新日本プロレス本隊vs鈴木軍の8人タッグマッチ。タイチ&ザックは7.12大阪城ホールで棚橋&飯伏を破り、IWGPタッグ王座を奪取。また、ワトは7.11大阪城の一騎打ちでDOUKIに勝利。その直後、金丸に襲撃されるが、天山によって助けられた。
本隊チームがゴングを待たずに襲い掛かり、いきなり場外乱闘で試合がスタート。そして、リングへ戻ったワトが、金丸にキック連射を浴びせる。
その後、金丸がスワンダイブ攻撃をかわし、ワトを場外へ落とす。だが、ワトは素早くリングへ戻り、エプロン上の金丸を低空ドロップキックで場外へ転落させる。
ここでワトはロープへ走るが、金丸が逃走。その直後、DOUKIが背後からワトを急襲し、金丸の逆襲を呼び込む。しかしワトは、カウンターローリングソバットでDOUKIに報復した。
天山対DOUKIとなり、天山&ワトがダブルショルダータックル、天山がヘッドドロップ、ワトがローキック、天山がブレーンバスターと波状攻撃を敢行。ところが、控えのタイチが天山の背中を蹴ってロープワークを妨害し、DOUKIが背後から鉄パイプで首を絞める。
その直後、タイチが棚橋、ザックが飯伏、金丸がワトを場外で痛めつけ、リング上ではDOUKIがチョーク攻撃と顔面攻撃で天山に追い討ち。これで天山はローンバトルとなってしまい、タイチがチョーク攻撃でさらにいたぶる。
だが、天山はザックにモンゴリアンチョップを浴びせ、カウンターニールキックで逆転に成功。タッチを受けた棚橋が、エルボー&太陽ブロー連射、カウンターフライングフォーアームでザックに追撃し、控えのタイチに張り手を食らわせる。
棚橋の攻勢は続き、ザックにダイビングサンセットフリップ。その後、両者が互いの動きを読み合い、ザックがジャンピングエルボーをかわして腕を取る。だが、棚橋が脱出し、グラウンドドラゴンスクリューを食らわせた。
飯伏対タイチとなり、ローキック合戦でタイチが押し込む。すると飯伏は打撃ラッシュで流れを変え、その場飛びムーンサルトプレスへ繋ぐ。
しかしタイチは、飯伏の串刺し攻撃をかわしてローリングソバットを見舞い、ミドルキックで側頭部を撃ち抜く。
さらにタイチはラストライドの体勢に入るが、飯伏がフランケンシュタイナーへ切り返す。だが、タイチがすぐに立ち上がり、アックスボンバーでなぎ倒した。
飯伏対DOUKIとなり、DOUKIが串刺しラリアット。そして、飯伏の手を振り切り、延髄斬りをヒットさせる。
ここから鈴木軍が飯伏にトレイン攻撃とサンドイッチ攻撃を敢行。そして、DOUKIがダイビングフットスタンプとデイブレイクで追い討ちをかける。
次にDOUKIはスープレックス・デ・ラ・ルナの体勢に入るが、飯伏が脱出してカウンターミドルキックをお見舞い。
その直後、飯伏がラストライドを仕掛けると、タイチとザックがリングへ乱入する。しかし、天山が救援に入り、モンゴリアンチョップでタイチ、ザック、金丸を次々と排除。そして、ワトがスワンダイブエルボースマッシュで金丸に追撃。
するとDOUKIはまたしても鉄パイプを持ち出すが、飯伏がハイキックでダウンさせ、最後はカミゴェで引導を渡した。
ザック『何度も言っただろ、お前たちにリマッチの権利はない。エース棚橋の時代はもう終わった。そして今年タイチの手によってお前は完璧に破壊された。でも俺たちは優しいから、飯伏の挑戦は認めてやろう。だけど、挑戦するにも新しいパートナーが必要だろ。ココナッツみたいな頭した天山はどうだ?人間とは思えないほどデカい頭してるよな。あれだけデカければ武器としても使えるんじゃないか。でもプロレスのリングでは使ったら反則だぞ。丸々太ったココナッツ頭だ。」
