バンドリ!Presents WRESTLE KINGDOM 14 in 東京ドーム

日時
2020年1月4日(土)   15:00開場 17:00開始
会場
東京・東京ドーム
放送
バナーバナー
観衆
40,008人 (満員)

第1試合 60分1本勝負
獣神サンダー・ライガー引退試合 I

VS

  • ザ・グレート・サスケ

  • 高岩竜一

  • 藤波辰爾

  • 大谷晋二郎

  • WITH エル・サムライ

  • WITH 小林邦昭

境界線

●特別レフェリー:保永昇男
レフェリー|保永昇男

MATCH REPORT

 オープニングマッチは「獣神サンダー・ライガー引退試合 I」、獣神サンダー・ライガー&藤波辰爾&ザ・グレート・サスケ&タイガーマスクwithエル・サムライvs佐野直喜&大谷晋二郎&高岩竜一&田口隆祐with小林邦昭。
 1989年の4.24東京ドームでのvs小林邦明でデビューして以降、国内外で活躍し“世界の獣神”と呼ばれるリビングレジェンドとなったライガー。今回のドーム二連戦で迎える引退試合、その第一戦では自身のキャリアを振り返る上で欠かせない名レスラーが勢揃いした、メモリアルマッチがマッチメイクされた。
 リング上では田中ケロ・元新日本プロレスリングアナウンサーにピンスポットが当たる。そして、田中アナは「1989年、『格闘衛星☆闘強導夢』で生まれた獣の神。同じく東京ドームで戦いの歴史に幕を下ろす。2020年1月4日、そのときが来た!」と前口上。
 まず対戦チームが小林、田口、高岩、大谷、佐野の順で入場。続いてサムライ、タイガー、サスケ、藤波、そしてライガーが順にリングイン。ライガーはセカンドロープに登って大歓声に応える。
 リングに全員が集うと、田中リングアナは「全国の、全世界のプロレスファンよ! プロレスを愛する者よ! いいか、よーく見ていろ! これがライガー、最後の戦いだ! ライガーの魂は決して消えない! 獣神サンダー・ライガー、112133日目の最終回。心に刻め、魂込めた60分一本勝負を行います!」と口上。裁くレフェリーは保永昇男。

 試合前、ライガーは佐野に手招き。先発はこのライバル対決。場内は大きな「ライガー」コールに包まれる。ライガーはタックルでグラウンドに持ち込むと変形のサーフボードストレッチ。そしてヘッドロックで捕獲し、ショルダータックルでダウンを奪う。だが、佐野はリープフロッグからドロップキックをヒット。ライガーが場外に落ちると、佐野はトペ・スイシーダを炸裂。
 次は大谷が登場。大谷は場内を煽ってからライガーに顔面ウォッシュをお見舞い。さらに大谷は場外のサムライやサスケにもキック。だが、ライガーは大谷に掌底の連打で反撃。
 次はタイガーと高岩のマッチアップ。タイガーのキックに対し、高岩は逆水平チョップ。タイガーはソバットでひるませるが、高岩はカウンターのデスバレーボムを炸裂。
 スイッチした田口はタイガーにヒップバットを連発。さらにヒップドロップを決めてから佐野にタッチ。佐野はタイガーにローリングソバットをヒット。
 次は大谷がタイガーにボディスラムから串刺しフロントキック。タッチした高岩はタイガーに串刺しラリアット。さらにボディスラムから「いくぞー!」と気合を入れ、トップコーナーへ。そしてダイビングエルボーを投下。だが、フォールはカウント2。続くブレーンバスターを切り抜けたタイガーは、高岩にタイガードライバーを炸裂。
 次は藤波と田口のマッチアップ。藤波は田口、大谷にドラゴンスクリュー。さらに高岩をドラゴンスリーパーで捕獲。しかし、これは佐野がカット。すると藤波は張り手で佐野からダウンを奪う。
 スイッチしたサスケは高岩にトップコーナーからスワントーンボムを繰り出すが、これはかわされてしまう。すると、佐野がサスケにトップコーナーからダイブ。だが、サスケは逃れる。サスケは打撃で佐野をひるませるとトップコーナーへ。しかし、佐野が捕獲して雪崩式ブレーンバスター。
 次はライガーと田口のマッチアップ。ライガーは田口のヒップアタックをアトミックドロップで迎撃すると、掌底をヒット。そして雪崩式フランケンシュタイナーを炸裂。だが、フォールは相手チームがカット。ここからリングは混戦模様に。
 タイガーは場外の高岩にプランチャをお見舞い。藤波もプランチャを狙うが、佐野が足を引っ張って場外に引きずり込む。サスケは大谷に空中技を狙うも自爆。
 リング上、田口がライガーにヒップアタックをヒット。ライガーはスキをついて丸め込むも、切り抜けた田口は延髄斬り。ライガーは雄たけびを上げるが、田口はもう一発延髄斬り。そして、オヤァイポーズからケツイェを決めてカバーへ。ライガーはカウント2で返すが、最後は田口のどどんの前に撃沈。田口が偉大なる先輩から3カウントを奪取した。

