『NEW JAPAN ROAD』3連戦の最終日として開催される後楽園ホール大会。1週間後に控えた10月14日(月・祝)両国国技館大会の最終前哨戦に加え、棚橋の「デビュー20周年記念試合」を兼ねた「NEVER 6人タッグ戦」が行われる。
オープニングマッチは、第三世代とヤングライオンによる混合6人タッグマッチ。
天山対永田で試合が始まり、天山がモンゴリアンチョップ連射で永田を後退させる。そこから上村対辻となり、上村がカウンターバックエルボー、ショルダータックル。さらに、控えの中西と永田を場外へ蹴散らす。
だが、中西がエルボー、ヘッドバット、地獄突き、クロスチョップで上村に報復。これで上村は動きが鈍ってしまい、永田&中西がダブルタックル、永田が強烈なローキックを食らわせる。
上村の劣勢は続き、辻がボディスラムを連発。さらに、永田がミドルキックを浴びせる。しかし上村は、カウンタードロップキックで永田に逆襲し、ようやく小島とスイッチ。
その小島は永田に対し、逆水平チョップ乱打、串刺しジャンピングエルボー。そして、「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶが、ダイビングエルボーは永田が阻止。
それでも小島は、エルボー連打、ローリングエルボーで追撃。すると永田はフェイント式低空ドロップキックをヒットさせるが、小島がすぐにコジコジカッターで巻き返す。そして、ラリアットを狙ってダッシュするが、永田がカウンターエクスプロイダーで投げ捨てた。
小島対中西となり、中西がのど輪ラリアット、野人ダンスラリアットで小島に追撃。そして、アルゼンチンバックブリーカーで担ぐが、天山がカットに入る。
天山対中西となり、天山&小島が合体ブレーンバスターの体勢に入る。だが、中西が抵抗し、反対に2人を投げ捨てる。
これで辻の出番となり、小島と天山にタックルを食らわせる。そして、カウンタードロップキック、アバランシュホールドで天山に追い討ちをかける。
続いて永田組がトレイン攻撃を敢行し、永田が串刺しフロントハイキック、中西が串刺しラリアット、辻がスピアー。
その直後、辻は天山に逆エビ固めを極めるが、小島がカットに来たため技を解く。そして、1人で果敢に攻め込むが、天山&小島がテンコジカッターで報復。最後は天山がアナコンダバイスでギブアップさせた。
上村「やっぱり、第三世代の、第三世代から、言っちゃ悪いですけど、ぜんぜん力が違う。でも、オレは天山さん、小島さん、中西さん、永田さんから絶対にシングルで獲ってやる。こんなタッグマッチ、オレが獲ってもないのに喜べねえよ。絶対オレがシングルで第3世代の先輩から獲ってやります。ありがとうございました!」
天山「オイ、上村!ああいいぞ。それぐらいの事言えないと!うん、若手やからってね、下にあんま行ったらあかんぞ。上見て俺らの。うん、こいよ。」
上村「ハイ!」
天山「いつでも来いや」
上村「ハイ!」
天山「なぁ、噛み付いてこいや!」
上村「ハイ!」
天山「うん、そのまま現状維持して何がええねん。上に噛み付いて上がっていかないかん。」
上村「ハイ!」
天山「できないぞ」
上村「ハイ!」
天山「今日みたいに中西に、どんどん行けってあれぐらい。」
上村「ハイ!」
天山「あれはええやあれぐらい。」
上村「ハイ!」
天山「あいつも怒って何がなんだかわからんけどさあれぐらい怒らせればええのよ」
上村「ハイ!」
天山「ありがとう!」
上村「宜しくお願いします!」
天山「はい」
上村「ありがとうございました!」
天山「はい、OK。見ろあの若いやつ。上村も辻も。うん、ガンガン来るしね。日頃から若いやつにガンガンガンガン行けって。リングに上ったら先輩も後輩もないってずっーと言ってますから。もう試合になったらぜんぜん関係ないからね。誰が相手だろうがやっちゃえばいいんだ。その代わり倍返し100倍返し来るかもしれないけど、でもそれは己の為や。自分を磨く自分をトップに行くためにどんどん行かないと前に進まなきゃ。上を向いてやらなきゃいけない。オレもまだまだ上みてるよ。こんなんでも。やろうやろう思ってるからね。下なんか見れない。上ばっかり見てトップ目指すってそういう気持ちいつでも持ってますから。とにかくシリーズ短かったけどまだまだ暴れたりないからね。どこで発散していいかわからないですけど。まだまだあの、このシリーズ、コジともまた組むことできたから。まあ、最後もパーフェクトにね、3Dがしっかり決まったから。あれ決まったら1・2・3でもね、がっつり抑え込んでもよかったけれど、アナコンダで決めて。まあまあ辻もガンガン来たからね。ちょっとヒヤッとする場面、ヤバいなって思う場面あったからあれでしたけど。とにかくまあしっかり無事終わって、次の戦い、またいつになるかあれですけど、しっかりとまた体虐めて頑張りたいと思います。はい、ありがとうございました。ありがとコジ!」
小島「ありがとうございました。お疲れっした。」
天山「また次もよろしく」
小島「はい、ありがとうございます。」
天山「次は尿酸値プロレスか何か」
小島「尿酸値プロレス、ああそうか。シリーズね、これでいったん俺たち終わりか。そして10月に入って残り3ヶ月か、今年。オレの目標は、この残り3ヶ月で100試合する事だ。なぁ、はっきりいってぜんぜん足りない。オレの体の中で何も燃え上がるもの。もっともっとないと足りないんだよ。なぁ、100試合でも200試合でも、この1年あと残り3ヶ月で組んで欲しいぐらいそれぐらい元気いっぱいだから。若手だろうがベテランだろうが、それは試合とこの体を見て判断してもらい、ます!ありがとうございます」
永田「若いヤツらがいいですね。テンコジは相変わらず。上村が、中西学だけじゃなく後楽園ホールに火をつけた、そんな試合でしたね。打てば響く相手っていうのをよく分かってるなと。我々に付いてるだけのことはありますよ。よかったじゃないですか、ヤツの闘志が後楽園ホールを爆発させたってことで。ああいう若い選手が俺たちに思いの丈をぶつける、それを弾き返す。それによって興行の一番大事な一発目から火が付いた。十分すぎる以上の第1試合の務めを果たせた試合でした」
辻「海野、そして成田。オマエたちがいなくなった今、ヤングライオンは俺と上村2人だ。勢いが落ちるだって? そんなわけねぇだろう。オマエたちがいなくたって、俺と上村で十分だ。そして東京ドームの第1試合、必ずたどり着いてみせる」
※中西はノーコメント