「NJPW WORLD Special 」として開催されている『NEW JAPAN CUP 2020』の2日目。
オープニングマッチは、ヤングライオンのキッドがジュニアの強豪である石森に挑む『NJC』1回戦。
試合開始直後は、キッドが腕を狙った攻撃で優位に立つ。すると石森はヘッドロックで絞り上げるが、キッドがカウンターショルダータックルを食らわせる。
だが、石森が場外戦へ持ち込み、キッドを鉄柵へ叩きつける。そしてリングへ戻ると、ネックロック、膝蹴り、ひっかき攻撃、逆水平チョップ、串刺しダブルニーアタックなどで攻め立てる。
続いて石森はコーナー2段目からジャンプするが、キッドが下からのドロップキックで撃墜。さらに、串刺しエルボースマッシュ、カウンターボディスラム、ブレーンバスターへ繋ぐ。
しかし石森は、カウンターフロントハイキックで逆転。そして、リング内とエプロンを素早く行き来してキッドを翻弄し、スワンダイブボディシザースドロップを繰り出す。ところが、キッドが受け止め、逆エビ固めで挽回。
その後、両者がエルボーを打ち合い、続いてキッドが逆水平チョップを浴びせる。だが、石森が追走式バックエルボーでキッドの動きを止め、スワンダイブオーバーヘッドキックで追撃。そこからYes Lockで絞り、完勝を収めた。
石森「『NEW JAPAN CUP』、始まったな。まあ、初戦の新人くんには負けるイメージ、そんなのはなかったけど、次だ。上村のお坊ちゃんと金丸かぁ……。金丸が来たら、ちょっと俺はやべえからな。ここは一つ、上村の坊っちゃんにがんばってもらわねえと。でも、もし金丸が上がってきたら……ああダメだ! ダメだ、ダメだ、ダメだ! お、俺はやっぱり金丸アレルギーがあっからよ。だから、坊っちゃん、勝ち上がってこいよ!」
ゲイブリル「(床に座り込んで)前にも言ったが相手はジュニア最強選手の一人だ。今日あらためてその事実を思い知らされたよ。……この3ヶ月間ほとんどずっとノゲドージョーに篭っていた。突然のことだったがこうしてチャンスを掴み、この日に向けて週に6回、1日2回のトレーニングを重ねてきた。2日前のシングルでも辻に負けてしまったが、絶対にこのままでは終わらないよ。たしかに結果は残せなかったけど、持てるすべてを出し切った。俺にはもっともっとトレーニングが必要だとわかったんだ。
カール、クラーク 、アレックス……申し訳ない。本来出場するはずだったアレックスとカールのぶんまで、LAドージョーを背負って闘った。イシモリ、また闘うことになるだろう。こんなところで立ち止まってなんかいられない。もし次もまたお前にやられてしまっても、俺は何度でも立ち上がり続ける。俺のハートは砕けない。それがLA道場のスピリットだ。(日本語で)オレハ、LAドージョーダ。イジョウ!」