これまでも高度なテクニック合戦を繰り広げ、観る者を惹きつけてきた両者。今年はSANADAが『G1』公式戦、そして『WTL』公式戦とザックからフォール勝ちをスコア。フラストレーションが溜まり積もったザックは、、昨年の12.8広島で試合を終えたばかりのSANADAを急襲。今回、ドームの舞台でイギリスの至宝を賭けて対峙することに。
続いてテクニカルな丸め込みの応酬を経て、SANADAはパラダイスロックを狙うも、ザックは回避。そして弓矢固めを狙うが、SANADAは切り抜ける。
SANADAは手四つの体勢を要求するが、スキをついてザックはSANADAの両腕をクロスして捕獲。だが、SANADAは逆にひっくり返してザックをコントロール。ザックも逃れるが、SANADAはしつこく捕えにいく。
ザックが回避するも、SANADAはキックで場外に落とす。そこから空中技と見せかけてエプロンに着地。そして、ロープを一回転してリングに戻って、ザックを挑発。ザックは鉄柵を蹴り飛ばしてイラ立ちを見せる。
ザックはリングに戻るとコブラツイスト。だが、SANADAもコブラツイストで返し、そこからローリングクレイドルへ。これはザックがカウント2でキックアウト。
ならばとSANADAはその場飛びムーンサルトプレスを出すも、切り抜けたザックはジム・ブレイクス・アームバーへ。しかし、SANADAはロープエスケープ。
ザックはSANADAの左腕を両足で挟んでツイスト。さらにストンピングを叩き込み、左腕に集中攻撃。ザックはSANADAの腕をねじり上げるが、SANADAはエルボーで脱出。そして、ザックの右ヒザに低空ドロップキックをヒット。
続いて技の読み合いから、SANADAはドラゴンスクリュー。たまらずザックは場外にエスケープ。するとSANADAは華麗なプランチャをヒット。
SANADAはザックをリングに戻し、もう一度ドラゴンスクリューを狙う。だが、ザックは顔面かきむしりで切り抜けてザックドライバーの体勢へ。SANADAは脱出するも、ザックは左腕にオーバーヘッドキック。
さらにザックはSANADAにフロントキックロック。しかし、SANADAはドラゴンスリーパーに捕え、そのまま振り回す。そしてラウンディング・ボディプレスを繰り出すが、ザックは寸前でかわすと、すかさずSANADAにサッカーボールキックをヒット。
続いて両者はエルボー合戦。競り勝ったSANADAは串刺し攻撃。かわしたザックに、SANADAはスワンダイブで飛び掛かるも、これもザックは回避。そして丸め込むが、SANADAも技を切り返していく。
SANADAはセカンドロープからトンボをきってザックの背後に回り、ドラゴンスリーパー。だが、ザックは切り抜けるとヨーロピアンクラッチ。これを返したSANADAは、しつこくドラゴンスリーパー。しかし、ザックはフライングメイヤーで切り返すし、オクトパスホールドを決める。
SANADAは力で返すとドラゴンスリーパーに捕える。そこから切り返し合戦となり、最後はザックが丸め込んで3カウントを奪取。英国の若き匠がブリティシュヘビー防衛に成功した。