鷹木は2.11札幌で後藤洋央紀からNEVERを奪取して以降、石井智宏、SHO、エル・デスペラードを相手に防衛に成功。その鷹木と鈴木の遺恨が勃発したのは、8.6後楽園での第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント1回戦。試合後、NEVERのベルトを手に取り挑発する鈴木に対し、鷹木は「“そういうこと”だな!? オイ!」と呼応した。
続く8.9後楽園で、鈴木が「俺と神宮で戦え!」とあらためて宣戦布告すると、鷹木も「これがほしかったら完全に俺をKOしてみろ!」と咆哮。危険な匂い漂うNEVER王座戦、最後にリングに立ってるのは?
両者はリングで対峙すると、頭を突き合わせて威嚇しあう。
続いて場外戦になだれ込むと、鷹木は鈴木を鉄柵に叩きつける。さらにパンチと逆水平チョップを交互に浴びせてから、鈴木をリングに投げ入れる。
鷹木もリングに戻ろうとすると、鈴木はぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字で捕獲。そして、フロントキックで場外に吹っ飛ばす。鈴木は場外に下り、鷹木を鉄柵に二度にわたってたたきつける。さらに強烈なナックルと張り手をお見舞い。
続いて鈴木は鷹木を鉄柵に叩きつけ、リングに戻る。だが、もう一度場外に下り、鷹木をリングに投げ入れる。
鈴木は不敵な笑みを浮かべながら、鷹木の胸板に張り手を連発。さらにフライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。鷹木の胸板にもキックを連発。
鷹木は雄たけびを上げて立ち上がると、逆水平チョップで応戦。鈴木は胸板に張り手を返し、打撃の応酬に。鈴木はヒザ蹴り二連発。そしてロープに飛ぶも、鷹木はエルボーで動きを止め、ナックルからショートレンジラリアット。
さらに鷹木は串刺しラリアットの連発からバックドロップ。だが、カバーは鈴木がカウント2でキックアウト。すると、鷹木は挑発しながら頭部を蹴る。しかし、鈴木は高笑いを浮かべ、エルボーを連発。
続いて鈴木は串刺しフロントキックからサッカーボールキック。そして、鈴木は鷹木の顔面を小馬鹿にするように蹴り上げる。怒りの鷹木は立ち上がると、「ケンカだろ、オイ?」と言い放ち、ここからエルボー合戦に突入。
鷹木は左右のエルボーの連発で押すが、鈴木は強烈な一発で動きを止める。そして、ロープに走るも、鷹木はカウンターのエルボー。だが、鈴木もフロントキックで反撃。
すかさず鷹木が追走式ラリアットを決めるも、鈴木はスリーパーからゴッチ式パイルドライバーの体勢に。だが、鷹木は脚力で返し、スライディングラリアットへ。これをかわした鈴木はスリーパーで捕獲。そして、ゴッチ式パイルドライバーを狙うも、こらえた鷹木は鈴木を抱え上げデスバレーボムをお見舞い。
鷹木は雄たけびを上げ、パンピングボンバーを炸裂。しかし、カバーは鈴木がカウント2でキックアウト。ならばと鷹木はショートレンジラリアットを狙うも、鈴木はこらえ、鷹木の右足を捕えたままキックを連発。しかし、鷹木は蹴り足を捕えると一気にMADE IN JAPAN位をお見舞い。だが、カウントは2。
続いて鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うが、切り抜けた鈴木は後頭部に一本足の頭突き。もう一度、頭突きを決め、さらにノーモーションの頭突きで鷹木をダウンさせる。
鈴木は「立てー!」と叫び、打撃のコンビネーション。だが、鷹木もナックルから頭突き。そして、ロープに走るが、鈴木は追走してスリーパー。鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで抱え上げるが、鈴木は着地して回避。
ならばと鷹木はショートレンジラリアットを決めるも、鈴木は倒れず。そして、ロープに走った鷹木に追走し、鋭いドロップキックで顔面を打ち抜く。
両者は四つん這いでヘッドバットの応酬。そして、熾烈なエルボー合戦を繰り広げ、鈴木が強烈なヘッドバット。鷹木も頭突きを返し、再びエルボーの応酬に。
鈴木は「鷹木ー!」と叫ぶと渾身のエルボー。フラフラ状態の鷹木を、鈴木はスリーパーで締め上げると、最後は天空に指を指してからゴッチ式パイルドライバー。鈴木が鷹木から3カウントを奪い、二度目のNEVER戴冠を果たした。