8勝1敗のジュース＆フィンレーと7勝2敗のタマ＆タンガが激突する『WORLD TAG』公式戦。第5試合でEVIL＆SANADAが勝利したため、ジュース組は暫定単独2位の状況。この試合に勝利すれば、再びトップタイとなる。

　タマ＆タンガが奇襲を仕掛けるも、ジュースがタマ、フィンレーがタンガにドロップキックをお見舞い。そして、それぞれフェースクラッシャーで叩きつける。
　だが、タマ＆タンガが場外戦へ引き込み、一気に形勢逆転。ジュース＆フィンレーを徹底的に痛めつけ、試合の主導権を握る。
　これでフィンレーが完全に孤立し、タマ＆タンガがトップロープ越えのセントーンアトミコを投下。それでもフィンレーは、タンガにドロップキックで逆襲し、タマを丸め込む。するとタマが勢いよくキックアウトするが、その反動を利用してフィンレーが脱出に成功。
　ようやく出番となったジュースは、セントーンでタマに追撃。さらに、串刺しラリアット、ランニングネックブリーカー、顔面パンチ連射、カウンタースパインバスターと畳み掛ける。だが、タマはヴェレノでジュースに報復した。
　フィンレー対タンガとなり、フィンレーがエルボー連打、ジャンピングエルボースマッシュ、串刺しエルボースマッシュ、ダイビングエルボースマッシュ、プランチャ、ワンハンドバックブリーカーと得意技を連発。そして、ジュースのマンハッタンドロップから合体河津落としを敢行する。
　これでタンガは防戦一方となるが、フィンレー＆ジュースの合体攻撃を回避。その直後、タマが2人の後頭部へダブルハンドラリアットを食らわせる。
　続いてタンガ＆タマはジュースに変型マジックキラー、フィンレーにダブルドロップキックをお見舞い。そして、フィンレーに波状攻撃を仕掛け、タマがリバースガンスタンで叩きつける。
　次にタマが串刺しジャンピングボディアタックでフィンレーに追撃し、タンガと共にスーパーパワーボムを仕掛ける。これをフィンレーが抵抗し、ジュースがタマに変型リバースDDT、タンガにバックスピンキック。そして、エプロンに立った邪道を場外へ叩き落とす。
　続いてフィンレー＆ジュースは合体フラップジャックでタンガに追撃。そして、ジュースの顔面パンチからフィンレーがprima donnaを狙う。ところが、タンガが抵抗し、直後にタマがガンスタンでジュースに報復。
　すると、フィンレーがタマにPrima Noctaを食らわせるが、タンガは脱出に成功。そして、タンガが海野レフェリーの視界を遮ると、邪道が背後からフィンレーの急所を殴る。その直後、タンガがOJKで絞め上げ、フィンレーをギブアップさせた。

※タマ&タンガはノーコメント
　
ジュース「残念だったな、デビ……」
フィンレー「（※ボウ然とした表情で座り込み）こっちこそ。はあ、ホントにホントにこの試合だけは勝ちたかった……」
ジュース「大丈夫か？　しっかりしろ。（※しばらくの沈黙ののち）なあ、YOSHI-HASHIとイシイはどうだったんだ？　勝ったのか？」
－－勝ちました。
ジュース「EVILとSANADAは？」
－－勝ちました。
ジュース「どのチームが残ってるのかわからないけど。どういう星勘定になってるかもわからない。でも、とにかく混戦であることには変わりなよな？　とりあえず、これで２敗か」
フィンレー「ああ、２敗だな」
ジュース「２敗ねえ……。これ以上負けられないな。ちょっと展開を整理しないと。どのチームを頭に入れとかないといけないのか。まずは明日だ。G.o.D、EVIL&SANADAは要注意だ。とにかく俺たちは勝つだけ。ほかのチームが負けることを祈っておこう。タッグタイトルを手にすることはまだあきらめてない。先のことはわからない。とにかく明日。相手はYOSHI-HASHIとイシイか。危険な試合になるのは覚悟してる。だけど俺たちは100%勝つ。なにがあってもな。接戦になるだろうけど、落とせない。そのあとのコルト（カバナ）とヤノも、一筋縄ではいかない。KENTA&ユージロー、スズキ&アーチャー、そして最後のEVIL&SANADAまで勝ち続けるだけだ。さて、バスに乗り込まなくては。紙とペンを用意して、バスの中で得点計算しよう。さあ、行くぞ」
フィンレー「……（※しばらくコメントスペースに残って、無言でジュースの後を追う）」