第4試合は『WTL』公式戦、ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー組(7勝1敗)vsバッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ組(3勝5敗)。首位タイをキープしているジュース組としては、このまま勝利を量産し、突っ走りたいところ。
先発はジュースとオーエンズ。ジュースはロックアップからフィンレーをコーナーに押し込んでクリーンブレイク。だが、オーエンズは離れ際に顔面かきむしり、さらにジュースを挑発するようにリズミカルにナックル。しかし、ジュースも倒れこむようなラリアットで反撃。
次はジュースがオーエンズにリズミカルにナックルパート。最後の一発はフェイントから逆水平チョップ。続いてジュース&フィンレーは連携のキック。
ここからジュース&フィンレーはオーエンズの左腕に交互にダブルアックスハンドル。さらに合体のフェイスクラッシャーをお見舞いする。
ファレが乱入すると、ジュース&フィンレーはファレにもダブルのフェイスクラッシャーを繰り出す。しかし、ファレは仁王立ち。すると、ジュース&フィンレーはダブルのドロップキックを放つが、逆にファレがショルダータックルで二人まとめて吹っ飛ばす。ファレはジュースを場外に排除。
リング上、オーエンズはテーピングが施されているフィンレーの左肩に集中攻撃。スイッチしたファレもフィンレーの左肩狙い。ロープを利して肩を踏みつけると、フィンレーは悲鳴を上げる。
続いてオーエンズがフィンレーに変形のアームブリーカー。劣勢のフィンレーはエルボーで応戦。さらにドロップキックを突き刺し、ジュースにタッチしようとするも、オーエンズが阻止。
スイッチしたファレがレフェリーの注意を引きつけているうちに、オーエンズがフィンレーの左肩を痛めつける。続いファレがフィンレーにベアハッグ。そのままフィンレーはジュースとスイッチするも、これはレフェリーが見ていなかったため認められず。ファレはベアハッグのままフィンレーを自軍コーナーに運ぶ。
オーエンズはフィンレーにさまざまなバリエーションの腕殺しを敢行。そして、BULLET CLUBは二人がかりでフィンレーを踏み潰す。
続いてファレが串刺しボディプレスを狙うが、フィンレーは間一髪かわす。そこにオーエンズが突っ込んで来るも、フィンレーはうまく場外に排除。
フィンレーはファレの股の下をくぐり抜けてジュースに手を伸ばすが、場外からオーエンズが妨害。BULLET CLUBはオーエンズに連携攻撃から、ファレがラリアット。
続いてオーエンズがフィンレーに腕ひしぎ逆十字。しかし、これはフィンレーがロープエスケープ。交代したファレに対し、フィンレーはチンクラッシャー。だが、またもフィンレーのスイッチはオーエンズが阻止。
オーエンズはフィンレーの顔面にランニングニー。そしてパッケージドライバーを狙うが、フィンレーは脚力でリバース。だが、スイッチはオーエンズが意地で妨害。すると、フィンレーはスキをついて鮮やかなグランビーロールを決め、オーエンズから3カウントを奪取。ジュース&フィンレーが勝ち星を8つに伸ばした。
オーエンズ「クッソー! クッソー! クッソー!」
ファレ「またかよ!」
オーエンズ「またかよ! 瞬時のことだったけど、なんだったんだ?」
ファレ「あいつらにはやられたな」
オーエンズ「でも、2ポイント失っただけだ。しかし、レフェリーは全員クビにしろ! ニュージャパンのレフェリーめ! 日本人のレフェリーはみんないなくなれ! そこのカメラ邪魔なんだよ!(※と言ってテーピングを丸めてぶつけ、控室へ)」
フィンレー「勝ったぞ! 今日も勝ったよ! ここ2週間、俺たちは勝ち続けてる。今日も勝てた!」
ジュース「16ポイント!」
フィンレー「そう、16ポイント! これこそ俺たちがこのリーグ戦で獲得した数字だ!」
ジュース「俺たち以上にポイントを稼いでいるヤツっているのかな? いないよね? 16ポイント……石井とYOSHI-HASHIはもしかしていってるのかな? 分からないけど、俺たちが最多ポイントを獲得してるんじゃないのかな? 俺たちが自分たちの運命をコントロールしているという証拠だ! 今日はいい時間を過ごせた。(※「ハッピー・ビア」と書いたカバーをつけた水を示し)ハッピー・ビアだ! でもハッピー・ビアにはまだ早い。俺たちは東京ドームに行かなきゃいけない。その前にこのトロフィーを12月8日に獲得しないといけない。もうジョークを言ってる場合じゃないんだ。明後日はG.o.D、そのあと石井&YOSHI-HASHI、鈴木&ランス、そして最大の強敵、EVIL&SANADAだ。ここからは、一つも落としてはいけない対戦が続くんだ。本気でやらなきゃいけない。でも今日、2ポイント取れたのは大きいな」
フィンレー「そうだな、2ポイントは大きい。そして来週は、俺たちにとって、いや少なくとも俺自身にとっては、キャリア最高に大切な1週間になるだろう。いろいろ言ってきたが、来週勝利を勝ち取るためにここまでやってきたんだと思う。このチームは、勝たなきゃいけないんだ」
ジュース「そうだ、全ては変わった! いま俺たちが目指しているのは、IWGPタッグのベルトだ。そして俺のタッグパートナーはこの男、デビッド・フィンレー。オマエら、もう“デビちゃん”なんて呼ぶんじゃねぇぞ! コイツはデビッド・フィンレーであり、最高のレスラーで、俺の親友なんだ!」
フィンレー「俺たちはこれから、力を証明しなければいけないんだ。俺たちがトップに値するレスラーであるということを証明する。だからこそ、もうジョークは言ってられない。個人的な気持ちもあるが、G.o.Dには負けられないし、石井&YOSHI-HASHI、鈴木軍、矢野もそうだし、誰にも負けたくないんだ!」
ジュース「その通り! ここからの試合で、どれだけ勝てるかは分からない。負けるかもしれない。4分の3勝てるかも分からない中、ここまで来たということは、俺たちにとっては大きなことだ。だからこそ、もう負けられないんだ。Do or Die、やるかやられるかだ。明後日会おう!」