IWGPタッグ王座返り咲きのチャンスをうかがうフィンジュースがGBHとカルテットを結成、BULLET CLUBのニュージーランド&トンガ組と激突する8人タッグマッチ。BULLET CLUBには邪道と外道がピッタリ寄り添っている。
真壁とファレの先発で試合開始のゴング。ロープに飛ばされたタックルを打ち込んでいくも、ファレは倒れず。場外乱戦で優位に立ったBULLET CLUB。ファレがリングに戻って来た真壁を踏みつけ、ジェイは背中にエルボーを叩き込み、コーナーを背にした真壁に対し、セカンドロープに乗ってパンチを振り下ろしている。真壁もパンチで反撃に転じるも、ジェイがレッグブリーカー、G.o.Dがトップロープ越しのトペ・アトミコを連続で落としていく。タンガにレフトハンドラリアットを決めたところで、ようやくフィンレーにタッチ。
フィンレーはフライング式のヨーロピアンアッパーカットをタンガに決め、さらに串刺しエルボーからコーナー2段目に飛び乗り、ダイブしての欧州式アッパーカットを打ち込む。ジュース、タンガ、タマが飛び込んできて4選手が入り乱れる流れとなるなか、パルプフリクションを狙ってきたジュースを突き飛ばしたタマ。激しいロープワークが繰り広げられる中で同時にボディーアタックを放って空中で激突。
ここでタッチを受けたジェイに対し、フィンレーがロックボトム式バックブリーカー。タッチを受けた本間がジェイに逆水平を連発。串刺しエルボーバットからフェースクラッシャー。しかし続く小こけしは自爆。ジェイがブレイドバスターを決めるも真壁がラリアット。さらにリングに飛び込んできたG.o.Dをスーパーマンラリアットで返り討ち。エプロンのファレにフィンジュースがダブルドロップキックを放ってリング下に落とすと、リング上ではジェイが孤立。ここでGBHがサンドイッチラリアット、フィンジュースが合体河津落としで追い打ち。ここで本間が小こけしを決めるも、G.o.Dが飛び込ん出てきてカット。
息を吹き返したジェイは1発、2発と逆水平を打ち込んでロープに走る。こけしロケットで迎撃した本間はこけしを狙ってコーナー2段目に上がったが、邪道が竹刀で一撃。すかさずジェイがブレイドランナーを決めてカウント3を奪った。

タマ「……タナ、イブシ、今この時を楽しめ。何故なら長くは続かないからな」
ジェイ「こけし、初めて喰らったよ」
外道「大丈夫か?」
ジェイ「なんか手の感覚がない感じ。だけど俺にあんなものは効かないぜ。ここで俺の秘密を1つ教えてやろう。おまえは俺をマットに倒し込んでおくことはできない。前に何があったかは関係ない。もう誰も俺を抑えられるやつはいないんだ。『NEW BEGINNING』でも俺は新しい闘魂性を見出した。そして、今日ついに中西、あの老いぼれ中西が、彼には大きすぎるブーツとそしてショーツを脱ぐことになる。彼のこれまでのキャリア、みんな少し大きく見すぎてるかもしれないな。でもこれで最後だったら、もうライガー、服部たちと一緒にしっかりと引退してほしいものだ。そして俺の新しい時代、KING、新日本のKING、王様であるこの俺がこの会社を前進させて見せよう。俺の時代、BULLET CLUBの新時代、KINGの世界、SWITCH BLADEの世界、そしてジェイの世界を見せてやろう。おまえたちはその新しい時代、世界の中でただ存在するだけの男になるんだ。“トランキーロ”俺は闘い続けるぞ。以前までもそうだったように、これからも俺は言ったことは約束する有言実行の男だ。ハポンのリーダー内藤よ。おまえと俺の“ディスティーノ”がここまで絡まって来るとは以前はまったく想像もつかなかった。でも俺はまたここで闘い続け、内藤おまえに戻っていくんだ。『NEW JAPAN CUP』で俺は対戦する相手全てを倒し、最後に内藤、おまえを倒すんだ。OK?」
※ファレ、タンガ、邪道はノーコメント

真壁「オイ、こんなとこで足踏みしてらんねえんだ! 今日のリベンジも、いつのリベンジも同じだよ、オイ! 俺とこけしで必ずだ! あの頂まで行ってやるよ、コノヤロ-! アン? タンガ、タマ? オイ! キン●マ、よく洗っとけ。テメーら! テメーら全員、地獄に落としてやるよ! それだけだ!! 」

ジュース「G.O.D、だいぶ早かったな!」
フィンレー「前回よりも早かったんじゃないの? でも、ザックとタイチがベルトに挑戦表明しに来て、なんかしょっぱい気分だよな」
ジュース「ホントだよな! いったいどうなってるんだ? タナとイブシがヘビー級タッグのベルトを取るし。いったい何が起こってるんだ? 責任者は誰だ? 俺は心の底から自分たちにタイトル挑戦の権利があると思っている。ていうか、俺たちが挑戦するべきだ! 神の御許において、タイトル挑戦は俺たちがするべきだ! リマッチだ! そうだろ? だって『レッスルキングダムで』タイトルを獲得した。そこから俺たちに何も与えられてない」
フィンレー「そこだって、ちょっと失敗しただけだしな」
ジュース「ただそれだけで、またタイトル挑戦の長い列の最後尾に俺たちを追いやるなんて、ニュージャパンの偉い人たちもひどいもんだ! わかったよ! また、イチから始めるよ! 下から再び這い上がってやる! 鈴木軍、タイチ、ビーガンボーイ、アイツら、自分たちのことをデンジャラスタッグと呼んでるけど、ウ~ッ、アホか!! 俺たちが求めてるのは頂点のベルトだ! 『NEW JAPAN CUP』がもうすぐ始まる。『NEW JAPAN CUP』で俺たちのどちらかが勝てば、タッグチームのタイトル挑戦に宣言する!」
フィンレー「そうだな、そうしよう!」
ジュース「ということは、二人が『NEW JAPAN CUP』に参戦するんだから、チャンスは二倍ってことだよな!」
フィンレー「そうだな、32分の2の確率だ!」
ジュース「32分の2、ということは16分の1! ということだな!!」
フィンレー「チャンスは大きい!」
ジュース「誰よりもタイトル挑戦に近いところにいるんじゃないの?」
フィンレー「ここで言っておく! 俺たちをタイトル挑戦の最後尾に置いてくれても構わない。ニュージャパンのロースター全員の中で、一番最後でもいいよ。でも、俺は心の底から俺たちがベストタッグチームだと思ってる! タナ、イブシ、オマエたちの背後から誰が追ってきてるか、注意しておくべきだ! オマエたちと戦い、そのベルトを取り返してみせる! 俺たちは必ず、最後の最後に頂点に立つんだ!」
※本間はノーコメント