第5試合は第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント準決勝戦として、オカダ・カズチカ&矢野通&SHO組と鷹木信悟&SANADA&BUSHI組が激突。オカダ組は1回戦で高橋裕二郎&邪道&外道組に勝利。鷹木組は同じく1回戦で鈴木みのる&エル・デスペラード&DOUKI組を下し、2回戦にコマを進めた。
SHOは先発を買って出ると、SANADAを指名。両者はグラウンドの攻防を展開。SHOはバックを奪い、腕ひしぎ逆十字に移行するが、SANADAはレッグロック。だが、SHOは切り抜けてネックロックでローリング。そのままガッチリと首を締め上げてからフグライングメイヤー。だが、SANADAは着地し、ロープワークの攻防から前方回転エビ固め。すかさずSHOは腕ひしぎ逆十字で切り返すも、SANADAは回避し、弓矢固めへ。だが、SHOもすぐに脱出し、一旦距離を取る。
次は矢野とBUSHIのマッチアップ。7.27後楽園でBUSHIにタッグマッチながら丸め込みで敗れている矢野は、「3カウント入ってない!」とアピール。そして、スキをついて横入り式エビ固め。だが、BUSHIは返し、お返しの横入り式エビ固め。矢野もはね返し、ロープに走ろうとすると、鷹木の姿を視認し立ち止まる。すると、BUSHIが背後からもう一度横入り式エビ固め。返した矢野は「やってらんない!」とオカダに強制タッチ。
次はオカダと鷹木のマッチアップ。両者はロックアップで組み合うと、鷹木が押し込むも、オカダはすぐに身体を入れ替えてクリーンブレイク。続くショルダータックル合戦では鷹木が競り勝つ。
今度はエルボーの応酬。鷹木はヘッドバットからロープに飛ぶも、矢野がヒザ蹴りで妨害。しかし、オカダがロープに飛ぶと、逆にBUSHIが妨害し、すかさずSANADAが低空ドロップキック。続いて鷹木はオカダにチンロック。そして、首筋にエルボーを乱打する。
スイッチしたBUSHIはオカダにスウィンギングネックブリーカー。さらにフライングメイヤーからチンロック。
次は鷹木がオカダにブレーンバスターをお見舞い。そしてアームブリーカーを食らわせてから、オカダの左腕を捕獲。そこ目掛けて、SANADAはトップコーナーからダブルアックスハンドル。
SANADAはオカダにパラダイスロックを狙うも、オカダは回避。そして、フラップジャックで叩きつける。
スイッチしたSHOはSANADAに串刺しラリアット。さらにリストをつかんでキックのコンビネーション。そしてジャーマンを狙うも、SANADAは回避。だが、SHOはSANADAのその場飛びムーンサルトプレスをしのぐと、ジャーマンへ。しかし、SANADAは後方回転して着地。そして、セカンドロープからトンボを切って、SHOの背後に回ろうとする。この動きを読んだSHOは、SANADAのバックに回ると、投げると見せかけて腕ひしぎ逆十字へ。
続いてSHOはSANADAにアームブリーカーを連発。ここから技の読み合いとなり、SANADAがドラゴンスリーパーで捕獲。SHOは切り抜けてスピアーを放つが、SANADAはキャッチし、ブレーンバスターの体勢へ。SHOが逆に投げ返そうとするも、SANADAは踏ん張り、ネックスクリューを敢行。
次は矢野とBUSHIのマッチアップ。BUSHIは延髄斬りから矢野を場外に落とし、トペを狙うも、矢野はしゃがみこむ。するとBUSHIは寝転んで手招き。
矢野はリングに戻るとコーナークッションを外しにかかる。だが、BUSHIは横入り式エビ固め。これを返した矢野は、BUSHIのマスクをつかんで押さえ込み。さらにBUSHIを突き飛ばしてレフェリーに激突させ、背後から横入り式エビ固めを繰り出すが、BUSHIはその勢いを利用して逆に矢野を丸め込む。しかし、矢野もカバーを返す。
BUSHIは矢野の串刺し攻撃をキックで迎撃すると、ミサイルキックを発射。ここからL・I・Jは矢野にトレイン攻撃。そして鷹木のDDTから、BUSHIとSANADAがサンドイッチ式低空ドロップキック。だが、カバーはオカダとSHOがカットに入る。
BUSHIは矢野にハンマースルー。しかし、矢野はロープにもたれかかって「ア~ア~ア~」と雄叫び。だが、BUSHIは矢野をドロップキックで場外に落とし、トペ・スイシーダ。しかし、矢野は辻を盾にする。そして、矢野はBUSHIを鉄柵に叩きつけ、テープを手にすると「見とけよ、オマエら!」と場内にアピール。だが、鷹木は取り上げ、「ダメだ、こんなの!」とテープを投げる。
しかし、矢野はBUSHIと鷹木の同士打ちを誘ってから、BUSHIのマスクを鉄柵に結びつけてリングに戻る。BUSHIはカウント20以内にリングに生還できず、矢野がまんまとリングアウト勝ちをゲット。CHAOSが決勝進出を決めた。
試合後、上村がBUSHIのマスクのヒモ部分をハサミで切る。それを見下ろしながら、CHAOSは勝ち名乗り。そして、矢野はオカダとともにYTRポーズ。SHOとSANADAは視殺戦を繰り広げる。BUSHIはエプロンでバタついて悔しがり、鉄柵を蹴りつけてから退場。