『Road to POWER STRUGGLE』第3戦の胎内大会。11月3日（日）大阪と1月4日（土）東京ドームの前哨戦、そして「Super Jr. Tag Tournament」公式戦など、全7試合が組まれた。

　第1試合は、新日本プロレス本隊によるタッグマッチ。

　本間対ヘナーレで試合が始まり、ヘナーレがショルダータックル合戦で競り勝つ。そこから辻対田口となり、辻がヘッドロックからショルダータックルを見舞う。
　だが、田口がカウンタージャンピングヒップアタックを食らわせ、辻の動きがストップ。ヘナーレがブレーンバスターで追い討ちをかける。
　しかし辻は、カウンタードロップキックで田口に逆襲。替わった本間が、逆水平チョップ連打、串刺しエルボー、フェースクラッシャーなどで攻め込む。
　続いて本間は小こけしを放つが、田口が回避して電動こけしを発射。だが、本間が身をかわし、今度こそ小こけしを命中させる。
　すると田口は、カウンタージャンピングヒップアタックで挽回し、スリーアミーゴで追撃。そこからケツイェを繰り出すが、本間に回避されて自爆した。
　辻対ヘナーレとなり、辻がエルボー連打、逆水平チョップをお見舞い。だが、ヘナーレがカウンタータックルでなぎ倒す。
　ここで辻＆本間がヘナーレにトレイン攻撃を敢行し、辻がアバランシュホールドで追い討ち。だが、ヘナーレは串刺し攻撃を回避して流れを変え、サモアンドロップで報復。そして最後は、TOAボトムからの片エビ固めで辻から3カウントを奪った。

ヘナーレ「ツジ、ツジ、ツジ、もう1人のパワーがあるヤツ。俺の好みのタイプだ。単に太るんじゃなくて、もっとデカくなって、さらにパワーに磨きをかけろ。そう願ってるぞ。今日はタグチと組んだけど、いよいよ明日だな、準々決勝は。タグチジャパン、そしてオールブラックス、決勝まで行くぞ。俺たちがそうさせる。このツアーの1日1日をしっかり見届けてくれ。連日、トレーニングを積んで、日を追うごとに素晴らしくなっていくから。そして『WORLD TAG LEAGUE』だ……」
田口「まず昨日、長野大会が、台風の被害が大きくて、体育館に避難されてる方もいて、試合がなくなってしまいましたけども、被害に遭われた長野の方々、全国で台風の被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。そして、オールブラックス、タグチジャパンとヘナーレが言ってましたけど、ラグビーが日本国民をすごく勇気づけてますし、僕も勇気づけられてますし、私もね、プロレスで何か皆さんを勇気づけられるような試合を、姿を見せていきたいと思います。長野にまた新日本プロレス必ず戻りますんで、見に来ていただいて、何か力になれればと思います。ジュニアタッグリーグ2連勝ですんで、まあわれわれ同世代の、40代の人間でも、20代30代の人間に、若手に負けずにやれるというところを見せて、皆さんを元気に、勇気づけられるように試合をして、自分自身、まだできるというところを、このリーグ戦で証明したいと思います。なぜかわかりませんけど、何の根拠もありませんけど、メチャクチャ自信があります。このタッグリーグ、久しぶりに手ごたえ感じてます。ビンビンに。ビンビンにきちゃってます。（11.3）大阪（の優勝決定戦）、皆さん、待っててください。『（BEST OF THE）SUPER Jr.』はね、『応援していただいても、期待はしないでください』と言いましたけど、このタッグリーグ、応援も期待もしてください」
　
本間「今日、プロレス生活23年目にして、初めて僕はここに来ました。前、（新日本プロレスが）ここで（大会を）やった時には、自分は倒れてました。だから今回、初めて来ましたけど、やっぱりすごいですよ。新潟もすごいし、新日本プロレス、どこへ行っても熱がすごい。ここ、何町だっけ？ 胎内？ 胎内、いいですね。ホントいいですね。メチャクチャ熱い。あとひとつ今日、テラカド（辻）と組みましたけど、勢いあるね、あいつ。凄いよ。『WORLD TAG LEAGUE』、ヘナーレもいい、テラカドもいい、真壁さん……でも俺には、ヒロ（棚橋）もいる。ヤベェな、これ。（パートナー候補が）いっぱいいすぎて。でも、お楽しみはこれから……」
辻「オイ、ヘナーレ、お前とやってると、すごいプロレスやってるっていう気がするんだよ。難しいことはしてない。お互いぶつかり合ってるだけだ。ただ、俺の気持ち、お前の気持ち、すべてをリング上で表してる気がする。最高だよ」