CHAOSの石井とヤングライオンの上村が異色タッグを結成し、鈴木軍のデスペラード＆金丸と対決。4人は『NEW JAPAN CUP 2020』1回戦を控えており、石井とデスペラードが6月16日（火）、上村と金丸が6月17日（水）に対戦する。

　上村がリングインするなり金丸を襲撃し、乱闘で試合がスタート。そこから石井が孤立してしまい、金丸が串刺しバックエルボー、デスペラード＆金丸が合体バックドロップを食らわせる。
　それでも上村が孤軍奮闘し、開脚式ドロップキックで2人をまとめてなぎ倒す。だが、金丸が顔面かきむしりで動きを止め、替わったデスペラードがいいように痛めつけていく。
　その後、デスペラードが石井を挑発し、2人が番外戦を展開。一方、金丸は上村を鉄柵へ叩きつけ、さらにダメージを蓄積させる。
　上村の劣勢は続き、金丸がショルダースルー、ストンピング連射、ボディスラム、デスペラード＆金丸がダブルレッグスプリット、デスペラードが顔面攻撃、金丸がキャメルクラッチなどで攻め立てる。
　苦しくなった上村は、カウンタードロップキックで金丸に逆襲。これでようやくタッチを受けた石井は、カウンタータックルで金丸を吹き飛ばす。
　その後、デスペラードが石井の背中を蹴ってロープワークを妨害。すると石井は、トップロープ越しのブレーンバスターでデスペラードを叩きつけ、串刺しラリアットを食らわせる。
　さらに石井は、金丸とデスペラード激突させ、2人の誤爆を誘発。そして、パワースラムで金丸に追い討ちをかける。
　ところが、金丸が佐藤レフェリーを盾にして石井の動きを鈍らせ、膝に低空ドロップキックを浴びせる。その直後、金丸が石井の脚を取り、デスペラードも膝に低空ドロップキックを見舞う。
　さらにデスペラードは、石井の膝にジャンピングボディプレスを浴びせ、ニークラッシャーからマフラーホールドを極める。しかし石井は、バックドロップで逆転に成功。
　上村対デスペラードとなり、上村がタックルで先制。そして、金丸に鉄柵攻撃を食らわせる。
　さらに上村は、カウンターランニングエルボー、串刺しバックエルボー、ブレーンバスターでデスペラードに追撃。そして、逆エビ固めで絞るが、金丸がカットに入り、フェイント式延髄斬りで黙らせる。
　次にデスペラードがカウンタースパインバスターで上村を叩きつけ、金丸が低空ランニングフロントキックで追い討ち。それでも上村は石井のアシストを受け、後方回転エビめでデスペラードを丸め込む。
　だが、デスペラードがキックアウトし、死角からのスピアーで報復。そして最後は、ヌメロ・ドスで上村からギブアップを奪った。

デスペラード「イッシイ！　イッシイ！　実はさあ、このなんだっけ？　『NEW JAPAN CUP』？　無差別級になったの、無差別級の顔のお前が一番喜んでんじゃないの？　まあ、喜ぶっていう感情があいつにあるかどうか、俺にはようわかんないんだけどさ。楽しみだねえ。ヘビーとジュニアがどういう立ち位置なのか？　お前ら、あれだろ？　ジュニアのほうが下だと思ってんだろ。お前らがそう思ってんだったら、その通りなんだよ。お前らの中ではな。だけど、俺たちの中では違う。ジュニアの人間がヘビーを食うっていうのはな、楽しいんだぜ～。どうせお前ら、俺が石井にさ、ぶん投げられて、ぶん投げられて、負けると思ってんだろう。そうなるかよ、バカ野郎！　で、ノブさん、相手誰でしたっけ？」

金丸「いやまあ、今日久しぶりにやったけどよ、久しぶりの割には丁度いい相手だったな。いい汗かいたし。これで今夜もいい酒飲めるだろう。それと、おい、ジュニアがヘビーの枠に入るっていうことはどういう闘い方になるか、よく教えてやるからよ。しっかり見とけよ」
デスペラード「（金丸の言葉を聞いて、パチパチと拍手）」
金丸「お前ら、見てる奴は頭をスマートにして見ろよ？　それだけだ。そうすりゃな、もっとおもしろく見れるよ」
デスペラード「そういうこっちゃ」

上村「情けないです。シングルマッチは明後日なんで、明後日、今日やられた分の、今までやられた分の何倍にも返してやるよ、この野郎！　覚えとけよ」
※石井はノーコメント