1敗の後藤＆フレドリックスと1勝のKENTA＆裕二郎が対決する『WORLD TAG』公式戦。

　後藤対KENTAで試合がスタートするも、KENTAが自ら場外へエスケープ。そして、いきなり不意打ちに出るが、後藤がカウンタータックルで吹き飛ばした。
　フレドリックス対裕二郎となり、裕二郎が噛みつき攻撃、エルボー連打、顔面かきむしり。だが、フレドリックスはリープフロッグでフェイントをかけ、カウンターフライングボディアタックで報復。そして、ジャンピングエルボードロップを見舞う。
　ところが、控えのKENTAがキックでフレドリックスのロープワークを妨害。直後に場外乱闘となり、そのままBULLET CLUBが集中攻撃でフレドリックスを痛めつける。
　それでもフレドリックスはドロップキックを放つが、裕二郎が回避して低空ラランニングフロントキック。そして、フィッシャーマンバスターで叩きつける。
　苦しくなったフレドリックスは、カウンタードロップキックで裕二郎に逆襲。ここから後藤対KENTAとなり、2人が激しいエルボー合戦を展開。
　そこから後藤が強烈なエルボーでKENTAの動きを鈍らせ、串刺しラリアット、ブルドッキングヘッドロックで叩きつける。そして、go 2 sleepを回避してロープへ走るが、控えの裕二郎が場外から足を引っ張る。
　だが、後藤はトレイン攻撃から逃れ、裕二郎にカウンターラリアットをお見舞い。そして、フレドリックスがカウンターヌカドーラでKENTAを叩きつける。
　ここから後藤組の波状攻撃となり、後藤が串刺しニールキック、フレドリックスが串刺しジャンピングボディアタック、後藤がミドルキック、フレドリックスがエルボースマッシュ、2人が合体河津落とし。
　ところが、KENTAが下から後藤の脚に絡みつき、GAME OVERで絞り上げる。それでも後藤がロープへ逃げると、KENTAが浅見レフェリーの視界を封鎖。そして、裕二郎がステッキを持って身構える。しかし、後藤がステッキ攻撃を回避し、牛殺しでお仕置き。
　その直後、KENTAが掌底連打を浴びせるが、後藤はヘッドバットで報復し、裏GTRで追撃。そして最後は、（正調）GTRでとどめを刺した。

　試合後、快勝を収めた後藤は、仁王立ちになってKENTAを見下した。

後藤「オーケー。まず1勝！ センキュー！（カールと握手）。KENTA、俺はこんなんじゃ、まだまだ満足しねえから。まず1勝だけどよ、おまえが大阪でやったのは、こんなんで償いきれるほど軽いもんじゃねーぞ？　これで終わった気になるなよ？　まだまだこれからだ。」
カール「ゴトーさん、サンキュー。昨日の負けは完全に自分のせいだった。なのに試合後、ゴトーさんは『まだ終わってない』と言ってくれた。自分のことを信頼してくれていることがわかった。それだけに、今日の試合前は凄くナーバスになってしまった。7月に日本に来て以降、いろいろなことがあった。『G1』シリーズもそうだし、KENTAがジェイ・ホワイトを助けて、彼を勝たせた試合も観てきた。シバタサンにも手を出したしね。自分はゴトーさんのために何かできることはないか、とずっと考えていたんだ。今回、タッグを組んだことで、それを叶えられるかもしれない。だから、今日の試合はとてもいい気分で終わることができたよ」
 
※裕二郎がベンチに座ると、PIETERはピッタリと寄り添うようにして横に。
裕二郎「マジでこの『WORLD TAG LEAGUE』に賭けてるんだ。なぜなら、優勝したらPIETERと２人で東京ドームのリングに上がれる。PIETERさぁ、俺最近、髪の毛の色を変えたんだけど、コレ、何色か分かる？」
PIETER「（※裕二郎の髪をなでて）シャンパンゴールド！」
裕二郎「おお～っ！　……まさか、昨日のコメント見たかな？」
PIETER「ウフフッ！」
裕二郎「チクショ～！　まぁいいや！」
※KENTAはインタビュースペースの手前でヒザをついて倒れ込み、這うようにして歩を進めながらもしばらく呆然とした様子だったが、そのままノーコメントで控室へ。