2.1札幌で後藤を破ってNEVER王座を初戴冠した鷹木が、初防衛戦で強豪の石井と激突。

　ゴング直後、両者に向けた大コールで場内が二分される。そんななか、石井がロープ際で不意打ちに出るが、鷹木が素早く身をかわす。
　続いてショルダータックル合戦となり、鷹木が競り勝つ。そして、エルボードロップ、セントーンなどで追い討ち。
　さらに鷹木は追走式キチンシンクを見舞うが、石井が追走式タックルで逆転。そして、ローキック連打、ヘッドバット連打、逆水平チョップなどに繋ぐ。
　しかし、鷹木が応戦し、今度は逆水平チョップ合戦が勃発。そこから鷹木がダブルチョップを食らわせたのち、ブレーンバスターで投げ捨てる。
　その後、2人がエルボー合戦を繰り広げ、そこから鷹木が頭を平手で叩いて挑発。そして、エルボーを撃ち込むも、石井が敢えて追撃を促して前進し、強烈なエルボー1発で逆転。
　さらに石井は、エルボー＆逆水平チョップを乱れ打ち、鷹木をひざまずかせる。そして、串刺しラリアットで追い討ちをかけるが、鷹木はDDTで報復。そして、顔面パンチ＆逆水平チョップ連射、顔面パンチ連射、エルボースタンプ連射と一気に攻め込む。
　ここで鷹木は「寝てんじゃねぇよ！」などと叫び、ダウンしている石井の背中を蹴る。これに石井が怒って素早く立ち上がり、喉元を狙った逆水平チョップを連発。
　その後、石井がエプロンからトップロープ越しのブレーンバスターを仕掛けるが、鷹木が抵抗してエプロンへ着地。すると石井はパワーボムを狙うが、鷹木が回避し、デスバレーボムでエプロンへ激突させる。
　リングへ戻った鷹木は、スライディングラリアット、熨斗紙などで追撃。そして、ショートレンジラリアットを連発するが、石井がパワースラムで挽回。
　それでも鷹木は、カウンターバックエルボーから顔面パンチを見舞うが、次のショートレンジラリアットは石井がかわす。
　すると鷹木はフロントスープレックスで投げるが、石井がすぐに立ってバックドロップ。すると鷹木もバックドロップを返すが、石井が再びバックドロップを繰り出し、立ち上がった鷹木をもう1度バックドロップで叩きつける。
　続いて両者がラリアットを打ち合い、そこから鷹木が追走式ラリアット。だが、石井もすぐに同じ技を返し、さらにはラリアットが相打ちになる。その直後、両者が同時にダッシュするが、石井がラリアットで鷹木を吹き飛ばす。
　さらに大きな応援合戦で場内が騒然とするなか、石井はパワーボムで追撃。そして、抵抗する鷹木をヘッドバットで黙らせ、トップロープ上から雪崩式ブレーンバスターを敢行する。
　次に石井はスライディングラリアットを放つが、鷹木が回避してMADE IN JAPANに行く。これを石井が抵抗すると、鷹木は今度こそカウンターバックエルボー→顔面パンチ、ショートレンジラリアットの3段攻撃をお見舞い。
　続いて両者が激しいヘッドバット合戦を展開し、そこから石井が左右のエルボー連打。しかし、鷹木も負けずに左右のエルボー連打をお返しし、石井の右手を掴んだままエルボーを連発。そして、今度こそMADE IN JAPANで叩きつける。
　続いて鷹木はランニングラリアットをヒットさせるが、石井がフォールをカウント1で跳ね返す。すると鷹木はさらにランニングラリアットを食らわせるが、石井が受け止め、ショートレンジラリアットで報復。
　さらに石井はジャーマンスープレックスホイップで投げ捨て、立ち上がった鷹木にカウンターラリアット、延髄斬り、スライディングラリアットを見舞う。
　次に石井はブレーンバスターの体勢に入るが、鷹木が切り返し、変型エメラルドフロウジョンで突き刺す。そして、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを仕掛け、抵抗した石井の顔面にパンチを見舞う。
　それでも石井はカウンターラリアットで鷹木の動きを止め、ヘッドバットで尻餅をつかせる。そして、ラリアットで追い討ちをかけるが、鷹木がヘッドバットで報復し、鷹木式GTRを敢行。
　さらに鷹木は、石井の背後からショートレンジラリアットを浴びせ、正面からのパンピングボンバーで吹き飛ばす。そして最後は、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを炸裂させ、激闘を制した。

　
鷹木「なんだよ、せっかく勝ったってのに前回同様、敗者みたいじゃねえか。まあでも前回は、試合に勝って、勝負に負けたと表現したな。今日はがむしゃらでもう訳わかんねえけどよ、試合には勝ったが、胸を張って言える、勝負にも負けてはいない。ただ、恐ろしいよ、あの44歳。強烈すぎるよ。何回も意識が飛びかけた。だが、あの野郎の目が死んでなかったから、俺の魂も踏み止まった。俺にはよ、歴史がないから、この新日本で。後藤と石井はこのベルトを5回も戴冠してるんだろ？　だが、歴史がない分、一つ一つインパクトを残していくからよ。まだまだやることは山ほどあるんだ。それと、昨日、久々に後楽園に来たら、会社の担当がおもしろいことを言ってたな。『鷹木選手、【NEW JAPAN CUP】、NEVERのベルトを防衛した場合は出ますか？　出ませんか？』。おいなんだ新日本、選手の意見が通るのかよ。そう聞いたら、『意思は尊重する』と言った。でも、俺はタイトルマッチに集中してたから、終わったら答えると言った。今、答えてやろう。（ことさらに声を張り上げて）即決だよ、即決！　一発のトーナメント、おもしれえじゃねえか。こんなおもしろいもん、この俺が出ないわけねえだろう。おい、新日本プロレス！　令和初の『NEW JAPAN CUP』、初出場のこの俺が、このシングルのベルトを持って参加してやるよ。それ相応のおもしろい相手を1回戦で用意しろよ。それから明日、6人タッグ、訳のわかんない奴らが盗んでいったが、内藤とは違った形で俺は2冠を輝かせるから、6人タッグも必ず明日防衛する。俺の言いたいことは、以上だ！」　
　

　
※石井は入場口付近の床に倒れ込んで大の字に。その後、手すりを伝って階段を降りると、床に倒れ込み、そのまま這うようにしてノーコメントで控室へ。