ついに準決勝戦が行われる『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020』の第8戦。新日本プロレスワールドのLIVE配信に加え、BS朝日で毎週金曜20時より放送中の「ワールドプロレスリングリターンズ」で生中継も敢行。“金曜8時のプロレス生中継”は34年ぶりのこととなる。
オープニングマッチは、新日本プロレス本隊vs鈴木軍の8人タッグマッチ。IWGPタッグ王者組の棚橋&飯伏とタイチ&ザックは抗争中で、『NJC』公式戦ではタイチが棚橋と飯伏を立て続けに撃破。ザックと共にタイトル挑戦を突きつけている。また、永田と鈴木も『NJC』1回戦で当たっており、永田が勝利を収めた。
棚橋が先発を買って出ると、それに呼応してタイチがゆっくりとリングイン。その後、控えのザックがエプロンから棚橋を羽交い絞め。ここは脱出した棚橋だったが、タイチがチョーク攻撃で動きを止める。
そこへ飯伏が入り、棚橋と共にカウンターダブルバックエルボーをタイチに見舞う。そして、棚橋がジャンピングエルボードロップ、飯伏が捻りを加えたジャンピングボディプレスで追い討ち。
しかし、タイチが紐で首を絞めて棚橋に報復。そのままロープ際に固定すると、ザックがドラゴンスクリューを2連発で食らわせる。
たちまち場外乱闘となり、タイチが棚橋を鉄柵や壁に打ちつける。それと同時に、ザックが飯伏、鈴木が永田、デスペラードがキッドを痛めつけ、試合の流れを一変させる。
これで棚橋は完全に孤立し、鈴木が膝を捻り上げる。そして、デスペラードがジャンピングボディプレスで追撃。
その後、ザックが棚橋の脚を折り畳んで悶絶させ、エルボースマッシュ連打を浴びせていく。だが、棚橋はツイスト&シャウトで逆転に成功。
飯伏vsザックとなり、飯伏がカウンターフランケンシュタイナー、ミドルキック、打撃ラッシュと畳み掛ける。そして、その場飛びムーンサルトプレスを繰り出すが、ザックが受け止めて三角絞めを仕掛ける。
その後、ザックがオーバーヘッドキックで飯伏の腕を蹴り、卍固めで捕獲。それを飯伏が切り返して変型パイルドライバーの体勢に入るが、ザックが前方回転エビ固めに切り返す。しかし、飯伏は後方回転し、反対にザックを押さえ込む。
その直後、ザックがフロントハイキックを見舞い、オーバーヘッドキックをキャッチ。さらにエルボースマッシュを浴びせるが、飯伏がハイキックで側頭部を撃ち抜いてダウンさせた。
永田対鈴木となり、永田がミドルキック連射、串刺しフロントハイキック。だが、鈴木がエルボー連打から串刺しフロントハイキックを返す。
エルボー合戦を挟み、競り勝った鈴木がロープへ走る。これを永田がフロントハイキックで迎え撃ってエクスプロイダーの体勢に入るが、鈴木が抵抗してフロントネックロック。そして、ゴッチ式パイルドライバーにいくが、脱出した永田が今度こそエクスプロイダーで投げ捨てた。
ここでキッドが登場し、鈴木へエルボー連打を見舞う。だが、鈴木が受け流し、強烈な張り手で報復。
キッド対デスペラードとなり、トレイン攻撃を回避したキッドがデスペラードにショルダータックル、鈴木にドロップキック。さらに、逆水平チョップ、ブレーンバスター、ドロップキックでデスペラードに追い討ちをかける。
次にキッドは逆エビ固めを仕掛け、デスペラードに抵抗されるとジャックナイフ式エビ固めで押さえ込む。それでもデスペラードはブリッジで起き上がるが、キッドが今度こそ逆エビ固めを極める。
その直後、両軍の選手がリングへ入って乱戦となり、棚橋がタイチ、飯伏がザックにプランチャをお見舞い。しかし、デスペラードがキッドにカウンタートラースキックを見舞い、顔面パンチで追撃。そして、間髪入れずにピンチェ・ロコで轟沈した。