来年1月の東京ドーム大会で引退するライガーが、ヤングライオンの辻とタッグを結成。対するは、「SUPER Jr. TAG」にCMLL代表として出場中のボラドール＆ティタン。

　ライガー対ティタンで試合の幕が開き、両者が素早い動きで切り返しの応酬を展開。そこからティタンがヘッドシザースホイップで投げ飛ばす。だが、ライガーがティタンを場外へ落とし、トペフェイントで場内を沸かせた。
　上村対ボラドールとなり、ボラドールがハンドスプリング＆バク宙のフェイントからヘッドシザースホイップ。さらに、上村の串刺し攻撃をかわすと、エルボー2連発を浴びせる。
　続いてボラドールが上村を突き飛ばすと、ティタンがエプロンからジャンピングハイキックをお見舞い。そして、ボラドールが上村をバックブリーカーの体勢で捕らえ、ティタンが変型スワンダイブギロチンドロップを食らわせる。
　しかし上村は、ドロップキックでボラドールに逆襲し、スイッチしたライガーが風車式バックブリーカーで追い討ちをかける。
　続いてライガーはロメロスペシャルを極めるが、ティタンが即座にカットへ飛び込む。するとライガーは、ボラドールをティタンと激突させ、カウンター掌底でなぎ倒した。
　ここで上村が自ら出陣を志願し、ボラドールにエルボー連打を見舞う。だが、ボラドールが追撃から逃れ、トーキック連打、トラースキックで逆転。
　上村対ティタンとなり、上村がショルダータックル、かんぬきスープレックス。そして、逆エビ固めで絞ると、カットに来たボラドールをドロップキックで吹き飛ばす。
　これでボラドールが場外へ落ちると、ライガーがエプロンからのトペコンヒーロで分断。しかし、ティタンが上村のジャーマンスープレックスを抵抗し、ジャンピングバックキックで撃ち抜く。
　続いてティタンは串刺し攻撃に行くが、上村がカウンタードロップキックをお見舞い。そして、串刺しバックエルボーへ繋ぐも、ティタンが追走式串刺しジャンピングラリアットで報復。その直後、トップロープ越しの串刺し低空ドロップキックで追い討ちをかけると、最後はスワンダイブ式フットスタンプで上村を撃沈した。

　試合後、ボラドール＆ティタンはメキシコ国旗を掲げてファンにアピール。そして、ライガーと握手をかわして退場した。

ティタン「昨日に続いての勝利。これまで何度も日本に来ているけど、これほどまでに調子がいいことはなかった。会場に来てくれたみんなも、楽しんでくれたのならうれしいよ。俺たちはメキシコを代表して参加しているという気持ちだ。だから負けられない思いも人一倍強い。このまま突き進んでいく」
ボラドール「このリーグ戦、誰が勝ち残るかわからないぐらい実力は拮抗している。だけど俺たちの闘いをすれば、いい結果につながると思っている。何よりルチャドールの中でも最高クラス2人が組んだんだ。そして今日は、メキシコでも偉大なライガーと闘えた。それは素直にうれしい。彼には敬意を表する」
ティタン「だけど闘う時は、その経緯は胸にしまってぶつかっていく。闘いを通じて自分の気持ちが伝われば、こんなにうれしいことはない。リングを下りれば最高の仲間だ。ライガーと並ぶだけの存在になりたい」
ボラドール「もっともっとライガーと同じリングに立ちたい」
　
上村「メキシカンとは今日で3回目ですけど、毎回、完全に跳ね返されてるんで、このリーグ戦中にもっともっと俺は強くなって、メキシカンといずれシングルでやって、2人ともに勝ちます。ありがとうございました」
※ライガーはノーコメント