オーエンズ「ほらほらほら、見ての通りだよ。ファレとチェーズ・オーエンズは３連勝。勢いに乗ってきたぞ。レフェリーさえちゃんとしてれば、こんなもんさ」
ファレ「俺たちの試合を裁くのがレッドシューズというのはお断りだ。悪いけどな！　あと２試合。悪いけど、お前はお断りだ！」
オーエンズ「（残り２試合の相手は）ゴトー&カール、そしてコルト・カバナ＆ヤノ。ここはニュージャパン・プロレスリングだ。おふざけが入る余地はこれっぽちもない。ヒロシマは……」
ファレ「なんだ？」
オーエンズ「ハッキリ言って、（※ポーズをとりながら）『ヤノ・トー・ルー』はさせない」
ファレ「悪いけどな！（※といって立ち去ろうとする）」
オーエンズ「オイオイオイ（※と呼び止めて）、あれを忘れてるぞ。（※手をパチンと合わせてポーズを取ってから控室へ）」
　
天山「（※コメントスペースにたどり着くなり、崩れ落ちた小島に対し）大丈夫か、コジ？　あんなバケモンチーム。クソッ……。ファレとチェーズ、あいつらなんか、今日なんか一発かましたろうって思ったけど、クソッたれが……。コジ、大丈夫か？　もう残り、これ入れて３つか。あと２つ。２つしかないタッグリーグ、もう最後の最後やけど、それでも俺ら、このままいくぞ。な、コジ？　たとえ負けようが、勝とうが、まだまだタッグリーグが続いてる以上、このまま突っ走りますよ。このまま……。コジ、明日もガッチリいこうぜ。な？　いやあ、パートナー（が）こんなにやられっ放しで終わるわけにはいかないし、明日も続くしね。明日（の相手）はSANADAとEVIL？　（タッグ）チャンピオンちゃうけども、あいつらもタッグリーグ制覇してるみたいやけど、タッグで俺らに勝とう思たら100年早い。明日は俺らの力、見せつけてやりますよ。な、コジ？　明日、やろうな。ありがとな（※といって起き上がってきた小島と握手を交わして先に控室へ）」
小島「（※首筋を氷嚢で冷やしながら）全国にいる新日本プロレスファン、ならびに世界中にいるプロレスリングファン、全員、１人残らずに、この言葉を教えてやる。テンコジという４文字で、この４文字だけ知ってれば、プロレスのすべてがわかる。楽しいこと、つらいこと、頑張ってるところ、一生懸命なところ、勝つ時もあれば負ける時もある、いろんな経験積んで、人生経験をすべてが詰まったもの、それがテンコジという４文字だ。な？　俺たちまで、もう２試合残ってるんだ。このテンコジという４文字。それだけで、プロレスとかそういう言葉もいらねえよ、テンコジという４文字だけで、プロレスのすべてがわかる。そういうふうに、世界中のレスリングファンの人に教えてやる。それぐらいの気持ちを持って、俺たちは毎日、闘ってる。天山だけじゃない。俺もそう。ダテに28年、もう29年、もうすぐ30年だぞ。この時間が、どれだけの時間がわかるか？　プロレスラーとして過ごしてきたこの時間がどれだけのものか。俺たち、わかってたまるか。最後の最後まで、テンコジのすべてが詰まった試合を、します……」