『Lion’s Break Collision #1』のオープニングマッチは、クラーク・コナーズとアレックス・コグリンのLA道場対決。
まずは両者、スピーディーな攻防から主導権争いを展開。
一度、距離とり改めて組み合うと、クラークがタックルからアレックスの左足をとり絞っていく。
だが、アレックスもすぐさま体勢を入れ替え、逆方エビ固めを極めると、クラークはロープへブレーク。
続いて、両者はロックアップからリストの取り合いとなると、クラークがここでも足を取りグランドへ移行すると、そのまま変型キャメルクラッチから弓矢固めを極める。
これを嫌ったアレックスはスタンドの体勢に戻すと、クラークの左腕を取りアームブリーカーから変型アームロックでガッチリと締め上げる。
コナーズはなんとかロープへ逃れるも、アレックスは攻撃の手を緩めず、ヘッドシザースでコナーズの首を締め上げると、チンロックでスタミナを奪っていく。
苦しい状況のコナーズは変則的な動きからショルダー・タックルをぶちかまし反撃に出ると、アレックスをコーナーに追い込み、串刺しタックルの連打、逆水平チョップの連打をお見舞い。
これに火のついたアレックスもすぐさま逆水平チョップで応戦するが、コナーズはアームホイップからエルボードロップを決めてる。
続いて、コナーズがボディスラムを狙うが、ここはアレックスが切り返し逆にボディスラムでコナーズをリングに叩きつけると、スープレックスで固めるもカウント2。
追い込まれたコナーズは、ロープへ走ったアレックスへカウンターのパワースラムを決めると、逆エビ固めで形勢逆転。
さらに、コナーズは強烈な逆水平チョップの連打からスピアを敢行。
だが、アレックスはこれを間一髪でかわし、サイドスープレックスから河津落としを放つと、腕ひしぎ固めを極めたところで試合終了のゴングが鳴り、10分引き分けの結果となった。
クラーク「ずっと家にいたから、こうやって試合をするのは久しぶりだな。今はアレックスとは1勝1敗なんだけど、次の闘いではどちらが強いか証明し合うことになるだろう。ニュージャパンにおいても、全プロレス界においても、勝利というのは本当に重要だ。俺はもう次のレベルに上がる準備が出来ている。
そして、アイツもそうだろう。俺たちはLA道場の初代クラスで一番最後に取り残された弟子になるつもりはない。俺はLA道場のキャプテンだ。俺はあそこに取り残されるその1人にはならない。俺がここにいるのは勝つためだ。来週も再来週もその次の週も全力を注いで誰が相手であろうと全試合に勝つんだ」
アレックス「彼(クラーク)は俺を辞めさせようとしてくるんだ。4か月くらいしかプロレス経験がない中で俺はLA道場に来た。プロレスラーになることを夢見てな。アイツらは俺を辞めさせようとしやがる。クラーク、そしてカール。いいか。ずいぶん前に3人で何回か試合したよな。俺は10勝したんだ。シバタサンは俺にめちゃくちゃ厳しかった。練習でボコボコにされたよ。彼らもそうだった。
俺の人生を生き地獄にした。俺は試されていたんだ。俺がボコボコにされたらどうなるか。何年もの間プロレスをやってきた彼らは自身の強さを証明できた。もちろん彼らは俺のブラザーだし大好きだ。一緒にトレーニングできて嬉しいよ。でも、よく聞け。俺はいま自分の強さを証明している。彼らも俺とトレーニングできることを俺と同じくらい喜んでいるだろう。俺は自分を高めるものを既に持っているんだ。熱いハート、熱いスピリット、「俺はできる!」っていうプロレスの信念が!
俺には自信がある。俺と同じポジションにいた他のヤツらは辞めていった。腕を折って、心臓発作を起こして、首を捻って。どんな理由であろうと、不屈の精神が少ししかなかったら、誰も俺がいまいるところまで来られるヤツはいないだろう。もちろん、ヤツらは肉体的に限界だったんだろうな。俺みたいに3,000回スクワットできるヤツは他にいなかった。全て勝つためにやった。それで肩を負傷した。
怪我したが、会社で誰も成し遂げたことのない事をやってのけんだ。カールはもういない。彼はもうヤングライオンじゃない。初代クラスは俺とクラークだけだ。彼が言ったとおりだ。さすが俺のブラザーだ。愛してるぜ。俺はここまできた。熱いハートとスピリットでな。俺はここで最後の1人になるつもりはない。おぼえとけよ」