パワーファイター同士の対決となったコブvsタンガの「NEW JAPAN CUP 2020 in THE USA」1回戦。
　
　試合開始早々、ロックアップの状態でタンガがコブをコーナーまで押し込む。その後、コブもロックアップでタンガをロープ際へ追い込み、一歩も譲らない。
　続いてショルダータックル合戦となり、そこからタンガがエルボーで不意打ち。しかし、コブが次のラリアットをかわし、カウンタージャンピングタックル3連発を食らわせる。
　しかしタンガは、地獄突きでコブの追撃を断ち、串刺しタックルを連発。そして、コブの串刺し攻撃を回避すると、串刺しラリアット、ショルダースルーに繋ぐ。
　タンガの攻撃は続き、ダブルスレッジハンマー、ストンピング連射。それでもコブは反撃を試みるが、タンガが強烈なヘッドバットで黙らせ、顔面パンチ、ボディスラム、エルボードロップを見舞う。
　次にタンガはコブラクラッチを極めるが、コブがチンクラッシャーで脱出し、タックルでなぎ倒す。それでもタンガは、カウンターフロントキック→ニーリフト→延髄斬りの3弾攻撃で逆襲。しかし、コブがカウンターフライングラリアットで報復し、エルボー＆逆水平チョップ連射、ジャンピングエルボースマッシュ、変型ブロックバスターホールドと畳み掛ける。
　次にコブはツアー・オブ・ジ・アイランドを仕掛けるが、タンガが回避し、前方回転エビ固めからのスクールボーイで押さえ込む。そして、コブが肩を上げると、ドロップキックでなぎ倒す。
　ここでタンガはエイプシットの体勢に入るが、コブが脱出し、ジャーマンスープレックスホイップ。そして、今度こそツアー・オブ・ジ・アイランドを炸裂させ、片エビ固めで3カウントを奪った。

コブ「3月に最初の「NEW JAPAN CUP」が発表されて 出場者の中に自分の名前を見つけた瞬間は嬉しかった。もう気合入りまくりだった。でも世界中がこんな状況になってしまって、結局出場できなかった。悔しかったよ。アメリカにいる俺たちは、何ができるかって考えてた時にこのNEW JAPAN CUP USAが発表されたから驚いたよ。久しぶりの試合でしかもトーナメントとは楽じゃないが俺には問題ない。ステイホーム中も休まず、トレーニングを続けてきた成果を見せてやるさ。俺は戻ってきたぞ！　一回戦は突破した。あと2つ。残るは2つだ。それにしても、G.o.Dはやっぱタフだな。痛い……。ああ、いつものアレを忘れるとこだった…。ガチ・ムチ！」

ロア「NEW JAPAN CUP USAが触れもなく発表されて、突然会社から連絡がきて今に至るってわけだ。もちろん仕事して金を稼がないと、ガキを食わせられないしな！　でもパンデミックの最中にやるか？対戦相手が感染してるかどうかも分からないのに、まだコンディションも万全じゃないし。頭も動いてない。だから今日はこうなってしまった。そうじゃなきゃこの俺があいつに負けるわけがない」