NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020<決勝戦>

日時
2020年7月11日(土)   15:30開場 17:00開始
会場
大阪・大阪城ホール
放送
バナーバナー
観衆
3,318人

第7試合 時間無制限1本勝負
「NEW JAPAN CUP 2020」決勝戦

※EVILが『NEW JAPAN CUP 2020』初優勝
レフェリー|レッドシューズ海野

MATCH REPORT

 『NEW JAPAN CUP 2020』決勝戦。昨年に続く『NEW JAPAN CUP』2連覇をし、二冠王者・内藤へのリベンジを狙うオカダと、手段を選ばぬ無法ファイトを駆使し、準決勝で同門のSANADAを下して決勝まで上がってきたEVILの激突だ。

 場内から拍手が沸き起こると、両者リング中央へ。しかし、様子を見ながらなかなか組合わない。先に仕掛けたのはEVIL。ガットショットでオカダの動きを止めるとヘッドロックだ。これをオカダは逃れるが、EVILはロープに飛ばされながらカウンターのラリアット。さらにダークネスフォールズだ。
 そして早くもEVILの体勢へ。しかし、これを阻止したオカダは逆に変形のコブラクラッチ。そしてEVILがロープエスケープすると、自らも場外へエスケープだ。EVILはこれを追うが、オカダは逆にEVILを鉄柵に叩きつける。
 そしてEVILをリングに戻してショルダーネックブリーカードロップ。続けてコーナーに叩きつけるとバックエルボーをEVILの首筋に叩き込む。そしてフライングメイヤーでEVILを倒すと、すぐさま低空のドロップキックで側頭部を撃ち抜いたオカダ。
 さらにオカダはセントーン・アトミコを発射する。しかし、これを避けたEVILはエプロンに出るとオカダの右腕をキャッチしてアームブリーカー。さらに場外にオカダを出すと、2方向の鉄柵に叩きつけていく。
 そしてリング下からイスを2脚取り出し、1脚をオカダの右腕に絡めて鉄柱に叩きつける。さらにオカダの首にイスをハメると、もう1脚のイスでフルスイング。これで悶絶したオカダがリングに戻ってくるとストンピングで滅多打ちだ。
 さらにEVILは先程いためつけた右腕にロープを絡めてダメージを与えていく。続けて逆水平チョップを連発。そして再び場外へオカダを放り出すと、今度は鉄柵に右腕を絡めていためつけ、蹴りで一撃だ。
 再びオカダをリングに戻したEVILはオカダの右腕を脇に抱えて、肩を固めながらいためつける。しかし、オカダはこれを脱出。DDTを放とうとするが、EVILは阻止。しかし、ロープに飛ばそうとしたところを、オカダが体勢を入れ替えて、今度こそDDTを決めてみせた。
 反撃に移ったオカダはエルボーを連発してからEVILのラリアットをロープを走りながらかわし、バックエルボーアタック。そしてコーナーに移動したEVILに突進する。EVILに避けられるが、続くEVILの突進を捕まえてコーナーに乗せたオカダは下から突き上げるようなドロップキックを発射。場外に落下させてみせた。
 場外に出たオカダはEVILを鉄柵に叩きつけると、フロントハイキックで蹴り飛ばす。さらに鉄柵にEVILの足を乗せて、ハングマン式のDDTだ。そしてリングに戻るとEVILが立ち上がるのを待ってリバースネックブリーカーへ。
 だが、EVILはこれをオカダの顔面を掴んで逃れると、そのままマットに叩きつける。そして、串刺し式のラリアットからセカンドロープにオカダを引っ掛けて胸板にフットスタンプだ。さらにフィッシャーマンズバスターを放ったEVIL。再びオカダの右腕にエルボーを叩き込んで集中攻撃だ。
 だが、オカダはEVILがロープに走ったところをフラップジャックで反撃。そして、EVILが立ち上がったところでエルボーを叩き込んでいく。EVILもエルボーで反撃。ならばとオカダはフロントハイキック。EVILはこれを逆水平チョップでお返しだ。
 ならばとオカダはショットガンドロップキック。しかし、これを避けたEVILはセントーンを発射。オカダもこれをかわすとツームストンパイルドライバーの体勢へ。EVILが逃れて方向を変えて斜めから突進してくると、これを察知してドロップキックで迎撃。そしてツームストンパイルドライバーでマットに串刺しにしてから変形のコブラクラッチだ。
 ここは完璧に極まらずEVILがロープエスケープ。しかし、オカダは間髪入れずにコーナーにスローしてから串刺し式のバックエルボーだ。だが、EVILも続くオカダの蹴りをキャッチするとこれをレフェリーに預けてソバットで一撃。
