第7試合ではウィル・オスプレイがザック・セイバーJr.のブリティッシュヘビー級王座にチャレンジ。
　両者は1.6大田区のタッグマッチで火花を散らし、試合後にオスプレイがタイトル挑戦をアピール。2.1札幌では第6試合のタッグマッチ後にタイチとがオカダをいたぶっていると、ザックがアシスト。するとオスプレイが救助に登場するも、ザックはザックドライバーでオスプレイをKOした。
　遺恨を深めたイギリス人同士による王座戦、その結末は？

 

　開始のゴング、両者は緊迫感のあるリストの取り合いを展開。ザックが腕を固めるが、オスプレイはキャッチの技術で切り返す。続いてグラウンドですばやい動きを見せ、一旦離れると場内は拍手に包まれる。
　ザックはオスプレイの右腕を捕獲。オスプレイはロープワークで切り抜けようとするが、ザックは執拗に離さない。だが、、オスプレイは海野レフェリーを使って後方に一回転して脱出。
　続いて手四つの体勢から、両者はめまぐるしい攻防。押し倒されたザックはブリッジ。その上にオスプレイが乗ると、ザックはモンキーフリップ。そこから丸め込みの応酬を経て、両者は距離を取り、ザックは場外にエスケープ。
　オスプレイはリングに戻ったザックの左足をつかみ、グラウンドに持ち込む。そして、ザックが立ち上がるたびに、オスプレイはしつこく足をコントロールして転倒させる。
　脱出したザックはオスプレイの左つま先をキープ。そこから弓矢固めを狙うが、オスプレイは脱出。続いて技の読み合いからオスプレイがティヘラでザックを場外に落とす。
　オスプレイは空中技と見せかけ、ハンドスプリングのフェイントを繰り出すが、これを読んだザックは場外に引きずり込む。だが、オスプレイは蹴散らすと、リングに戻ってプランチャをヒット。
　オスプレイはザックをリングに戻し、鋭いエルボー。さらに強烈な逆水平チョップでダウンを奪う。ここからすばやいロープワークとなり、スキをついてザックがコブラツイスト。そのままグラウンドに持ち込むが、これはオスプレイがロープエスケープ。
　ザックはオスプレイにネックツイスト。さらに首を固定し、足をねじ上げる複合関節。続いてザックはネックロックで捕らえる。オスプレイは脱出を試みるも、ザックは執拗に離さない。オスプレイは腹部へのパンチで切り抜けると、ハンドスプリング式のスクリューキックを炸裂。
　さらにオスプレイはランニングエルボーでダウンを奪い、低空ドロップキックをヒット。続いてフロントネックチャンスリー。
　そしてスワンダイブで飛び込むも、ザックはかわす。ここからフライングメイヤーの応酬となり、スキをついてザックがスリーパー。だが、オスプレイは一本背負いからその場飛びシューティングスタープレス。しかし、ザックはヒザで迎撃し、腕ひしぎ逆十字を仕掛ける。
　切り抜けたオスプレイはクロスフェイス。だが、ザックは脱出して三角締め。すかさずオスプレイも回避し、足4の字固めを決める。ザックは悲痛な声を上げる。そして張り手を見舞うが、オスプレイは強烈な張り手を返す。ザックはなんとかロープエスケープ。
　オスプレイはザックにローキックを連発。ザックはヨーロピアンアッパーカットを返すが、オスプレイのキックでひざまずいてしまう。
　オスプレイはニークラッシャーからローキック。そして今度こそ、その場飛びシューティングスタープレスをザックのヒザ上に決める。
　勢いに乗るオスプレイはスワンダイブのダイビングエルボー。続くロビンソンスペシャルはザックがかわしてエルボー。だが、オスプレイはポップアップでそのままザックをマットに叩きつける。オスプレイはもう一度ロビンソンスペシャルを繰り出すが、ザックは交わして丸め込み。
　ザックはオスプレイの蹴り足を捕らえるが、オスプレイは脱出。そこから技の読み合いとなり、ザックがオスプレイの腕にオーバーヘッドキック。しかし、オスプレイも強烈なハイキックをザックの頭部に叩き込む。
　ここでオスプレイはオスカッターを仕掛けるも、ザックはスリーパーで捕獲。そこからハーフネルソンスープレックスでオスプレイを叩きつける。
　オスプレイはザックの胸板にサッカーボールキックを三連発。そのままカバーするが、オスプレイはカウント2でキックアウト。
　先に立ち上がったザックはオスプレイの顔面を小馬鹿にするように足蹴にする。怒ったオスプレイは立ち上がると強烈なエルボー。ここから打撃戦に突入し、オスプレイはサマーソルトキック。すかさずザックはフロントネックで飛びつくが、オスプレイは力尽くでブレーンバスター。
　そしてオスプレイは一気にオスカッターを決めるも、ザックはロープにエスケープ。オスプレイはザックをリングに戻すが、ザックは再び場外へ。するとオスプレイはサスケスペシャルを敢行。
　オスプレイはザックをリングに投げ入れ、ザックの背後から頭部にトラースキック。そしてヒドゥンブレードを狙うも、ザックはスキをついてヒザ十字。
　すると、オスプレイは持ち上げて脱出し、もう一度トラースキック。そして再びヒドゥンブレードを繰り出すが、かわしたザックはクラーキーキャット。しかし、オスプレイは必死にロープエスケープ。
　続いてザックはザックドライバーを仕掛けるも、オスプレイは踏ん張って回避。そして、逆にリバースDDTの体勢で抱え上げ叩きつける。
　続くストームブレイカーを切り抜けたザックはヨーロピアンクラッチ。しかし、オスプレイは脱出。するとザックはサッカーボールキックをヒットさせるが、オスプレイはすぐに立ち上がってハイキック。
　オスプレイはパワーボムの体勢で抱え上げるも、ザックは三角締め。しかし、オスプレイは力尽くでシットダウン式パワーボムでっ叩きつける。
　そしてオスプレイはトップコーナーからシューティングスタープレスを決めるも、ザックはカウント2でキックアウト。
　オスプレイは首切りポーズからストームブレイカーの体勢に。ザックは切り抜けて卍固めを決めるが、オスプレイは脱出し、ザックを強引に持ち上げる。
　だが、ザックはしつこく卍固めへ。そのままグランドに持ち込み締め上げると、オスプレイの力が段々抜けていく。最後はザックが右腕を決めたまま、両足でオスプレイの首を締め上げたところで、レフェリーが試合をストップ。ザックがレフェリーストップで王座防衛に成功した。

 

　試合後、オスプレイはザックをポンポンと見下すように叩くと、レフェリーからベルトを奪って誇示。そして、エプロンで満身創痍のオスプレイにベルトを見せつけた。