来年1月のドーム二連戦で引退を発表しているライガーは、9月シリーズで鈴木と因縁が再燃。9.16鹿児島の8人タッグの試合後、鈴木にマスクを剥がされたライガーは怒りを爆発させ、「鈴木の首、獲ります」と言い放った。
そして9.22神戸での8人タッグでは、ライガーが入場時の鈴木を襲撃。さらに自らマスクと上半身のコスチュームを脱ぎ、伝説の“鬼神ライガー”へと変身し、鈴木の顔面に毒霧を噴射。反則負けとなったあとも、ライガーはバックステージで鈴木に襲いかかり、周囲を騒然とさせた。
10.7後楽園のタッグマッチではライガーが暴走し、反則負けに。すると試合後、鈴木は「山田ー!」と禁断のマイクアピールを敢行。ライガーも「両国は試合じゃねえぞ、殺し合いだ!」と咆哮。遺恨深まる両者が迎える一騎打ち、その結末は?
開始のゴング、場内は「ライガー」コールに包まれる。両者はリング中央で手を合わせるが、一旦間合いを取る。鈴木はニヤリと不敵な笑み。
鈴木がツバを吐きかけると、ライガーはグラウンドに誘う。すると、鈴木が掴みかかるが、ライガーも対抗。一旦距離を取ったのち、再びグラウンドの展開になると、鈴木がアームロック。ライガーはロープエスケープ。
今度は鈴木がグラウンドに誘う。ライガーは鈴木の足を取りにいくが、スキをついて三角締めへ。すると鈴木がロープに逃げる。しかし、ライガーはなかなか離さない。
さらにライガーは低空ドロップキックで鈴木を場外に落とす。ライガーは鈴木を二度にわたって鉄柵に叩きつける。さらにイスを手にするが、これはレフェリーが阻止。そのスキをついて鈴木はフロントキックを叩き込むと、ライガーを鉄柵に投げつける。
さらに鈴木はイスでライガーを何度も打ちつける。続いて鉄柵を使ってライガーの左腕を痛めつける拷問攻撃。
暴走状態の鈴木がライガーのマスクに手をかけると、場内はブーイングに包まれる。怒りのライガーは鈴木の胸板に掌底を連発。だが、鈴木はエルボーでひるませ、リングに戻る。
ライガーがエプロンに立つと、鈴木はぶら下がり式の腕ひしぎ逆十字。獣神のピンチに場内は「ライガー」コールが発生。
鈴木は一本足頭突きをお見舞い。さらにナックルでダウンさせ、「立て、オラッ!」「来いよ、ライガー!と挑発。
ライガーは立ち上がると、打撃を見舞う。しかし、鈴木はカウンターのフロントキックで動きを止め、串刺しのフロントキック。
だが、ライガーはキックを受け止めると、串刺しの掌底。しかし、鈴木はエルボー三連発からロープへ。するとライガーはカウンターの掌底。さらに浴びせ蹴りを食らわせ、フィッシャーマンズバスターを狙うが、切り抜けた鈴木はスリーパー。
力が抜けたライガーはダウンするも、鈴木が近づいたところで両腕を取って複合関節へ。鈴木はなんとかロープに逃れる。
ライガーは鈴木のヒジを蹴り上げ、さらにアームブリーカーを三連発。だが、鈴木はその三発目を食らった瞬間にスリーパーで捕獲。ライガーは首投げで外そうとするも、鈴木は手を離さず、そのまま締め上げる。
鈴木はそこからゴッチ式パイルドライバーの体勢に入るが、ライガーは脚力でリバース。そして空中胴締め落としから垂直落下式ブレーンバスターを決めるも、鈴木はカウント2でキックアウト。
勢いに乗るライガーは雄叫びをあげ、掌底を狙うが、鈴木は追走式のドロップキック。そして、鈴木は打撃のコンビネーション。しかし、ライガーは気合を入れて掌底。すると鈴木は舌を出し、張り手を連発。ライガーも必死に顔面を張っていくが、鈴木は鬼気迫る表情から鋭いエルボーでダウンを奪う。
ライガーは立ち上がり、「鈴木!」と叫びながら掌底。しかし、鈴木はエルボーで動きを止めると、ついにゴッチ式パイルドライバーを炸裂。この一撃で3カウントを奪い、鈴木が勝利を収めた。