 さらにオカダをレフェリーにぶつけると、後方から金的攻撃だ。この一撃にはオカダも悶絶。その隙きにEVILは場外に出ると、リング下からイスを4脚取り出す。そして、これをリングに上げると、イスの山を作り、オカダを抱えてダークネスフォールズだ。
 この強烈な一撃を食らっても、オカダはキックアウト。ならばと立ち上がったオカダ目掛けて串刺し式のラリアット。そしてコーナートップへオカダを持ち上げると、自身も上がってトップロープからの雪崩式ブレーンバスターだ。
 これをオカダがキックアウトすると、オカダを抱き起こして首を掻っ切るポーズ。そしてEVILだ。しかし、これをエルボーで阻止したオカダ。ならばとEVILはサミング。しかし、コーナーに移動したオカダに突っ込んだところを捕まって、逆にリバースネックブリーカーを食らってしまった。
 両者ダウンした状態から起き上がると、膝立ち状態でエルボー合戦。そして立ち上がってからもエルボー合戦だ。両者、観客の手拍子が響く中、エルボーを打ち合う。その中でオカダはエルボースマッシュに攻撃を切り替える。これによってEVILの動きがストップ。
 だが、EVILも決して倒れようとしない。ならばとオカダはフロントキック。しかし、EVILはこの蹴り足を掴んでその膝にストンピング。さらにローリングエルボーだ。これで倒れたオカダに対し、ロープに走ったEVIL。だが、オカダはこれをドロップキックで迎撃だ。
 そして変形のコブラクラッチに捕獲。しかし、EVILはこれをサミングで脱出。そして、コーナーのオカダに突進。だが、オカダはこれを足を突き出して迎撃すると、続けてショットガンドロップキックを発射。さらにローリングツームストンパイルドライバーを放つと、今度こそトドメの変形コブラクラッチだ。
 だが、EVILも耐える。グッタリとしながらもタップしないEVILの左腕を掴んで無理やり起こすと、オカダはショートレンジのラリアット。さらにもう一発、腕を掴んだままショートレンジのラリアットを食らわせ、変形のコブラクラッチ。さすがのEVILもグッタリとし、勝負あったかと思われた。
 ところが、ここでなんとBULLET CLUBの外道が乱入。エプロンに上がってきたところで、気付いたレフェリーが止めていると、なんと今度は背後から裕二郎がリングイン。オカダを背後から襲撃して持ち上げると、マイアミ・シャインで叩きつける。外道と裕二郎はそのまま退場だ。
 不可解な状況の中、先に立ち上がったのはEVIL。オカダを無理やり起こすとラリアット。ここはカウント2で返したオカダに、EVILは首を掻っ切るポーズからEVILへ。だが、オカダも踏ん張って阻止する。
 そして、エルボースマッシュでEVILを迎撃すると、抱え上げようとしたEVILを捕まえてもう一度変形のコブラクラッチへ。しかし、EVILはコーナーの方向へバックしながらレフェリーに激突して脱出だ。
 そしてレフェリーが倒れた隙きにEVILを仕掛ける。だが、オカダはこれ阻止してローリングレインメーカーへ。EVILもこれを体勢を入れけて阻止。再びEVILの体勢に入る。オカダがこれを変形コブラクラッチに切り返すと、バックキックでオカダの股間に一撃だ。
 さらにEVILは倒れたオカダの両足を掴んで股を広げると、もう一度股間にストンピング。そして、力の入らないオカダにトドメのEVILを食らわせて3カウント奪取。『NEW JAPAN CUP』初優勝を果たした。

COMMENT



  
EVIL「(※ウルフバックサインを高く掲げ、邪道、外道、裕二郎、石森を従えてコメントスぺースにやって来る。用意されていたイスに座ると、ほかのBULLET CLUBメンバーから拍手が起こる)オイ、まずはオカダ、オカダ、なぜ決勝の舞台に、BULLETが入ってくるんだとでも思ったか、オイ? それはな、すべてこの俺が、仕組んだことだ。そして、内藤、内藤、内藤……。お前とロス・インゴのお前ら全員、腐りきってんだよ、バカ野郎。そしてな、虫唾が走りに走りまくってるんだ、この野郎。明日、リングで大の字に倒れてんのは、内藤、お前だ。よく、覚えとけ……」



※最後は全員でポーズを決めて、立ち去ったEVILとBULLET CLUB一同。
 
※オカダはノーコメント

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