タイチ「言い訳すんなよ、棚橋。終わったんだよ、オマエは。何で分かんねぇんだよ。えぇ? オマエのどこに情状酌量の余地があんだよ。誰がどう甘く見て……(※記者の一人に)オマエどう思う? 権利あるか? あるかないかっつったらどっちだよ? ない寄りのナシだな? ナシだな? 誰がどう見たってそうだろう。オマエが何でギャアギャア一番騒いでんだ。飯伏が言うならまだしもだ、まだしも。何でオマエが言う権利あんだ? いい加減にしろ。終わったんだ、オマエは。全て終わったんだ。引け。オマエの時代は全て終わった。俺が終わらしてやったことぐらい気付け。長い間、棚橋さん、どうもお疲れ様でした(※と、頭を下げる)」
ザック「ハハハハ!」
タイチ「ゆっくり休んでください、アナタは。疲れたでしょう、一人でトップ張って。それの手助けを……」
飯伏「オイ!(※と、横からタイチに突っかかる)」
タイチ「何の権利があんだよ! 何が権利行使だ!」
ザック「挑戦させてやるよ。でも新しいパートナーを見つけろ。”アタラシイ”パートナー。」
タイチ「触んないでくれ、ホントに(※と、近くにあった消毒液を手に出し体に塗りつける)。やめて! ザコの手で触んないでくれる? 汚らわしい!」
ザック「もう何度も俺からギブアップ取られてるくせに。」
タイチ「寄るな!(※と、ザックとともに控室へ)」
飯伏「感情が暴走したというか。行き過ぎましたね。反省します。でも、勝ったのは僕らですよね? 何であんな言われなきゃいけないんですか?」
棚橋「あー、完全にナメられてる。あー…。あー、ムカつく」
飯伏「棚橋さん、ナメられすぎじゃないですか」
棚橋「ホント、ナメられすぎ。ホントに。ホンットに。(※飯伏の言葉を遮り)飯伏は、調子上げてるから。俺。俺がね、ちょっとみんなの記憶をいじるけど、俺らは2018年、『G1 CLIMAX』の決勝でやって、俺が勝ってる。2019年は飯伏が(『G1』の優勝を)取ってる。だから、飯伏のコンディション、飯伏の状態まで俺が上がれば、このチームはもっと強くなれる」
飯伏「棚橋さん、僕も、ちょっとやっぱり正直、棚橋さんのコンディションは悪いんじゃないかと、ちょっと思ってます」
棚橋「ウイ」
飯伏「ちょっと、上げてきてもらっていいすか?」
棚橋「ウイ」
飯伏「お願いします!」
棚橋「ウイ、任せろ!」
飯伏「お願いしますよ!」(※飯伏は先に控室へ)
棚橋「分かってる。分かってるよ。ハァ…(ため息)。世界は自分を中心に回ってると思ってた。その方が楽しいから。けど、いつの間にか、それはもう今は昔で、中心は俺じゃなくなって。ハァ…。けど、俺が、また中心に戻りたいと思うなら、パートナーに、飯伏に、『調子上げてきてくださいよ』って、どんな気持ちで言わせたか…ハァ…考えると、心苦しいけど、何とかします。(※控室へ向かいながら)クゥ~……今の飯伏のアレは、こたえた……」
ワト「オイ金丸、オマエ、ボコボコにな俺がなぁ、叩きのめしてやる! 許さねぇからな、マジで! あの野郎、ふざけんな!」
天山「昨日はな、ザックの野郎にやられたけど、あんなもん関係ない。俺からしたら1個ぐらい取られたって、ピンピンしてんねん! 今日もね、さんざんアイツらにやられたけど、まだまだこんなんじゃ足りんからな。マスター・ワト、アイツをどうにかして、一発倒せるって。次、見とけって。バカタレが!」
金丸「オイオイオイ、小僧、勢いいいな、オイ! それぐらいで来なきゃダメだぞ! テメェが帰ってきてから、今日が一番いいじゃねぇか。これからも、その勢い見せてくれよ。(※去り際に)もっともっといたぶってやるからよ」
※DOUKIはノーコメント。