COMMENT

田口「ライガーさんの引退の大事な一つ目をやらせていただきまして、ま、引退するのはまだまだもったいないと思いますけれども、今日試合をしてみまして、やっぱり、あっさりと勝ってしまいましたんで、仕方がないことなんだなと思います。私はまだまだ現役を続けていきますので、汗はかきましたけれども、汁は漏らさずに済みましたので、汁を漏らさせてからでしょうね。汗止まりでしたんで。ライガーさんの引退は本当に残念ではありましたけどね、お疲れ様でした。あとは新日本プロレス・ジュニア、世界のジュニアをですね、新日本プロレスが引っ張っていきますので。僕が先頭ではないですけどね。新日本ジュニアが引っ張っていきます」
小林「何年前ですかね、ドームでライガー選手のデビュー戦の相手をしましたけども、長いようで、あっという間の……30年ですか? これからも彼らしく、すごい体を維持してほしいと思います。僕からは以上です」
高岩「僕は最近、年食って涙腺がヤバいんで、ひと言だけ。こんな、何にもない鼻クソみたいな俺をレスラーにしてくれて、ライガーさん、ありがとうございました(※と、立ち上がって一礼)」
佐野「やっぱり若い時から切磋琢磨した仲なので、対戦側に立って、入場曲を聴くと、もう最後かと思うと、ジーンときました。最後の、引退試合の相手の中に入れていただいて、本当にうれしく、こういう機会に恵まれて、本当にレスラーやってきて、同期で切磋琢磨してやってきて、よかったなと思います。まだまだできそうな体だし、元気もありそうだけど、本人が決めたことなので、残念ですが、今日は本当に対戦側に立ててうれしかったです。ありがとうございました」
大谷「今回、この1・4でこのカードに入れていただいて。僕は思うんですね、この中に、このカードに入りたかったプロレスラー、たっくさんいると思うんです。日本だけじゃなくて、世界中にたくさんいると思うんですね。そんなプロレスラーたちの思いも背負って、今日、僕たちはリングに上がったつもりです。僕から見て、あんなに怖くて、リングの上であんなに厳しくて、そしてあんなに温かいひとは、なかなかいないと思います。僕はライガーさんにプロレスを教わったし、ライガーさんに戦いを教わったし。それで今、プロレスラーになれてます。僕は、これからは、ライガーさんと何度も戦った我々の使命だと思います。『ライガー・プロレス』というものは、なくしちゃいけない。我々が、ライガーさんと戦うことができなかった、これからの選手や若い選手に、『ライガー・プロレス』というものを伝えていかなきゃいけないと思っております。ホントに、同じ時代にプロレスラーになれて、本当に幸せでした。ライガーさん、ホントにありがとうございました」

