その遺恨を引きずるかたちで、翌日の1.6大田区でのタッグマッチでも激しく火花を散らした両者は、試合後にそれぞれ一騎打ちを要求。今回、札幌の地で対峙することに。これまで両者は三度対戦し、石井が全勝を収めている。
続くエルボーの応酬では、石井が優勢となるも、EVILはショルダータックルでダウンを奪う。
EVILは石井を場外に連れ出すと鉄柵に二度にわたって叩きつける。だが、石井はショルダータックルでEVILを吹っ飛ばす。
石井はパイプイスを持ち出し、EVILの背中に二連発。続いて石井がイスを持って突進すると、EVILはパンチでイスもろとも吹っ飛ばす。
今度はEVILがイスを石井の首に巻きつけ、そのままコーナーに叩きつける拷問攻撃。
EVILは石井をリングに戻すとスウィンギングネックブリーカー。そしてチンロックから、石井の背中にヒザを打ち付ける。そこからEVILはカバーするが、石井はカウント2でキックアウト。
EVILは「終わりか、オラ!」と石井を蹴り飛ばす。石井は立ち上がると逆水平チョップ。しかし、EVILは仁王立ち。そしてダブルチョップ一発で石井をダウンさせる。
EVILは「上げるぞ!」とフィッシャーマンズバスターを狙うも、石井はこらえる。そして、逆に力強いブレーンバスターでEVILを叩きつける。
さらに石井はショルダータックルでダウンを奪うと、「最初だけか? オラ!」とEVILの顔面にヒザを押し当てる。
EVILは立ち上がると逆水平チョップを見舞うが、石井はEVILのノドもとに逆水平チョップを連発。コーナーを背にEVILが崩れるも、石井は立ち上がらせて逆水平チョップ。海野レフェリーが注意するも、「うるせえ、コノヤロー!」と叫ぶ。
EVILは突進してくる石井をキックで止めると、コーナーに向けて低空ブレーンバスター。ここでEVILは石井を場外に落とし、イスを相手の首に固定。そして、もう一つのイスを手にすると、石井のイスめがけてフルスイング。
倒れこむ石井をEVILはリングに投げ入れる。EVILはマットを両手で叩いて場内を煽り、石井に豪快なブロンコバスター。
続いてEVILはダークネスフォールズを狙うも、石井は脱出。ここから技の読み合いとなり、石井がひねりを加えたバックドロップを炸裂。
続いて石井はパワーボムの体勢に入るが、EVILはこらえると石井の足をレフェリーに預け、土手っ腹にトラースキックを繰り出す。しかし、この足を捕獲した石井はEVILにエルボー。
そして、石井はロープに走るが、EVILはレフェリーを石井に突き飛ばして動きを止める。そこから石井にレフェリーを利用してマジックキラーを炸裂。
続くEVILの串刺し攻撃は、石井が動きを読む。だが、EVILは石井をセカンドロープに固定し、首にストンピング。この一撃で石井は首をマットに強打する。
EVILはもう一度ダークネスフォールズを狙うが、石井は脱出して延髄斬り。これはEVILが切り抜けるも、石井はバックに回って投げっぱなしジャーマン。
石井はEVILに串刺しラリアット。さらにトップコーナーに設置し、セカンドロープから雪崩式ブレーンバスターを敢行。そしてカバーに入るも、EVILはカウント2で跳ね返す。
EVILは石井にエルボーを連発。だが、石井はビクともせず、強烈なエルボー一発でEVILをダウンさせる。そしてパワーボムで叩きつけるもカウントは2。
ならばと石井はスライディングラリアットを狙うが、EVILは立ち上がってカウンターのラリアット。
さらにEVILはラリアットを繰り出すが、石井はジャンピングキック。続いてラリアットからフォールに入るが、EVILはカウント2でキックアウト。
ここで石井は垂直落下式ブレーンバスターの体勢に。しかし、EVILはこらえる。ここから技の読み合いとなり、EVILがローリングエルボーからショートレンジラリアット。
EVILは串刺しラリアットから、石井をコーナートップに設置。そして、自身もコーナートップに立って落差のある雪崩式ブレーンバスター。
EVILは見栄を切ると、EVILの体勢に入る。これをしのいだ石井はヘッドバット。そして、ロープに走るが、EVILはカウンターで担ぎ上げて、ついにダークネスフォールズに成功。
EVILはもう一度EVILを狙うも、石井はDDTで切り返す。そして、スライディングラリアットを炸裂。
石井は自身の頭をマットに打ち付けて気合を入れるとラリアット。これをEVILがしのぐと、石井は延髄斬り。そして、もう一発スライディングラリアットを決めるが、カバーはカウント2。
劣勢のEVILだったが、スキをついてテキーラサンライズ。EVILはもう一発テキーラサンライズで放り投げ、ラリアットを狙う。
しかし、かわした石井は投げっぱなしのドラゴンスープレックス。EVILはすぐに立ち上がるが、石井はラリアット。だが、仁王立ちのEVILはヘッドバットでダウンを奪う。
EVILは気合を入れると、ラリアットを炸裂。そしてカバーするも、石井はカウント3寸前でキックアウト。
EVILは雄叫びを上げ、もう一度EVILへ。これは石井がこらえ、技の読み合いからショートレンジラリアット。続いて両者はラリアットの相打ち、そして石井がヘッドバットを見舞う。
だが、EVILは気合を入れて突進。すると石井はカウンターのラリアットでダウンを奪い、フォールへ。しかし、EVILは気合で跳ね返す。
ならばと石井は垂直落下式ブレーンバスターを決め、ついに3カウントを奪取。石井が熱闘を制し、EVILからシングル4連勝を収めた。