第4試合は『WTL』公式戦、天山広吉&小島聡組(4勝9敗)vsEVIL&SANADA(12勝1敗)。単独首位のL・I・Jタッグが勝利を重ねて突っ走るか? レジェンドタッグのテンコジが健在ぶりを見せるか?
先発は天山とEVIL。EVILはショルダータックルで天山に競り勝つ。しかし、天山もモンゴリアンチョップの三連発で反撃。続いて小島と共にEVILに追撃のモンゴリアンチョップをお見舞い。
テンコジはSANADAにはダブルのショルダータックル。続いて、EVILにエルボーとヘッドバットの合体攻撃を炸裂。
スイッチした小島はEVILをショルダータックルで吹っ飛ばし、大胸筋をピクつかせる。だが、EVILは小島の足をレフェリーに預け、土手っ腹にトラースキック。
次はSANADAが小島の首筋にエルボー。さらにパラダイスロックを決め、小島を挑発するように大胸筋をピクつかせる。そして低空ドロップキックをヒット。
スイッチしたEVILは逆水平チョップで小島をダウンさせる。さらに串刺しエルボーを決めると、追撃のブロンコバスター。
次はL・I・Jタッグがダブルの攻撃を狙うが、小島は同士打ちを誘うとSANADAにDDT。スイッチした天山はSANADAにショルダータックルからモンゴリアンチョップを連発。さらにヘッドバットmストンピング、串刺しラリアット、ブレーンバスターと一気呵成にたたみかける。
天山はアナコンダバスターを狙うが、SANADAは脱出。ここから打撃戦となり、SANADAが掟破りのモンゴリアンチョップ。そして、スワンダイブのミサイルキックをヒット。
SANADAはTKOを狙うも、天山はこらえるとカウンターのマウンテンボム。次は小島とEVILのマッチアップ。小島はEVILにマシンガンチョップ。そして串刺しエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー!」の雄叫びを上げ、ダイビングエルボーを投下。だが、フォールはEVILがカウント2でキックアウト。
小島はローリングエルボーからカバーするも、これもEVILはキックアウト。そして、小島がブレーンバスターを仕掛けたところを、逆にフィッシャーマンズバスターで叩きつける。
ここからEVILはラリアット。だが、小島は相手の腕をラリアットで迎撃。そして、ラリアット合戦でEVILに競り勝つと、正調のラリアット。しかし、これはEVILがかわし、ここから一気にL・I・Jタッグが連携攻撃。最後はEVILがラリアットからフォールに入るも、小島はカウント2でキックアウト。
ならばとL・I・Jタッグは小島にマジックキラーを狙う。だが、天山がカット。そして、逆にテンコジがEVILにテンコジカッターを狙うも、これは逃げられてしまう。
そして、今度はL・I・Jタッグが天山をマジックキラーで排除。さらに小島にも狙うが、こらえた小島はEVILにコジコジカッター。続いて技の読み合いから、小島はSANADAにブレーンバスター。
そして小島はEVILにラリアットを放つも、EVILはこらえるとロープへ。しかし、小島はカウンターのラリアット。続いて正調のラリアットを狙うが、EVILはカウンターのEVILを炸裂。この一撃で3カウントを奪い、L・I・Jタッグが13勝目をゲットした。
EVIL「天山、小島、さすがの強さだよ、コノヤロー。だがな、勝ったのは、EVIL、SABNADAだ。オイいいか、EVIL、SANADAが3連覇いただくぞ、コノヤロー。デビッド・フィンレー、ジュース・ロビンソン、かかって来い、コノヤロー!」
※SANADAはノーコメント
天山「今日と最後の広島しか残ってなかった。最後の最後までね、あきらめずに、試合臨んでますけど、今日も前年度のタッグリーグ制覇のEVILとSANADA。是が非でもね、俺ら昔から(組んで)やってるテンコジがね、あいつらに一泡吹かせたろうって。何勝何敗とか、もう関係なしに、あいつらに一杯食わしたろうって思ってたけどね。コジがいいとこまでいったんですけどね。最後は、俺も毎回毎回ヘルプできない。ちょっと、なんていうのかな、自分自身も情けないっていうか、コジに迷惑かけてね。でも最後の最後、もう1試合があるから。広島、最後まで。最後まできっちりと、最後のテンコジでいきたいなと思います、次こそ勝利でね……」
小島「(※入れ替わりでコメントスペースに入って来て)プロレスラーとして、とてもつらく厳しい時間を今過ごしてる。ずっと連敗して、とても厳しくてつらい思い、ずっと抱えながら試合してる。いい試合ができたとか、頑張ったとか、声援いっぱいもらったとか、もうそういうレベルじゃないんだ、今、自分がいる場所は。どんなことがあっても勝たなきゃいけない。そんな中で、試合が必ずしも毎回組まれてない中で、こういうチャンスを得られたときに、どれだけ自分の実力を発揮して、どれだけ勝ち星につなげられるかっていうことが、とても大事になってくる。それが今、かなわない現状で、スゴイもがいてる自分がいる。そのもがいてる自分も、プロレスラーの中の1人だから。俺が28年間培ってきたプロレスラーとしての生き方だから。なにも恥じることはないと思ってる。こんな負けたことで落ち込んで試合できないようだったら、俺はとっくに辞めてるよ、プロレスラーなんて。ずっと28年続けてこれたのは、そうやって負けても這い上がる、そういうエネルギーがずっと心の中にあったからだ。それをこれからもまだ、ずっと持ち続けてやっていこうと思う。まだ試合もある。残ってる試合、必ず、全部勝って、まだまだ元気のいいところを見せたいと思います。ありがとうございました」