪ってジャーマンの体勢に。これをバックエルボーで振り解いたKENTAはロープへ。後藤もこれを追いかけて時間差式ラリアットを放つ。これはKENTAに避けられたが、再びロープに走ったKENTAをキャッチ。GTRの体勢に捕獲する。
しかし、KENTAも体勢を入れ替えて、下から後藤の右腕をキャッチ。逆にGAME OVERに捕獲してしまう。さらにKENTAは後藤を回転させてリング中央に戻し、GAME OVERでキッチリ締め上げる。ついに後藤も耐えきれずギブアップ。KENTAが1.5東京ドームのリベンジを果たすと共に、幸先よく勝ち点2を獲得した。