メインイベント終了後、棚橋と飯伏は手にしたばかりのIWGPタッグベルトを掲げ、腰に巻いて記念撮影に応じる。そして、棚橋がマイクアピールを開始。

棚橋「（※『GO！ ACE！』コールのなか、片膝立ちで）今日は皆さん、ありがとうございました（※大拍手からしばらく沈黙し）。…もう1回言わせて下さい。今日は本当にありがとうございました！（※大拍手＆『棚橋』コール） 僕の願いはひとつなんです。プロレスを!! 見てるときだけは!! 楽しんで下さい!!（※大拍手から立ち上がり） ああ！ 飯伏、やっと、本隊にベルトが戻って来たななぁ（※大拍手のなか、飯伏は大きくうなずく）。これから、これから、いろんな、いろんな対戦相手を迎え撃つから、皆さん期待して下さい。今日はありがとうございましたーー!!（※大拍手）」

　ここで客席から「ギター」コールが起きるが、棚橋は自ら停止させる。すると今度は「棚橋」コールが起きるが、棚橋は「疲れてないけど、疲れてないけど、次にしよう」と発言。さらに、「大丈夫。俺たちは！（※不満の声があがり） よく聞いて。俺たちは、無限に防衛するから」と力強く宣言し、大拍手を受けた。

　続いて棚橋は、「よーーーし!! じゃあー、最後にーー!! 後楽園ホールの皆さーーん!!」と絶叫し、「愛してまーす！」のフレーズで締めようとする。ところが、背後からタイチ＆ザックが急襲！

　2人が棚橋にストンピングの雨を降らせると、慌てて飯伏が救助に入る。だが、タイチが急所を蹴り、ザックと共に天翔ザックドライバーでKO。

　これで場内は「タイチは帰れ」コールと「レッツゴー・タイチ」コールが交錯。そんななか、タイチが棚橋を羽交い絞めにし、ザックがドラゴンスクリューを2連発で敢行。

　さらに、ザックが棚橋の脚を関節技で絞り上げると、マイクを掴んだタイチが「棚橋、ギブアップ？ ギブアップ？ イエス？ ギブアップか、オイ？ タップしろ、タップ。どっちだ、オイ、聞こえねぇぞ！」などと言って挑発。

　それでも棚橋が耐えると、タイチは「ギブアップしねぇんだな？ じゃあテメェ、ノックアウトしてやる、この野郎」と宣言。そして、ザックと共にザックメフィストを炸裂させ、棚橋を完全KOしてしまった。

　ここでザックがマイクアピールを始めると、場内に怒声が飛び交う。

ザック「黙れ、お前たち！ （※客席から飛んできた『うるせー！』という野次に対して）黙れ、このディ○クヘッド（※チ○ポ野郎の意味）！ クソ、うるせぇな。この倒れているタッグチームの王子様たちが、タッグベルトを守れると思うのか？ そんなわけがない。この俺たち、この危険なチームが獲ってやる！」

　そして、ザックはタイチにマイクを手渡す。

タイチ「（ザックの言いたいことは）そういうことだ、この野郎（※場内笑）。棚橋、何が『愛してます』だ、この野郎。くだらねぇな。愛なんていらねぇんだ、この野郎（※場内笑）。オイ、棚橋。滅びるがいい、愛と共に！（※場内笑） オイ、いいか？ このよ、イマイチ盛り上がんねぇ新日本プロレスのタッグ戦線、こんなヤツら（棚橋＆飯伏）に代わってよ、俺とザックが引っ張ってってやるよ、この野郎（※ブーイング）」

　その直後、タイチとザックはIWGPタッグベルトを手にするが、客席から「帰れ」コールが起こる。すると、タイチは「オメェらが帰れ、この野郎！ 汚くてしょうがねぇんだよ、テメェらよ！ 帰れ、この野郎!!」と悪態をつく。

　そして、2人は倒れている棚橋と飯伏の体にベルトを置き、意気揚々と退場した…。