9勝2敗で同率2位につけているジュース＆フィンレーが登場。対するは、8勝4敗の“クセ者コンビ”矢野＆カバナ。

　フィンレー対カバナで試合が始まり、押さえ込みの応酬を展開。さらに、そこへジュースが入ってフィンレーの手助けをすると、矢野もすぐにカバナへ加勢。佐藤レフェリーが何度もカウントを入れ直す羽目になる。
　その後、4人がリング中央で向き合い、直後に4方向のコーナーへダッシュ。そして、同時にクッションを取り外し、それを持って一斉に身構える。
　すると、佐藤レフェリーが反則カウントを数え、4人が一斉にクッションを投げ捨てる。しかし、すぐにクッションを持ち替えると、再び佐藤レフェリーがカウントを数える。すると、4人が一斉にクッションを投げ捨て、すべてが佐藤レフェリーに当たってしまう。
　その後、矢野＆カバナがロープワークで同時にフェイントをかけ、ジュース＆フィンレーにカウンターバックエルボーを見舞う。そして、2人同時にYTRアピールを開始し、ジュース＆フィンレーの妨害を先読みしてかわす。
　その直後、矢野＆カバナはジュース＆フィンレーをボディスラムで投げ捨て、再びYTRアピールを開始。そして、ノールックで回避行動を取るが、今度はジュース＆フィンレーがフェイントをかけ、時間差で2人同時にフェースクラッシャーを見舞う。
　さらにジュース＆フィンレーは、カバナにダブルドロップキックを浴びせる。ところが、カバナが2人の串刺し攻撃をかわし、金具と鉄柱へ激突させる。
　ここで矢野がジュースを羽交い絞めにし、カバナがコーナー2段目へのぼる。ところが、ジュースとの距離が離れすぎており、矢野に修正を要請。そのうちにジュースが脱出し、カバナのダイビングエルボーが矢野に誤爆してしまう。
　その後、カバナがジュースを羽交い絞めにするが、今度は矢野が距離の修正を要請。やはりジュースが脱出し、カバナに顔面パンチ連射を浴びせる。すると、カバナも顔面パンチ連射を返すが、ジュースが競り勝った。
　フィンレー対矢野となり、フィンレーがエルボー連打、カウンタージャンピングエルボースマッシュ。そして、カバナをドロップキックで蹴散らす。
　さらにフィンレーは、矢野とカバナに串刺しバックエルボーを連発。そして、矢野のシーソーホイップを切り返し、ダイビングエルボースマッシュを食らわせる。
　ここでジュースの出番となるが、矢野が髪を掴んでまとめて引き倒す。そして、矢野＆カバナがジュースとフィンレーを衝突させ、カバナがそれぞれの頭部にエルボースタンプをお見舞い。その直後、矢野がスクールボーイを繰り出すが、ジュースが肩を上げる。
　その後、矢野が急所攻撃を狙うが、フィンレーが妨害し、ジュースが顔面パンチを見舞う。そして、フィンレーがPrima Noctaで追い討ちをかけ、最後はジュースがパルプフリクションで大混戦を制した。

フィンレー「さて、俺たちは何点になった？　（※記者に向かって）お前、わかってるか？」
ジュース「なあ、俺が昨日、なんて言ったか覚えてるか？」
フィンレー「覚えてる？　なあ、覚えてるか？」
ジュース「俺はしっかり覚えてるぞ」
フィンレー「さて、何が起こるかな」
ジュース「さあ、いくぞ……（※といって記者をキスを交わす）」
フィンレー「オーーーーー！」
ジュース「よし！　これで20点だ」
フィンレー「いやあ、ジュース、素晴らしい祝福だな。20点のお祝いだぞ」
ジュース「20点だ。いつもならここでビールでも持って来いってとこだけどな。まあ、いい。で、これでどうなった？」
フィンレー「トップに並んだぜ。まあ、EVILとSANADAの今夜の結果次第だけどな」
ジュース「EVILとSANADAはどうなってるんだ？」
フィンレー「まだわからない」
ジュース「俺たちはまだ、EVIL&SANADAと闘う前に鈴木のチームが残ってるな。まあ、そこは勝って２点いただかないと」
フィンレー「とにかく俺たちは２点を追ってる展開だ」
ジュース「このまま話されないようにしないとな。（※記者に向かって）あ、そうそう、そういえばあのインタビューを見たぞ。G.o.Dのヤツだ。ベストタッグチームがどこだって？　最強のチームはどこだって？　最も速いタッグチームがどこだって？　最もセクシーじゃタッグチームはどこだって？　なあ、このジュースに向かって言ってみろ。お前、『G.o.D』って言ってただろ？」
フィンレー「なんだって、このクソヤロー」
ジュース「はっきり聞いたぞ、なあ、お前」
フィンレー「最高のタッグチームはどこだって？　G.o.Dだと？」
ジュース「なあ、どこだ？　俺たちじゃなく、G.o.Dだと？　俺たちの前で、そう言えるか？」
ジュース「誰がそんなこと言ったんだ？　俺たちの前で言ってみろ。なあ」
フィンレー「G.o.D？」
ジュース「言えないのか？　ウソつきめ。ほら、俺を見て言ってみろ」
フィンレー「ハハハハ」
ジュース「まあ、それはそうと明日だ。フクオカへ行くぞ。そこでまたああ言うのか？　とんでもないヤツだな。まあ、明日は休みだからゆっくりしよう。ここからはまじめな話だ。俺たちは、あと４点稼げる。残り２試合だからな」

フィンレー「いや３試合だ」
ジュース「３試合？」
フィンレー「ああ。ランス&鈴木、ユージロー&KENTA……」
ジュース「あっ、ユージロー&KENTAは頭になかった。ちゃんと計算したんだけどな。で、最後が……。ビールを解禁する場所だ。それも祝杯でな」
フィンレー「俺もビールをいただくぞ。ヒロシマでな」
ジュース「で、どのチームがこの混戦を抜け出して優勝するんだ？」
――フィンジュース……。
ジュース「その通りだ。よく言った」
フィンレー「しっかり見届けてくれ」
ジュース「よし、行こう」
　
矢野「チキショー……」
カバナ「ヤノには悪いことをした。勝ち越してきたのに、ここで２連敗。とにかく勝利を取り戻すしかない。まあ、フィンレーとジュースが勝ったんだから、あいつらの方が上だってことだ。次は俺らの方がよくなるまで。次の相手は誰だ？　とりあえず、その試合で勝つだけ」