サムライ「長い言葉で語るのは得意ではないんで、ひと言だけ、『ご苦労様でした』と、これは言いたいと思います。自分とタッグも組んでくれてありがとうございましたと、頭を下げたい気持ちです」
サスケ「『SUPER J-CUP』第1回という大きなチャンスをライガーさんにいただいて以来26年。この26年をひと言で言い表すとすれば、“TTK”。『ただただ感謝』。ありがとうございました!」
タイガー「まずライガーさん、今日はお疲れ様でした。ありがとうございました。僕はまずライガーさんに誘っていただいてこの新日本プロレスに来て、結婚式の仲人までライガーさんにやっていただいて、本当にライガーさんがいなければ、僕はこの新日本プロレスにいないというぐらい、ライガーさんにはお世話になって。年末も自分の希望で戦うことができて、今日は最後でしたが組むことができて。今日のお客さんを見れば、ライガーさんがどれだけ偉大だったかということが本当に分かるので、本当にこれからライガーさんの魂というものを引き継いで、しっかりとこの新日本プロレスというものを、守っていきたいなと思います。もう、会えなくなるのかなと思うと寂しいです」
ライガー「会えるわ!」
タイガー「お疲れ様でした!」
ライガー「あけましておめでとうございます。今日、明日と引退マッチを組んでもらってます。その中で、今サスケ選手が『ただただ感謝』という言葉を述べられましたが、僕の方が、『SUPER J-CUP』や『BEST OF THE SUPER Jr』で、みちのくプロレスさんには大変お世話になってます。タイガーマスク選手を新日本プロレスに上げたらどうかなあと言った時も、サスケ選手は『いやもう、タイガーのためです。よろしくお願いします』と二つ返事でした。本当に感謝しております。藤波さんは、僕がプロレスラーになるきっかけを作ってくれた方です。その方に最後、リングの上で手を上げていただいた、これこそ、ただただ感謝です。こんなに、うれしい、ありがたいことはありません。本当に皆さん、ありがとうございます。それから、このドームに集まっていただいた皆様、皆様に今まで支えてきていただいたと、心から思っております。ただあと1日あります。ヒロム選手が今日、ジュニアのタイトルマッチをやります。彼がベルトを奪取して、チャンピオンとして僕の対角線に明日、立ってくれることを願っています。まだまだ気は抜けません。明日、試合があります。終わってからですね、引退のどうのこうのっていうのは。リングに上がる以上、そういう気持ちを持ってはダメだと思っておりますので、早くも、明日のために僕は臨戦態勢に入っていると、そう思っていただいてけっこうです。ありがとうございました」
藤波「ライガー選手、お疲れさん。(※ライガーと握手)このお疲れさんを言うのは、僕がまだ現役を続行している立場からすると非常に複雑な気持ちがあるんですけどね。まだまだ十分リングで戦えるというか。その中で、この1・4に僕をもう一回立たせてもらったその感謝をまず言いたいと思います。本当にありがとう。また新日本プロレスに、本当に感謝を申し上げます。自分がこの数年、東京ドームを後にしていた中で、入場の時にちょっと緊張気味で、ちょっと足がよろけましたけどね(笑)、階段落ちずによかったなっていう。その中に自分を呼び戻してもらったライガー選手に本当に感謝したいと思います。とにかくこれから、彼自身も新たな道を切り開いていくと思うんですけど、そういう中で後進の指導であったりとかね、おそらく新日本プロレスはいろんな部分で、力添えをしてくれると思うんで、僕もまたこれからいろんな形で彼自身と、何かあればまた馳せ参じますんで、とにかく今回は、ありがとうございました」
ライガー「ありがとうございました!」

──藤波さん、久しぶりの新日本プロレスの東京ドーム、どんな感触でしたか?
藤波「いや~、やっぱ最高ですね! 1月4日の新年早々リングに上がるというのは、こんなレスラー冥利に尽きることはないですよね。久々に正月明け(の試合)で、非常に緊張してました。今まで1・4が普通だったから、なかなか正月気分にもなれなかったんだけど、久々に感じさせてもらったというか、非常に心地いい緊張感でしたね」
──ライガーさん、ケロさんのリングアナはいかがでしたか?
ライガー「いや僕はもう子供の頃から、プロレスファンになった頃から、ずっとケロさんだったので、あえて“ケロさん”と呼ばせてもらいますけども、うれしかったですね。とにかく感謝ですね。みんなに感謝。タイガーマスク選手、サスケ選手、サムライ選手、そして藤波さん。パートナーにも感謝ですし、ファンの皆さんにも感謝。記者団の皆さんにも感謝。ただ、その感謝の言葉を述べるのは、まだ1日早い。僕の中でね。だからケロさんがどうのこうのっていうのは、それは明日だね。ゴメン、悪いけど。今日の試合見てさぁ、『うわぁ、ライガー、しょうがねぇなぁ、引退もな』って思った? 寂しさとかないでしょ? これでいいんだよ! これが俺の目指した引退試合。もっとすげぇ試合、明日するから」
──明日のパートナーの佐野さんと肌を合わせていかがでしたか?
ライガー「あそこでトペが来るとは思わなかったし、思い切り胸に突き刺さりましたし。やっぱりリングに上がるとねぇ、レスラーは年なんて関係ないと思うよ。あとは自分の中に描くレスラー像だよ。やっぱ佐野さんはすごいよ。佐野さんはすごいけど、明日はパートナーだけど、俺の目の前にはヒロムしか見えてないから。だからチャンピオンとして上がって来いよって言ってるんだ。分かる? 勝ったら俺、分かんないよ? 引退撤回だよ? ヒロム引退だよ? 知らないよ?」
──引退撤回を願っているファンもたくさんいると思います。
ライガー「そう? それはまずいだろ。願っちゃダメだろ。でも俺は全力で行くから。自分の持ってる全てをぶつけて。レスラーはリングに上がったらキャリアも年齢も関係ないから。ぶつかり合わなきゃ。そやろ? そういうことです。ありがとうございました!」

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