LOS INGOBERNABLES de JAPONvsBULLET CLUBのタッグマッチ。内藤は1.5ドームのダブルタイトル戦でオカダを下し、史上初のIWGPヘビー&IWGPインターコンチネンタル2冠王となった。また、SANADAはザックが持つブリティッシュヘビー王座に挑戦したが、ジム・ブレイクス・アーム・バーで敗れた。
まずはジェイが入場し、続いてパートナーのKENTAが登場。すると、ファンが一斉に大ブーイングを浴びせる。
次にSANADAが入場したあと、内藤が2本のベルトを持って現れ、今度は場内が大歓声に包まれた。
そして、ダブルチャンピオンとしてリングインした内藤は、スーツを脱ぐ前にKENTAを急襲。そのまま試合開始となり、SANADAがジェイにドロップキックを見舞う。そして、フェイントで自らエプロンに立つが、外道が場外から足を引っ張る。
すかさずジェイがSANADAを場外へ叩き落とし、場外戦へ突入。KENTAがダーティーファイトで内藤を徹底的痛めつける。
そして、ジェイはSANADAを捕まえ、踏みつけ攻撃、スイングネックブリーカードロップなどで追い討ち。そして、KENTAがリングインすると、大ブーイングが巻き起こる。そんな中、KENTAは控えの内藤を急襲し、さらにファンの反感を買う。
その後もSANADAはローンバトルが続き、KENTAがなおもファンを挑発する。だが、SANADAがKENTAの串刺し攻撃から逃れ、ミサイルキックで逆転。
ようやくタッチを受けた内藤は、KENTAに変型バックブリーカー→低空ドロップキックの連続攻撃。そして、ジェイにはアームホイップから低空ドロップキックを食らわせる。
それでもKENTAが両脚を突き出すと、内藤がそれを持ってツバを吐きかける。そして、KENTAの両脚をロープにかけて変型バックブリーカーを見舞い、スイングネックブリーカードロップからアブレ・ロス・オホスポーズを決める。
エルボー合戦を挟み、内藤がフェイント式延髄斬りを浴びせる。だが、KENTAが左膝を蹴って逆転し、DDTで突き刺した。
しかし内藤は、替わったジェイをフランケンシュタイナーで叩きつけて脱出。これでSANADAの出番となり、ジェイにカウンター低空ドロップキック、KENTAにショートレンジドロップキック。そして、KENTAに→ジェイの順でプランチャを見舞う。
次にSANADAはパラダイスロックを仕掛けるが、脱出したジェイが海野レフェリーと衝突寸前にする。そして、高速バックドロップでSANADAに逆襲。
ジェイの攻撃は続き、串刺しエルボースマッシュ、ブレードバスターでSANADAに追撃。ここから混戦となり、内藤がジェイにジャンピングフロントキック、KENTAが内藤にフロントハイキック、SANADAがKENTAに低空ドロップキック。
さらにSANADAがジェイにSkull Endを仕掛けると、外道がリングへ入ろうとする。だが、SANADAがセカンドロープを蹴り、急所にダメージを与えてお仕置き。
続いてSANADAはドラゴンスリーパーの体勢でジェイを振り回し、ラウンディングボディプレスを発射。そして、ジェイの回避行動を読んで足から着地する。
その直後、ジェイがブレードランナーを仕掛けると、SANADAが切り返してSkull Endに行く。ここからジェイが逃げ、SANADAのSkull Endを切り抜けてまたもやブレードランナーを狙う。それをSANADAが抵抗すると、ジェイはSSSで叩きつける。そして、なおもブレードランナーに行くが、SANADAがオコーナーブリッジに切り返して3カウントを奪った。
外道「何か言うことがあるんじゃないのか?」
ジェイ「そうだなぁ。俺の思いでも伝えるか。何て言ったらいいのか分かんないけど。いろいろと疑問、質問を投げかけられるが、オマエらは知っておく必要がある。それは、オマエらが何を求めているか、何を欲しているかなんてどうでもいいってことだ。俺は俺のやりたいことをやる。BULLET CLUBはBULLET CLUBのやりたいことをやる。もう、一人称は“俺”じゃない。“俺たち”BULLET CLUBのつながりはより強固なものになっている。そして前にも言ったかもしれないが、俺たちには必ず新しいプランがあるんだ。今だってそうだ。常にプランはある。分かったか!」
KENTA「(※報道陣を見て)いっぱいいるなぁ、今日。ちょっと座れよ。(※と、報道陣を座らせ、自分も床にあぐらをかく)久しぶりだから座れよ。哲也ぁ! バカチンが、哲也ぁ! もっと気合い入れてこんかい、哲也ぁ! 情けない……情けない姿だなぁ、オイ! (※カメラに)昨日いた? 会場に。(※カメラうなずく) ムチャクチャ気持ちよかった、アレ! ブーブー言って大合唱してたよ! アホどもが! したいって言うからさせてやったよ、大合唱! 今日もさせてやったけど、やったらやったで小っちぇぇ声で中途半端に! はぁ!?
