8.29神宮球場で行われる「IWGP 2冠戦」EVILvs内藤、「IWGP Jr.戦」ヒロムvs石森のダブル前哨マッチ。なお、SANADAは「KOPW」にエントリーしており、8.26後楽園の1回戦でSHOと対決する。
内藤対EVILで試合開始となるも、東郷が背後から内藤を急襲。だが、内藤はトレイン攻撃を回避し、東郷にヘッドシザースホイップ。さらに、EVILをアームホイップで投げ、スイングネックブリーカードロップで叩きつけた。
続いて内藤がEVILを押さえつけ、ヒロムがランニング低空ドロップキックをお見舞い。そして、逆水平チョップ、串刺しラリアットで追い討ちをかけるが、控えの東郷がキックでロープワークを妨害。
そのままBULLET CLUBがヒロムを捕まえ、むき出しにしたコーナーの金具へ叩きつける。そして、東郷がセントーン、チキンウィングアームロック、パンチ攻撃、フィストドロップなどで荒っぽく攻め立てる。
ヒロムの劣勢は続き、石森が腕固め、串刺しダブルニーアタック、低空ランニングニーアタック。しかしヒロムは、石森の追撃から逃れ、変型ドラゴンスクリューで逆襲。そして、トラースキックで吹き飛ばし、赤コーナーへ帰還した。
これでSANADAの出番となり、東郷を場外へ落としてプランチャをお見舞い。そして、パラダイスロックで石森を折り畳み、低空ドロップキックで尻を撃ち抜く。
その後、石森がSANADAのジャーマンスープレックスをバク宙で着地し、スワンダイブ攻撃を回避。そして、サイファーウタキで叩きつけた。
内藤対EVILとなり、内藤のカウンタージャンピングフロントハイキックがヒット。さらに、EVILを踏み台してエプロンへ飛び出し、串刺し低空ドロップキックを食らわせる。
続いて内藤はロープを利用したスイングDDTに繋ぐが、控えの東郷が場外から足を取って転倒させる。
その直後、BULLET CLUBが内藤を振り回し、海野レフェリーと激しく衝突させる。そして、内藤をトレイン攻撃の餌食にすると、東郷がワイヤーで首を絞める。
それをSANADAが救出し、EVILにドロップキック。さらに、ヒロムがラリアットで石森を蹴散らすと、内藤はマンハッタンドロップ、フェイント式延髄斬りで東郷に報復。
続いてヒロムが東郷に串刺しラリアット、SANADAが串刺しバックエルボーで追撃。そして、ヒロムが内藤&SANADAのアシストを受け、「BULLET CLUBさよなら!」と叫んでドロップキックをお見舞い。最後は内藤がデスティーノを炸裂させ、東郷を沈めた。
ヒロム「(※コメントスペースに座り込み、何度か左肩を気にする仕草を見せながら)大丈夫。大丈夫。ただ、攻められてるだけだから。攻められたら、誰だって痛いでしょ? そんな感じ。そんな感じなの。大丈夫。大丈夫。ああ、俺さ、まあ普通のシリーズ中、たまたま試合がない日だったり、試合が組まれてない日だったり、俺がケガして(試合に)出れなかったときは、ファンの気持ちで試合を見るんだけどさ、この肩やっちゃってる期間、新日本プロレス、後楽園大会とかいろいろ見させてもらったけどさ、やっぱりうまいよね。こういう言い方、よくないかもしれないけどさ、BULLET CLUB、レフェリーのスキを突いて反則したり、アクシデントかのようにレフェリーに当たって、レフェリー不在の中、反則をしたり、敵ながら素晴らしいコンビネーションだと思うよ。でもさ、俺この間、試合を見てわかったんだよ。やっぱ、『あれ、なんかこんなのばっか、やだな』『こんな試合ばっか、ストレス溜まるわあ……』って思って見てたわけ。でね、何が一番の原因なのか考えたわけ。その答えはね、ディック東郷。彼が来てからちょっと、なんか、うまいのかよくわからないフォーメーションっていうか、あれがすごい気がしてるわけ。(だから)ディック東郷が悪いんじゃないかと、俺はそう思ってる。だから、ヒロムちゃん、ひらめいたわけ。この休んでるときにひらめいちゃったんだけど、神宮で第0試合、ヒロムvsディックっていうのやんじゃん。ここでディックを潰しておけば、彼はもう戦闘不能で、セコンドに立てないんじゃないかって考えた。あともうひとつは、ヒロムちゃんが石森君を叩き潰したあとで、レフェリー3人いるでしょ? あれをもう、ぐるぐる巻きにして放り投げて、俺がメインのレフェリーやっちゃうとか。そういうのもあるんじゃないのかなっていうのもっていう、そういうヒロムちゃんの妄想をいまからコメントしようと思ってるんですけど、どう思います? (※記者の顔色をうかがって)エッ、いま、これ、コメントですか? エッ、コメント? ホンマ? これ、コメントですか? 知らなったあ~! 言ってよ~! 知らなかった、俺。いま俺、『どうやってコメントしたらいいですか?』っていうのを聞きたかっただけなのに、これがまさかコメントになってるなんて、俺は知りませんでした。じゃあ、いまのはなかったことにしてください。ノーコメントということでお願いしてもよろしいでしょうか……って感じで! このぐらいのテンションになっちゃうぐらい、俺は石森、お前と神宮でやることが楽しみだってことだ! わかったか。俺はそれぐらい、試合と、勝ったあとにコメントが止まらなくなるぐらい、お前との試合を楽しみにしてるってことだ。そういうことだ。以上」
内藤「久々に、『デ・ハ・ポン!』をやったかな。特にお客様のいる前でね。おそらく、2月の大阪城(ホール)以来? まあ、大合唱ではなったけど、お客様と一緒に、心の中で『デ・ハ・ポン!』できたこと、うれしかったですね。それに、5人の、BUSHI、SANADA、ヒロム、鷹木、内藤、この5人の『デ・ハ・ポン!』は、今日が初めてだったことで、この8月12日、そして八幡浜市民スポーツセンター、まあ俺の中で、忘れることのできない日、忘れることのできない場所になったかな。マイクで言ったとおり、『また笑顔でお会いしましょう』と約束したのでね。ま、次、ここに来るときは、EVILにキッチリ借りを返して、笑顔でこの会場に来ることをお約束しますよ。なので、今日会場に来てくださった皆様、そして八幡浜市民、愛媛県民、四国中の皆様、次回のやわはた……やはたわま……八幡浜大会、でお会いしましょう。アディオス」
※SANADAはノーコメント
EVIL「今日勝ったぐらいで勝ち誇ってんじゃねえぞ! 今日の負けなんて、俺には痛くもかゆくもねえ。神宮まで、テメエが崖っぷちにいることは変わらねぇんだからな、この野郎」
※東郷&石森はノーコメント