『Lion’s Break Collision』で初登場以来、抜群の存在感を示しているライムライトが、大ベテランのロメロに挑むシングルマッチ。

　序盤、ロメロが腕を固めると、ライムライトはロープを利用した前方宙返りで切り返す。しかし、ロメロがクラッチを切り、ショートレンジドロップキックをお見舞い。
　その後、ライムライトがトーキックを浴びせると、ロメロがエルボーでお返し。するとライムライトはローキックを見舞うが、ロメロがローリングソバット、逆水平チョップで報復。
　だが、ライムライトはリープフロッグ＆バク宙でフェイントをかけ、カウンタードロップキックでロメロを場外へ追いやる。そして、ノータッチトルニージョを敢行。
　リングへ戻ったライムライトは、ローキック連打で追い討ち。だが、ロメロが逆水平チョップで流れを変え、ボディスラムからローキックを返す。それでもライムライトがローキックとミドルキックを浴びせると、ロメロは張り手をお見舞い。さらに、ブレーンバスター、チンロック、リバースゴリースペシャル、膝蹴り連打などで攻め立てる。
　しかし、ライムライトがドラゴンスリーパーでロメロを捕らえ、そのままリバースフィッシャーマンバスターで叩きつける。それでもロメロはスピンキックをキャッチし、エルボースマッシュ、顔面パンチ。さらに、連続串刺しラリアット、カウンターラリアットへ繋ぐ。
　次にロメロはライムライトをトップロープへ乗せ、スワンダイブミサイルキックで撃ち抜く。そして、スライスロッキーを狙うが、ライムライトが回避して膝へ低空トラースキックを食らわせる。
　さらにライムライトは、スピンキックからフィッシャーマンバスターホールドで3カウントを迫る。これをロメロが返すと、ライムライトはセカンドロープからトップロープへ飛び乗り、飛びつきスイングDDTを狙う。だが、ロメロが脱出し、ショルダーアームブリーカーで逆転。
　さらにロメロは、ランニングスライスロッキーでライムライトを叩きつけ、ファルコンアローから腕ひしぎ逆十字固めを極めてギブアップを奪った。

ロメロ「なんだかやっと勝てたって感じがするな。俺にとっては重要なシングルマッチでの勝利というだけじゃないんだ。ダニー・ライムライト、俺はお前のこと見続けていた。いまはお前が見えると言える。お前を見て、『こいつはラスベガスのスターよりも輝いている』って思った。お前には明るい未来が待っている。だからお前を見張っているんだ。俺はSHO＆YOHの中にもそれを見た。何かスペシャルなものを見たんだ。かすかな光が見えて、その光が宇宙まで突き抜けるほどの大きなビームになった。まだお前はそこまでたどり着いていない。常に登り続けないとな。でも、お前には何かがある。お前のことを見ているからな」

ライムライト「ロッキー、分かったよ。俺は少し自惚れていたのかもしれない。ちょっとお喋りが過ぎちゃったし、お前も俺が思っていたほど老いているわけじゃないな。まだお前のプロレスは砂糖のようだ。砂糖のような甘いプロレスは健在だな。でも、お前は俺のプロレスに燃えるようなスパイスがあるのを見ただろ。今回はお前が勝った。気を付けろよ。またお前を倒しにいく」