New Japan Showdown

日時
2019年11月9日(土)   開場 19:00開始
会場
アメリカ・San Jose Civic(カリフォルニア州・サンノゼ)
放送
バナー
観衆
2,027人(満員)

第7試合 60分1本勝負
IWGP USヘビー級選手権試合

  • <第7代チャンピオン>

  • <チャレンジャー>

※アーチャーが初防衛に成功
レフェリー|佐藤健太

MATCH REPORT

10.14両国大会で緊急決定した“IWGP USヘビー王者決定戦”を制し、新日本で初のシングル王座を戴冠したランス・アーチャーが初防衛戦で、“復活”を遂げたデビッド・フィンレーを迎え撃つ。

フィンレーはゴング前からアーチャーへドロップキック2連発で奇襲攻撃を仕掛けると、場外へプランチャを敢行。
だが、アーチャーもエプロンサイドに立つフィンレーへ足払いし動きを止めると、フィンレーを鉄柵に思いっ切り叩きつけ、LA DOJOのレスラーへフィンレーを投げ捨てる。

戦場がリングに戻っても、アーチャーはフロントハイキック、ショートレンジラリアット、ボディスラム2連発でフィンレーを追い込んでいく。
さらに、アーチャーはフィンレーの左腕を取りロープ渡りを決めると、ムーンサルトプレスも的中させる。

苦しい状況のフィンレーは、カウンターのスピアで反撃に出ると、エルボーの連打からスリーパーで締め上げていく。
続けて、フィンレーはトラースキックからアーチャーの後頭部へラリアットも振り抜くと、巨漢のアーチャーをボディスラムでリングに叩きつける。

しかし、アーチャーも死角からのショルダー・タックルをぶちかまし、チョークスラムで応戦。
ここを勝機とみたアーチャーはブラックアウトを決めると、EBDクローの体勢へ。
フィンレーはこれを丸め込みで切り返すも、カウント2。

ならばと、フィンレーはアーチャーのチョークスラムをPrima Noctaで切り返し、続けてコーナーに駆け上ってのPrima Noctaを敢行。
だが、アーチャーはこれを受け止め、EBDクローでとらえると、そのままフィンレーの頭部をリングに何度も叩きつけそのまま押さえ込み、フィンレーから3カウントを奪い初防衛に成功した。

試合後、アーチャーはフィンレーのセコンドについたジュースと睨み合うと、ジュースへ言葉を浴びせ花道を去って行った。

COMMENT

アーチャー「(※コメントスペースに入って来るなり、テーブルを倒す)俺がここにいる。ほかの誰でもない。お前に俺を倒すことなどできない。俺のようにはできない。俺にひれ伏せ。でないと、みんな死に至らしめると。お前に名を成さしめたりさせない。叩きのめすまでだ。これまでやってきたのと同じようにな。デビッド・フィンレーよ、これぐらいにしといてやる。以前と衣装を変えたぐらいで、俺をやっつけられなんかできない。ジュース、どんな気分だ? 友人がやられたぞ。それと同じで、お前にもできない。悔しいか? でも、それはお前だけじゃない。みんなそうなんだ。みんなな。ここにUSヘビー級チャンピオンがいる。あんな試合を見せられてもまだ、こいつをめぐる闘いに入って来る気か。ゴチャゴチャ言ってんじゃないぞ。面と向かって来い。ただ、痛みを味わうだけのことだけどな。とことん痛みにのたうち回るがいい。陰でこそこそ言ったり、勝手に決めつけるな。それだけの気持ちがないんだろ。お前らにこれは奪い取れない。俺はまだまだ先に突き進む。邪魔するヤツにはブーツを叩き込んでやる。隠れてインターネットゴチャゴチャ言ってるヤツなんてクソくらえだ! もう1度言っといてやる。文句があるヤツは片っ端から叩き潰す。みんな、死に追いやってやる。みんな……みんな死にやがれ!」
 
フィンレー「(※コメントスペースに入ってくるや叫びながら、テーブルを蹴り倒し、イスを投げ捨てる。そしてフロアに座り込んで)何がなんでも勝ちたかった。8カ月間、長かった。その間に俺は居場所を失った。だからこの試合で一気に取り戻したかった。復帰初戦で。負けは許されなかったんだ。ああ、俺は人生で1度も、目的を達成できないのか……。今年はほとんどを棒に振って、起死回生でUSチャンピオンを狙った。だけど、ケガする前と同じ状況に追いやられてしまっただけ。俺は何一つとして実証できないのか。妻に何と言えばいいのか。目の前でやられて……。8か月間の思いががたった一夜で壊され、トーキョードームへの道は閉ざされた。そこを一つの目標としてきたのに……。チャンピオンとして闘うことを描いてたのに……。王者でなければ、そこでの試合は確約されない。さて、どうするかだな……。だけど、一つだけチャンスが残されている。トーキョードームのリングに立つチャンスは一つだけ。俺はそこに飛び込んでいく」
ジュース「(※いつの間にかコメントスペースにやって来ていてフィンレーの言葉を聞いていたが、ここで口を挟んできた)でも勝つのが条件だぞ。勝つことが絶対条件だ」
フィンレー「わかってる。キツイこともな。ダメなら引退に追い込まれるかもしれない。でも、それしかないんだ。この8カ月のことを考えれば、やるしかない。まあ、簡単に戻って来れるとは思ってなかった。しかも復帰初戦でランス・アーチャーのUSヘビー級王座に挑戦して完膚なきまでにやられたんだからな。もう負けない。この負けが最後だ。次、『WORLD TAG LEAGUE』開幕は16日だったか。それをきっかけにのし上がってやる。見とけ。(※コメントスペースを出ていく際に一言叫ぶ)クソッ!」

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