第2試合は真壁刀義&小島聡&田口隆祐vs石井智宏&矢野通&ゲイブリエル・キッド。
当初、真壁組には本間朋晃、石井組には辻陽太も名を連ねていたが、両選手が7月17日にテレビ収録をした際の共演者が、7月24日にPCR陽性反応と確認。本間と辻は、保健所からは濃厚接触者にはあたらないと言われているが、今大会は大事をとって欠場することに。
ゲイブリエルは7.20後楽園のバックステージで、真壁に対して「2010年の中指を立てて尖っていた頃のあなたで俺にぶつかってきてほしい。その真壁さんから認められないと意味がないんだ。お願いだ!当時の荒々しいあなたをもう一度俺に見せてくれ!」と訴えた。これに真壁も「見せたらどうなるか分かってんだろうな。やってやらあ!」と呼応。両者の攻防に注目が集まる。
真壁は入場時からゲイブリエルをにらみつける。ゲイブリエルは真壁の胸板を両手で突き飛ばす。
先発は真壁とゲイブリエル。ガッチリとロックアップで組み合うと、真壁はロープまで押しやる。ゲイブリエルは体勢を入れ替えて、真壁の胸板に張り手。続くショルダータックル合戦では真壁が競り勝つ。真壁はボディスラムで叩きつけてエルボー。しかし、ゲイブリエルもエルボーを返す。そして、真壁を自軍コーナーまで押し込む。
続いて矢野と田口が対峙。田口はクルッと回転し、身軽な動きを見せる。矢野が警戒心を見せると、田口はヒザをついて握手を求める。だが、矢野は応えると見せかけ、すばやくコーナークッションを外す。
そして、今度は矢野が握手を求めるが、逆に田口が対角コーナークッションを外そうとする。しかし、これは矢野が阻止。だが、田口は矢野にヒップアタック。さらに石井とゲイブリエルにもヒップアタック。
ここから田口の指示で小島と真壁が矢野にトレイン攻撃。続いて田口はブロックサインから、セカンドロープに上り、その臀部目掛けて真壁と小島は矢野をハンマースルー。勢いに乗る田口は、マットに大の字の矢野にダイブするも、矢野はヒザで迎撃し、田口の股間にヒット。田口は悶絶。
続いて石井と小島が対峙。小島はショルダータックルで石井をダウンさせ、マシンガンチョップを連発。そして串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー!」の雄叫びを上げ、ダイビングエルボーを投下。しかし、石井はカウント2でキックアウト。
小島がロープに走ると、石井はカウンターのパワースラム。さらに逆水平チョップからブレーンバスターの体勢に入るも、小島は着地。そしてコジコジカッターをお見舞い。
スイッチした小島は石井にショルダータックル。さらに串刺しラリアットから、頭部にナックルを落とす。続いてノーザンライトスープレックスを狙うも、矢野がカット。そして真壁を金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
続く矢野と石井のダブル攻撃は、田口がカット。そして、田口は矢野を金具むき出しのコーナーに衝突させてからヒップアタック。田口は石井にもヒップアタックを繰り出すが、石井は空中で受け止めてジャーマンで切り返す。
次はゲイブリエルが真壁に突進。真壁はエルボーから串刺し攻撃。しかし、ゲイブリエルはキックで回避すると、ショルダータックルでダウンを奪う。そして、真壁を挑発するように張り手、エルボーを繰り出すが、真壁は怒りの表情でエルボー。
負けじとゲイブリエルは、真壁の顔面に強烈な張り手を叩き込んでロープへ。しかし、真壁はカウンターのパワースラム。そして、小島とともにゲイブリエルにダブルのブレーンバスター。
カバーを返したゲイブリエルに対し、真壁はジャーマンを狙う。ゲイブリエルはエルボーで切り抜けるも、真壁はロープへ。すると、場外から矢野が足を引っ張る。そして、トップロープに真壁のノド元を打ち付け、すかさずゲイブリエルが真壁を丸め込む。さらにそこからゲイブリエルは逆エビ固めへ。だが、真壁は脚力で返す。
真壁はショートレンジラリアットでゲイブリエルをネジ伏せ、バックに回る。しかし、ゲイブリエルは回転エビ固めで切り返す。さらに真壁にドロップキックを食らわせてからロープへ。しかし、真壁はカウンターのラリアット。最後はジャーマンスープレックスホールドでゲイブリエルから3カウントを奪った。
試合後、真壁は大の字のゲイブリエルを見下ろす。ゲイブリエルは立ち上がり、真壁と額を付き合わせ、闘志を見せる。