オープニングマッチは、ヤングライオン、LA DOJO勢を加えた本隊とCHAOSによる8人タッグ。8選手がリング上の揃ったところでゲイブリエル・キッドが石井智宏を指名。石井がそれに呼応したところで試合開始のゴングが鳴らされた。
サイドヘッドロックに捕らえたゲイブリエルをロープに飛ばした石井。タックルの打ち合いは互角。さらにエルボーの打ち合いへ。ゲイブリエルが連続で打ち込んでいくの対して、石井は重い1発で応戦。タックルでダウンさせるとサッカーボールキックを叩き込んだ石井。そしてコーナーに追い込んで、エルボーとグーパンチをコンビネーションで叩き込んでいく。そして後藤洋央紀にタッチ。
防戦に回ったゲイブリエルだったが、後藤&石井にロープに飛ばされて返っていくところで両足でのドロップキックを決めて2人を倒し、さらに後藤にドロップキック。そして石井をもショルダータックルでダウンさせる。
ここでタッチを受けた田口。ヒップアタックの動きで翻弄してからサイドヘッドロックに捕らえていく。後藤の変則的なロープワークに対抗して田口も同じロープワークを披露。その流れの中でヒップアタックを決めた田口だったが、続いて矢野にも放ったところでアトミックドロップで返された。それでも後藤を残してCHAOS勢をリング下に落とすと、コーナーに追い込むと、残る3人のパートナーに指示を出して串刺しの連続攻撃。そして改めてサインを出し、自ら尻を突き出す形でコーナーに上がる。そこに激突させようと後藤を振ったものの、後藤はジャンピングしてニールキックを田口の尻に打ち込んだ。ここでリング下から残りのCHAOS勢が戻って来て太鼓の乱れ打ち。後藤はさらにブレーンバスターを決めたところでYOSHI-HASHIにタッチした。
田口にチョップを打ち込んでいくYOSHI-HASHI。田口のチョップに対して逆水平を打ち込み、コーナに詰めると走り込んでの逆水平から田口をロープに飛ばす。返ってくる勢いを利用してヒップアタックを放った田口だったが、YOSHI-HASHIはアトミックドロップで受け止める。そして自身がロープに走る。しかし今度は田口がヒップアタックをカウンターでヒットさせた。
ここでタッチを受けた小島はマシンガンチョップから串刺しエルボー。そして「言っちゃうぞバカヤロー!」と叫んでからフライング・エルボードロップを決めた。YOSHI-HASHIを引き起こしてエルボーを叩き込んでいった小島は、旋回してのエルボーを放っていくが、それをかわしたYOSHI-HASHIは、ロープに入ってヘッドハンターを決めた。さらに串刺しの逆水平から逆水平を挟んでトラースキック。しかしカウント2。バックに回ったYOSHI-HASHIをDDTに切り返した小島。ここでラリアットの狙って走り込んでいくも、待っていたのはYOSHI=HASHIのラリアット。
ここで矢野がリングイン。ニュートラルコーナーのポストを素早く外して手にしたが、佐藤健太レフェリーのチェックに遭う。仕方なくコーナーポストを放した矢野。小島を金具がむき出しになったニュートラルコーナーに飛ばしたが、小島は寸前で踏みとどまる。そこに突進した矢野だったが、小島にかわされて背中から激突。小島はすかさずコジコジカッター。
そして辻が登場。ショルダータックル、串刺しジャンピング・フォアアーム、ボディースラムと攻め立てる。ここで後藤と石井が飛び込んでくるが、辻はゲイブリエルとのコンビネーションで2人を鉢合わせさせると、辻が後藤に、ゲイブリエルが石井に同時にドロップキックを放ってリング下に落とす。さらに辻は、矢野にカウンターのボディースラムからサマーソルトドロップ、ジャンピング・ボディープレスとつないで逆エビへ。YOSHI-HASHIがトラースキックでカットすると、田口が飛び込んできてYOSHI-HASHIにヒップアタック。
コーナーを背にする矢野に走り込んでいった辻だが、かわされて金具むき出しのところに激突。しかし、ロープに走った矢野にスピアを決めてカバー。カウント2で返されると矢野をロープに飛ばそうとしたが、逆にロープに飛ばされてマンハッタンドロップを浴びてしまう。ここで矢野は、辻を佐藤健太レフェリーに向かって突き飛ばす。踏みとどまって激突を回避した辻だったが、動きが止まったところで矢野が背後から急所打ち。そのまま丸め込んだカウント3を奪った。
SUMMER STRUGGLE 2020
- 日時
- 2020年7月31日(金) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 放送
- 観衆
- 482人(札止め)
-
第1試合 20分1本勝負
レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
COMMENT
田口「(怒りの表情でやって来て)チ○ポだろ、チ○ポ! あれチ○ポじゃねえかよ! チ○ポだろうが、あれ! どう見たって」
小島「(田口に合流し)チンだ。チンチンだ! チンチンだろうが!」
田口「チ○ポだ!」
小島「チンチンだろうが、チンチン」
田口「あれチ○ポだ!」
小島「チンチンじゃんか、あれ」
田口「大事なんだよ、チ○ポは!」
小島「チンチンだよ。大事だよ」
田口「チ○ポ……」
ゲイブリエル「なんでヤノのダーティープレイは許されるんだ? いつも決まって金的を狙ってくる。新日本のリングにはスタイルが異なるレスラーがたくさんいて、そこが難しいとこでもある。俺は新たなライバルを見つけたかもしれない。もちろんまだマカベのことも狙っている。でもイシイは俺の実力を試しているようだ。そのつもりならやってみろよ。俺たち、また闘うことになるだろう」
辻「おい、矢野通、ヤングライオンに対してもそんな手を使ってくんのか? クソ! 切り替えて、次に進むしかない。それよりも俺は今、シングルマッチがしたい。タッグマッチじゃなくて、シングルマッチだ。俺に今一番必要なのは経験なんだ。わかるだろ? そして、この前の浜松大会である人が『誰の喧嘩でも買ってやる』って、そう言ってたよな? わかってるよ。あんたは俺より強くて、俺はお前より弱い。でも、それなら闘ってくれたっていいだろ。弱い奴の挑戦ぐらい簡単に受けてくれるだろ。なあ、鷹木さん、あんなこと言ったら他の選手もみんなあなたと闘いたいって言うのはわかってる。だったら、その闘いたいって言った人たちの一番最後で構わない。俺と闘ってくれ。ベルトなんか懸けないでいい。ただ、俺はあなたと闘いたい。男なら自分の言ったことに二言はないよな」
※後藤、石井、矢野、YOSHI-HASHIはノーコメント