第4試合はNEVER無差別級6人タッグ選手権試合、王者の後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI組にオカダ・カズチカ&矢野通&SHO組が挑戦。
両チ-ムは8.9後楽園の第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント決勝戦でも対戦。そのときは白熱の攻防の末に、石井がSHOを垂直落下式リバース・ブレーンバスターで撃沈。試合後、キャリア13年で初戴冠となったYOSHI-HASHIを、CHAOSが揃って祝福するシーンは感動を呼んだ。
今回の前哨戦では石井とSHOがヒートアップ。9.9仙台の試合後、SHOは石井を腕ひしぎ逆十字で捕獲し、強烈なデモンストレーション。バックステージで石井が「取れるもんなら俺から取ってみろ!」と挑発すると、SHOも「オメーから取ってやる!」と呼応し、火花を散らした。
SHOはゴング前に石井に奇襲攻撃。馬乗りになると掌底、パンチを連打。レフェリーが止めに入り、後藤が石井とスイッチ。すると矢野が登場。
矢野はコーナークッションを外そうとするが、後藤は阻止。ここから両者はエルボー合戦に突入。そして、矢野はコーナークッションを外し、後藤に渡す。そのスキをついて矢野はキックを叩き込みロープに走るも、後藤はショルダータックルでダウンを奪う。矢野はすかさずオカダにタッチする。
次はYOSHI-HASHIとオカダのマッチアップ。オカダはロックアップでYOSHI-HASHIをロープに押し込み、張り手を見舞うと見せかけてクリーンブレイク。
続いてオカダはヘッドロックでYOSHI-HASHIを執拗に締め上げていく。YOSHI-HASHIはロープに振って逆水平チョップ。さらにオカダに串刺しの逆水平チョップ。続いてソバットからヘッドハンターをお見舞い。
YOSHI-HASHIは腹ばいでオカダをトップロープに固定し、ロープに走るが、エプロンから矢野が妨害。続いてオカダとSHOがYOSHI-HASHIに連携攻撃。
SHOは相手コーナーの石井にエルボーを乱打、そのまま場外戦になだれ込む。SHOは石井を鉄柵に叩きつける。オカダも場外でYOSHI-HASHIを鉄柵に叩きつける。
スイッチしたSHOはYOSHI-HASHIにエルボーを連発。YOSHI-HASHIもエルボーを返すが、SHOはストンピングからYOSHI-HASHIの顔面を踏み潰す拷問攻撃。そして、相手コーナーの石井をにらみつける。
スイッチした矢野は金具むき出しのコーナーにYOSHI-HASHIをハンマースルー。ここで試合に関係なく石井がSHOに襲いかかる。しかし、逆にSHOがエルボーで石井を場外に落とす。
YOSHI-HASHIは矢野の突進をかわして、金具むき出しのコーナーに叩きつける。さらにYOSHI-HASHIは矢野にスピンキックを決め、後藤にスイッチ。
矢野は後藤に顔面かきむしりから金具むき出しのコーナーにハンマースルー。しかし、後藤は逆に矢野を投げ返し、バックドロップをお見舞い。
後藤は串刺しラリアットからブルドッキングヘッドロック。さらに牛殺しを狙うが、しのいだ矢野は後藤のうしろ髪をつかんでダウンさせる。
スイッチしたオカダは後藤に串刺しエルボー。さらにDDTからツームストンパイルドライバーを狙う。後藤がしのぐと、そこから技の読み合いとなり、オカダは変形コブラクラッチで捕らえるも、後藤は切り抜ける。そして、ロープワークの攻防から後藤がラリアットでオカダをダウンさせる。
次は石井がオカダに逆水平チョップとナックルの乱打。続く串刺し攻撃はオカダがしのぎ、SHOにタッチしようとする。だが、石井はSHOにエルボーを叩き込んでタッチを阻止。
オカダは石井にカウンターのフラップジャックを決め、SHOにスイッチ。SHOは石井に串刺しラリアット。さらにリストをつかんで打撃のコンビネーション。そして、後頭部を踏みつけて挑発。
怒った石井はSHOとエルボー合戦を展開。競り勝ったSHOはブレーンバスターを狙うが、石井が耐える。するとSHOは脇固めへ。さらにアームロックから、ブレーンバスターへ。しかし、石井もこらえ、技の読み合いに。SHOは飛びつきの腕ひしぎ逆十字を狙うが、石井は耐え抜き、ブレーンバスターの体勢に。しかし、SHOが逆に投げつける。
SHOはキックを放つが、石井は強烈な逆水平チョップをノドに何度も叩き込む。さらに石井はショルダータックルでSHOを吹っ飛ばすと、追撃の串刺しラリアット。
石井はハイアングルのパワーボムを決めるが、SHOはカウント2でキックアウト。矢野が介入するも、石井はSHOとの同士打ちを誘い、逆にSHOを捕らえる。そこにYOSHI-HASHIが突進するも、SHOがかわして石井に誤爆。
続いてオカダがYOSHI-HASHIにフロントキック。そのオカダには後藤がラリアット。続いて後藤はSHOをスリーパーで捕らえ、石井とのダブル攻撃へ。だが、SHOはしのぎ、後藤に突進すると、後藤は牛殺しを炸裂。すかさずYOSHI-HASHIが追撃のランニングニー。そして、石井がロープに走るも、矢野が場外から妨害。
矢野はYOSHI-HASHIもうまく場外に排除し、後藤を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。さらに石井にマンハッタンドロップ。次はオカダが石井にドロップキック。
勝負を託されたSHOは石井にジャーマン。さらにジャーマンの体勢から腕ひしぎ逆十字を決めるが、YOSHI-HASHIがカット。
SHOは石井を逆さ押さえ込みの体勢からクロスアーム・パイルドライバー 。しかし、石井はカウント2でキックアウト。ならばとSHOはショックアローを狙うが、YOSHI-HASHIがカット。さらにYOSHI-HASHIはオカダにカチ上げ式ラリアット。
続いてYOSHI-HASHIはSHOにバッククラッカー。そして、後藤とYOSHI-HASHIがGYRを炸裂。続いて石井が突進するが、SHOはジャンピングニーを叩き込み、ジャーマンを炸裂。SHOはラリアットを狙うも、石井はカウンターのラリアット。
負けじとSHOはスピアーで突っ込むが、石井は耐える。すると、SHOは飛びついて腕ひしぎ逆十字。さらに三角絞めを決めるが、石井は踏みつけて回避。
SHOはエルボーで石井を膝まづかせ、ショックアローへ。しかし、石井は耐え抜いてヘッドバット。さらに顔面蹴りからスライディングラリアット。しかし、カバーはSHOがカウント2でキックアウト。だが、最後は石井が垂直落下式ブレーンバスターでSHOから3カウントを奪取した。
試合後、石井はSHOを見下ろす。そして、手を出すと、SHOも手を伸ばし、石井は立ち上がらせる。続いてCHAOSは輪になって両腕を上げ、場内は拍手に包まれる。石井はSHOを抱擁。すると、SHOは座礼を見せた。