(※体の向きを変えて)あとなぁ、言いたいことがあるんだけどな、今日。ちょっと長くなるぞ、今日。終電大丈夫? (※カメラうなずく)あのな、SNSの使い方! オマエら、今の時代、SNSで直接選手に文句言えるなんて、オマエらいい時代に生まれたなぁオマエらなあ! でもなぁ、見たらオッサン多い! どうなってんだ世の中! オッサン心当たりあんだろ? オマエだよオマエ! あのなぁ、ホントに情けないことになぁ、子持ちもいたぞ! 俺、調べたんだ。プロフィール見たら子持ちもいたぞ! 自分の親がそんなんだったら恥ずかしいわオイ! なぁ。二度と俺に送ってくんなよ、くだらねぇ! 二度と俺に送ってくんなよ! 送ってくんなよ! 分かったな? 『送ってくんな』っていうことは? ……まぁいいや。とりあえずよぉ。哲也ぁ! 気合い入れんかい、もっと!
(※立ち上がりかけて、座り直す)あとな、もう一個言いたいことあんだよ。長くなるぞ今日! もう終わった話だけどな、ちょっとゴトヒロ問題だけハッキリさせてくれ! アイツの昨日のコメント見た? 俺が『命をかけて』新日本に上がってるって、アイツ毎回言ってたろ! 決めゼリフのように! 俺、言ってねぇから。『命をかけて』とは絶対に言ってない、はず! 俺、命なんて言葉を軽々しく使わない。『プロレス人生をかけて』とは言ったよ。『命をかけて』とは言ってない! 何かアイツのキラー文句みたいな感じでいっぱい使ってたから途中では言わなかったけど、俺、言ってないから。ゴトヒロ! ちゃんと記憶しろよ! (※立ち上がりながら)結局、俺が何を言いたいかっていうと……毎回毎回、そんな言いたいことなんてないってこと!」
内藤「(※足を引きずりながらインタビュースペースに現れ、一度床に寝そべると体を起こして座った状態で)東京ドーム大会のエンディング、あの注目される舞台で行動を起こす、こうして話題になっている。レスラー目線で言うとさぁ、これは素晴らしいことだと思いますよ。やっぱ、言葉や行動で示すことこそ、お客様に自分の意志を伝える一番の方法だと思いますよ。さすが、世界を経験した男。さすが、昨日東京ドームで後藤に敗れ、NEVERを落とした男。やっぱやることがちがうよねぇ~。彼は俺と遊びたいんだろ? 東京ドームのメインイベントで勝利した人間しか味わうことができない空間を、邪魔されたんだ。遊んでやるよ。だーけーどー、だけどさぁ、(※ため息)これでいいの? 一昨日・昨日、オカダ、飯伏、ジェイ、内藤、この4人で争ったんだよ。『伝説を創る』って、モニターでも流れてたよ。それだけのことをやってきたんだよ。それが、昨日後藤に負けてNEVERを落とした…いや確かに、メインイベント後に入ってくる、それは素晴らしい行動だよ。勇気のいる行動だと思うよ。でもそれをやっただけで、こんな何でもかんでも認められてしまうほど、この伝説っていうのは、ヤワな伝説だったの? もう一度言うよ。俺はKENTAと遊んでやるよ。シングルマッチ? やってやるよ。ただしこれがタイトルマッチなのかどうか、まぁそのへんはさぁ、近々発表があるんでしょ? 次のシリーズとかの発表あるんでしょ? 新日本がどういう判断を下すのかどうか、俺は楽しみに待ってるよ。この判断次第ではさぁ、やっぱり不信感が湧いてきてしまうよね。伝説を創ったこの男に、まだ嫌がらせをするのか、そして昨日、東京ドームに、大合唱を楽しみにお集まりくださったお客様を、どこまでバカにするのかねぇ。まぁさぁ、新日本プロレスの発表を、楽しみにしてるぜ。カブロン!」