札幌決戦前哨戦。
オカダ・カズチカ&ウィル・オスプレイ&ロビー・イーグルスvsタイチ&ザック・セイバーJr.&DOUKI。
オスプレイとザックが先発で試合開始。
ザックは序盤から得意のグランドの攻防に持ち込んでいくと、オスプレイは一度距離を取り、スピーディーな攻防からヘッドシザース・ホイップでザックを放り、ロビーとタッチし股裂き&合体ローキックをお見舞い。
ロビーがスワンダブ式ミサイルキックをザックの左ひざに的中させると、エプロンサイドのDOUKIがロビーを場外へ引き込み、タイチとザックもオカダとオスプレイに対し、場外戦を展開。
戦場がリングに戻ると、DOUKIがジャベでロビーを締め上げ、タイチとタッチ。
タイチはロビーの首元に膝を押し当てエプロンのオカダを挑発。
苦しい状況のロビーはジャンピングハイキックをタイチの側頭部に的中させると、オカダとタッチ。
オカダは素早いロープワークからバックエルボー、串刺しバックエルボー、DDTを連続で決めるが、タイチも串刺しジャンピングハイキックで応戦し、ロングタイツを脱ぎ捨てバズソーキックを狙う。
これはオカダにかわされるも、ジャンピングハイキックをオカダの顔面へ的中させ、ザックとタッチ。
オカダはザックへリバースネックブリーカーを見舞うと、オスプレイとタッチ。
オスプレイはハンドスプリング式レッグラリアットを決めるも、ザックはすぐさま関節技でオスプレイを捕獲し、PKを叩き込み、DOUKIとタッチ。
DOUKIはタイチ&ザックとのトレイン攻撃からスワンダイブ式の飛びつきDDTを決めると、スープレックス・デ・ラ・ルナの体勢へ。
だが、ここはすぐさまロビーがカットに入ると、直後に両軍が入り乱れる大混戦へ。
リング上では残ったオスプレイがDOUKIへその場飛びスパニッシュフライを決めると、最後はストームブレイカーを炸裂させ勝利を飾った。
オカダ「勝率100%らしいけど、タイチさん、俺負けたのは“石狩太一”だから。そしてあなたが勝ったのは漢字の“岡田かずちか”だから。まあ12年、ぼくがデビュー戦の相手をしてもらって、シングル絡まなかったっすね、いや絡めなかったんすかどっちなんすか。ただ、その12年。お互いがどんな12年だったか、札幌で、お互い……感じ合いましょうよ。本当にベルトもかかってないし、ただ、なんてことのないシングルマッチかもしれませんけど。ぼくはスペシャルな、そんなに口で言うほど軽いスペシャルシングルマッチとかじゃなくて、本当にスペシャルなシングルマッチだと俺は思う」
オスプレイ「ブリティッシュ・ヘビーのタイトルはオレにとってとても大きな意味があるんだ。マーティ・スカル、AJスタイルズに負けた。次はシバタに負けた。そして前回はザックに負けたんだ。だからいまはブリティッシュヘビーのベルトに照準を定めている。IWGPジュニアのベルトはヒロムにわたった。いまは(英国で)長い時間を費やしてきたブリティッシュヘビーのベルトに狙いを定めたい。こんどこそブリティッシュヘビーのベルトを奪う。これがいまのオレの狙いなんだ。札幌でエアリアルアサシンが結果を出してみせる。確かにザックは最高のテクニシャンだ。しかし次はオレがもう一段階上のレベルにいく。もうワンランク上に上がってみせる」
ロビー「オレたちのタッグにとって新しい始まりだ。札幌ではオスプレイがブリティッシュヘビーのベルトをその腰に巻くだろう。オレのプランはと言うと、この年を新しい始まりにしたいんだ。この新日本で、2020年をキャリア最高の一年にしてみせる」
ザック「ヘイ、ビリー・ボーイ。この試合でオレになにか印象づけたか?前ジュニアチャンピオンは成長したか?大人になったか?ヘビー級に通用するようになったのか?オレがオマエを翻弄してやる。次はシングルだな。だが、ヤツはオレを倒すことはできない。確かに英国史上最高のハイフライヤーだ。昨年の活躍はすごかった。でもオレは16歳の頃からこのテクニックを磨いているんだ。オスプレイはバカヤローだ。ヤツはオレを倒せない。ここはどこだ?コガ?まあ、どうでもいや。くだらないよ。くだらねえ。(タイチに)オレ、シャワー浴びてくるからさ、またあとでね」
タイチ「オカダ、オカダ……くん、岡田くんな俺からしたら、岡田くん。12年もよくもまあ逃げ回ったなおまえ。いつでもやれるチャンスがあったのに。怖かったか?あのデビュー戦の事思い出して。ボコボコにされた。俺が怖かったか、この12年。よく俺を、俺の高い壁を超えないでチャンピオンだMVPだ名乗ったな。それでいいのか?だから今、相手してやるっていうんだよ。ドーム2日間でボロボロになって、精神的にも追い込まれて。今おまえもう目標なくしてるんだろ何していいかわかんないんだろ自分でも。そういうのがスキだらけなんだよ。いいよさっきみたいに俺のことを上から見下ろしてればいいじゃん。横綱決めてればいいじゃん、そうやって。だがよ、そのスキが横綱だって、俺みたいな平幕にぽろっと金星落とす時あんだよ。それがお前らのいう何かが起きる札幌だっていうならそうかもしれないな。何か起きんの?何か起こすか俺?えぇ?お前が考えてみろ(記者に掴みかかり)お前が考えてみろ」
※DOUKIはノーコメント