第3試合は真壁刀義&本間朋晃&小島聡vs後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI。明日行なわれる第21代NEVER無差別級6人タッグ王座決定トーナメント、真壁&本間&田口隆祐vs後藤&石井&YOSHI-HASHIの前哨戦となる。

　先発は真壁と後藤。真壁はロックアップからヘッドロック。後藤が外そうとするも、真壁は離さずに締め上げる。続くショルダータックル合戦を制した真壁は、エルボーで後藤をコーナーに詰める。だが、後藤もヒップトスからショルダータックルで応戦。
　次はYOSHI-HASHIと本間のマッチアップ。YOSHI-HASHIは串刺し攻撃を狙うが、本間は逆にハンマースルー。だが、YOSHI-HASHIは強烈な逆水平チョップをお見舞い。しかし、本間もショルダータックルで反撃。さらに背中へのハンマーパンチからボディスラム。そして小こけしを繰り出すが、これはYOSHI-HASHIにかわされる。
　ここでCHAOS勢がリングに入ると、本隊もリングイン。CHAOSは真壁に串刺し攻撃を食らわすと、さらに後藤と石井のサンドイッチキックからYOSHI-HASHIがトラースキック。CHAOSがコンビネーションのよさを見せる。
　YOSHI-HASHIは本間に逆水平チョップを叩き込み、石井にスイッチ。石井も逆水平チョップを連発。本間が腰から崩れると、石井は挑発しながら顔面にキック。
　本間は必死にエルボーを連発するも、石井は仁王立ち。そして、エルボー一発で本間をネジ伏せる。本間は立ち上がると、必死に逆水平チョップを返していくが、石井も逆水平チョップ。すると本間は意地のダブルチョップでダウンを奪い、小こけしを炸裂。
　次は小島がリングイン。しかし、石井が逆水平チョップの連打から串刺し攻撃の体勢に。これをかわした小島はマシンガンエルボー。そして、串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー！」の雄叫びを上げる。石井はすぐに立ち上がるも、小島はエルボーでダウンを奪う。
　小島はローリングエルボーからブレーンバスターの体勢へ。しかし、石井が逆に投げつける。そして小島の背中にサッカーボールキックを連発。
　小島は立ち上がると石井の胸板に張り手。石井は逆水平チョップで応戦。石井はバックを取るが、小島は切り抜け、ここから技の切り返し合戦。小島は石井のラリアットを剛腕で打ち落とすと、コジコジカッターを炸裂。
　次は真壁と後藤のマッチアップ。真壁はショルダータックルでダウンを奪うと串刺しラリアット。そして、後藤の頭部にナックルを落とし、ノーザンライトスープレックスを決めるが、これはカウント2。
　続いて真壁はジャーマンを狙うも、後藤はバックを奪う。そして、技の読み合いから真壁がショートレンジラリアットを炸裂。即座にYOSHI-HASHIがカチ上げ式ラリアットで真壁を吹っ飛ばし、さらに小島にはヘッドハンター。そのYOSHI-HASHIに本間はヘッドバットを叩き込み、続いて石井にはこけしロケットを炸裂。
　そして、本間は真壁とともに後藤にサンドイッチラリアットを狙うが、後藤は切り抜け、ふたりにラリアットをお見舞い。そして、後藤は真壁にGTRを狙うも、これは真壁が切り抜ける。そして、真壁は孤軍奮闘するも、石井のエルボーからYOSHI-HASHIがトラースキックを炸裂。そして、後藤は真壁をスリーパーで捕らえると、そこから後藤弐式につないで3カウントを奪った。

　試合後、真壁は鉄柵を叩いて悔しさをあらわに。そして、CHAOSはエプロンに上がった本間に見せつけるように、CHAOSは堂々の勝ち名乗り。

   　
YOSHI-HASHI「明日から6人のNEVERのトーナメントだけど、後藤さんも石井さんもタッグリーグで出てるから、もう息はピッタリだから。負ける要素はなんにもないと思っているから。必ずトーナメント、俺たち3人でベルトを獲るから」
※後藤、石井はノーコメント
　

　
真壁「（チェーンを引きずりながら現れて）ああ、バカ野郎！　（壁に頭を突っ伏しながら）ああ、クソォー！　ああ、納得できねえ、バカ野郎！　ふざけんな、この野郎！（と、他の選手を待たずに一人で控室へ）」

本間「今日は負けたかもしんねえ。いや、真壁さん、（肩を）上げたかもしんねえ。でも、結果的に負けた。明日、勝ちゃいいんだよ、明日！　明日、俺ら絶対、石井から3カウント奪ってみせる。なんだ、あいつ。絶対ぶっ潰してやる。石井、お前は強いかもしんねえ。でもよ、一つ教えとく。礼儀をなくしちゃ終わりなんだよ。小島さんに対して、“お前”はいらねえんだよ！　お前がいらねえんだよ、石井！　バカ野郎！」
　

　
小島「今日も天山がいないタッグマッチ、これはこれで俺の中でとても新鮮だと思う。あとはこの先、どういうふうに自分自身が進んでいくか一生懸命考えて、向上しなければいけないと思う。今日はタッグとか6人タッグ、NEVER6人タッグとかも関係ないかもしれない。だけど、俺にはまだまだこの経験とこの培ってきた身体と、このちょっと（頭を指差し）あまりよくないけど頭がある、ちゃんと。プロレス頭活かして、自分自身でちゃんとした道を模索して、進んでいこうと思います。ありがとうございました」